20120115 「阿部悦子と市民の広場」にて 愛媛県松山市

ほんのこ @shbttsy74

どうすれば議員を動かすことができるのか？　阿部県議「京大の小出裕章助教は『それがわかっていれば、ぼくがとっくにやっている』と。やれることは、みんなそれぞれのところでやってきた。原発さよなら四国ネットワークも、伊方の地元でチラシを配って」

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阿部県議「地元の人はみんなそのチラシをほしがる。本当の情報をほしがっている。プルサーマル反対の署名に、隠れるようにして書いてくれたり、街頭演説を家の中からそっと聴いてくれたり」

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阿部県議「3.11後に伊方町に入り、伊方原発をとめようの一言だけで県議会議員になった、と演説したら、多くの人が外に出て聴いてくれた。3.11前とは違っている。手を振ってくれたり」

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参加者「原発を選択していない国から、こういう流れで止まったというモデルを得られないか？県や国の規模でなく、世界的な規模になる話。事例がないわけではない」「ヨーロッパは声を挙げる気質がある。日本では…」

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参加者「松山市の姉妹都市、サクラメントが住民投票して、原発をとめたいと。松山市でも住民投票をやろうという動きがあれば、サクラメントと連絡をとりあえる」「愛媛県の有権者は120万人。2万4000筆集まれば直接請求できる」

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阿部県議「署名は、受任者として登録した人だけが集められる。それを始めるまでの仕込みの時間がいる。私も直接請求の動きを今治市でやったことがある。有権者の20分の1以上。その3倍くらい集めた。全てのことをなげうって、3ヶ月くらいはそれにかかりっきり。若い人たちのエネルギーで」

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阿部県議「ただそれをするには、3ヶ月はかかるだろう。集めるのは1ヶ月（今治市の場合。県は2ヶ月）。織田ヶ浜の埋め立てに関する。否決された。理由は、『間接民主主義を否定するものである』というバカバカしい理由で」

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阿部県議「今回のことも、否決される可能性はなくはない。だが、やる意味はある。ただ、議会が1ヶ月後に始まる。2月中旬。だから、愛媛県議会に対して2月中旬までに、何をするかが求められている。直接請求の運動をすることも素晴らしいが」

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阿部県議「勉強会をして、何を勝ち取るのか、受任者はどうするかを考えないといけない。相当な力がいる。『みどりの未来』メーリングリストに入っているが、そこの人たちがよくやっている」

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阿部県議「去年4月の選挙で、全国各地の無党派や市民派、脱原発派が落ちている。被災地は統一地方選を3ヶ月伸ばすと決まったが、私たちは全国の選挙も伸ばせと言ってきた。4月選挙では、ほとんどの候補者が街宣車を出さなかった。他党は原発の話にほとんど触れなかった」

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阿部県議「私は、パンフでも街頭演説でも原発を止めようということばかりを言った。ひとつの賭けだった。選挙に500万円ほどかかるが、みなさんのカンパで、ボランティアで戦い、一席をとれた」

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阿部県議「私がお願いしたいのは、請願を出してほしい。松山市近辺の人しか出さない、じゃなくて。県民の声が届かないと、議員は自分の立場を守る。つながりやお金に勝るみなさんの力を。これまで脱原発の請願は議会で全て否決されてきた。私と共産党だけが野党。社民党含めて与党。知事与党」

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阿部県議「だけど二元代表制というのは、議員は全員野党でなければならない。執行部をチェックするのは野党だけしかできないから。ほかの議員さんに、どんな請願なら通してくれるんですか？と聴いてみてほしい」

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阿部県議「シングルマザーの方々は、私たちは心細い思いで子供を育てているが〜という思いを書いている。ほかにも、いろいろな人の集まりがあるはず」

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参加者「東京でもデモがあったときに、違う集団が別れてやっていた。そうじゃなくて一緒にやろうよ、と山本太郎さんも言っていた。やっていることは別々でもいいのだが、名前を統一するとか、同じ目印を作るとか。日本の原発を全部廃炉するというのがファーストステップじゃないか」

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阿部県議「そうしたひとつにまとまったものは、バサッと潰されやすい。多様な運動があると潰しにくい。私は市民運動を30年やってきた。学校給食のことで、最初の運動をやって市長が変わった。お母さんたちのものすごい運動で」

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阿部県議「ゴルフ場リゾート法が1990年くらいに出てきて、国土の1％をゴルフ場にしようという計画があったが、瀬戸内の24箇所の建設計画を止めた。その運動は、ひとつが潰れても別の団体がまた動くから、潰せない。何かの時に一緒に動くというほうがいいと思う」

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阿部県議「党の人間は、党決定がないと動けないので、いろんな人が集まって動くことの困難さは経験している。どういう行動が原発を止めるのに最も効果的か、ということ」

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参加者「エネルギー問題そのものは地産地消、自分の足元にある問題に気づかないと解決しない。原発さよなら四国ネットワークは、本当にゆるい団体。言った者勝ちで考えついたことをどんどんやっていく。でも何か問題があれば一緒になって解決をしていく。どう議会にコミットすればいいかが先」

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参加者「みんながなぜ一斉に動けないのか、と思っていたが、今まで何年もやってきた世代に言っても違うと思う。色がついていない人が動いていけば結集できる、という流れもあるのかも」「原発を抱えている県と、そうでない県との温度差はある。伊方原発は愛媛県外では認知度が低い」

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参加者「請願の『見える化』の工夫を。ネットで公開など」「請願することそのものを外に見えるように。いまここまできている、どの議員と話した、こういう対応だった、など、どんどんネットにアップするようにして」「アラブの運動も、ソーシャルメディアを利用したのが要因だった」

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（訂正）阿部県議「県自民党は揺れている。自民党が一番福島にじゃんじゃん行っている。企業も経済も存続しないということをよく知っている。今までの四電とのつながりをどう絶ち切ってくるか（注。民主・玉井敏久県議は四電社員）。市民が直接ぶつけて」

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阿部県議「これから選挙の季節になる。どんどん議員に働きかけて」参加者「何も知らないから、当たって砕けろでやっていくタイプ」「事情を知らない若い人のほうが、アクティブに動いて、状況を動かしていく」「音が人の心を揺さぶる。アフリカのジャンベを使っている」

ほんのこ @shbttsy74

参加者「バーチャルでは人が集まるが、リアルでも人が集まるように、その仕掛けを」「愛媛大学生、就職に差し障りがあるからと、運動に加わらない」

ほんのこ @shbttsy74

以上で会は終了。当初の予定を30分ちかく延長していた。その後、ツイッターで募集した質問を阿部県議に訊く。