急性白血病で妻を亡くすと医者に嫌悪感を抱き、反原発になるようです。

今回はツイートと解説、両方の内容をよく読んでしっかり判断して貰いたいので、あえてデコりませんでした。 ※すんません、タイトル間違えてました。(「急性白骨病~」って書いてた) ※自分メモ(240060)
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@japanwings

みなさん、おはよう。今日で10ヶ月ですね。これから少しばかり、昔話しをします。すこし重い話だけど、聴いて下さい。(^-^)/

2012-01-11 07:56:42

急性骨髄性白血病は難病です。

@japanwings

白血病。300日間以上、闘病パートナーであった主治医が、妻の死から数時間「今後の研究のため、奥さんのご遺体を解剖させて欲しい」と言った。何も間違ったことは言っていない。ただ彼と私の立ち位置は全く異なり、感情として相容れない部分があると知った。妻は「貴重なサンプル」でもあったのだ。

2012-01-11 07:58:09
@japanwings

白血病治療。放射線・抗癌剤・移植のうちその患者に可能なものは限られる。つまり「この治療をやらなくてはあなたは死にますよ」しかない。そうやって患者は病院に縛られる。いったん回復したように見える寛解はあっても最終的な治癒率は低く、治療と言う名の「実験」である。@japanwings

2012-01-11 08:01:45
@japanwings

白血病患者は貴重なサンプルなのだ。これは医師にとって、当たり前のことであり、ことさら患者にそれを強調することはない。医療において、発病の作用秩序や治療方法が確立しない難病は、全て貴重なサンプルから「データを採取・回収する」ことから取り掛かる。@japanwings

2012-01-11 08:04:12

【解説】
「治療」と一口に云っても、根治を目的とした治療もあれば、延命を目的とした延命治療もあるし、長期的措置が必要ないわゆる加療と呼ばれる治療方法もあるわけですが、特に後二者を前提とする事が多い白血病治療を語るのに、根治治療を前提にするのは何故でしょう?

 初めて親類縁者に白血病患者が現れて困惑し、かつ死に別れる事となった時には、確かに医学に対する不信感は募るでしょう。しかし白血病に関してきちんと学べば、元々白血病が根治の見込みが薄い病気である事は誰にでも理解出来るはずです。

 ちなみにですが、急性骨髄性白血病の完全寛解率(完治に近い状態を意味する医学用語)は全体で60~80パーセント。一方、5年生存率(完全寛解後の生存率を意味する医学用語)は20~30パーセントです。

 浅学な知識で白血病治療を「実験」と称するのは医学や医療を志す者全ての冒涜です。医者は例え30パーセントの確率でも「ほんの僅かでも生き延びたい」と望む本人や「少しでも長く生きていて欲しい」と望む家族や縁者の声に対し、自分たちが出来る精一杯の手段で応えているに過ぎません。

有り難いお言葉です。

@japanwings

このTweetに偶然出くわした難病・白血病の患者さん。病気と闘うとともに、残された人生の質についても、お医者さんと忌憚なく話し合ってください。耳に心地よい話ばかりではなく、最悪の場合についても訊いて下さい。あなたの人生が、他ならぬあなたのものであるために。@japanwings

2012-01-11 08:10:50

【感想】
 このツイートだけ見れば、うっかりRTしたくなるほどスゲー良い事云ってるんだけど……ねえ。

汝、経験則を一般論として語るなかれ。(1)

@japanwings

医師は病気を治してくれるものと、私たちは信じて治療する。万能ではないのに、その信頼のもと、神のように傲慢にふるまう医師がいる。私が、福島県放射線アドバイザーの山下さんや、東大の放射線治療チームの中川さんに、言いようのない嫌悪感を感じるのは、このためである。@japanwings

2012-01-11 08:22:42

【解説】
 japanwingsさんにとって「治療」とは病気を完全に治す事だけであり、治療の中で生じるリスクや延命治療という概念は一切存在しないようです。

汝、経験則を一般論として語るなかれ。(2)

@japanwings

私の経験から見れば、白血病など難病の治療に失敗した医師は、己の無力さに苦悩しながら、自分を研究者の立場へとシフトし、罪悪感を軽くする。貴重なサンプルからの、今後の治療確立に有用なデータ回収に取り掛かる。だが、助けることの出来なかった患者は、二度と帰らない。@japanwings

2012-01-11 08:35:52

【解説】
 百歩譲って彼が前妻を急性白血病で亡くしたのが事実だとしても、たった一度の体験だけで一般論を語るとか、非常に解りやすい詭弁のサンプル例ですね。
 せめて、その難病治療に失敗した医師の具体名をあげていただければよかったんですけどね。

4ツイートでよく理解出来る矛盾のサンプル例。

@japanwings

作用秩序、発病率、治療方法の確立していない放射性物質による被曝障害について絶対安全などという資格のある医師は一人もいない。リスク・マネジメントとは、わかりやすい言葉でいえば「妥協の産物」ということでしかなく、私は他人の妥協の産物で、もう家族を失いたくない。@japanwings

2012-01-11 08:52:43
@japanwings

そういった経験の中から、私は、福島県の方が、万が一にも、貴重な放射線障害のサンプルのように扱われ、そこに留まるように懐柔され、未知のデータを回収するモルモットとされることがないように願っている。時として科学者や医師は非常に無力だ、ということを知って欲しい。@japanwings

2012-01-11 08:59:30

【解説】
 ちなみに、彼は過去にこんな発言をしていますね。↓


放射線核種によっては、生殖細胞に蓄積するものがありますから、子供を生むことが出来なくなります。現在福島では最低120万人がその危険にさらされ、子供の25人に一人が癌や白血病になる恐れが出ています。煙草と原子力はスケールがだいぶ違いますよ。RT@simasimacco: 煙草大好き



造血幹細胞があれば白血病に対処できる。福島原発作業者の命を守ることができる。身を捨て日本を守る彼らを、なぜ全力で守ろうとしないのか!#genpatu #nuclear #NUKEjp #hibaku #houshanou #save_child #save_fukushima


過去に“被曝を原因とする作用秩序、発病率、治療方法を前提とする批判”を展開していたにも関わらず、今現在において(過去の)体験談を元に正反対の見解で批判を展開するとか、なかなかアクロバティックな主張ですね。

最初のフリが結論と無関係な、牽強付会のサンプル例。

@japanwings

山下俊一先生の大学ホームページやドイツのシュピーゲル誌インタビューを読むにつけ、先生が一人でも多くの人を危険から遠ざけようというスタンスではなく、一人でも多くのサンプルを確保し、分析し、データ回収したいという意欲に溢れていることに気がつき背筋が寒くなった。@japanwings

2012-01-11 18:21:33
@japanwings

いわゆるチーム中川、東京大学医学部附属病院の中川恵一さんと放射線治療チームについても、山下俊一さんと同じ違和感を感じる。「放射線医が語る被ばくと発がんの真実 (ベスト新書)」がベストセラーになっている現状に目の前が暗くなる。真実?真実に人間は到達したのか?@japanwings

2012-01-11 18:30:38