2012/01/15 JAXA タウンミーティング in 八尾 レポート
1/13 今回の出席者ですが、JAXA理事の本間さん、ISAS教授の久保田さん、広報部長の寺田さん、エグゼクティブアドバイザーの西浦さんです。 定員150名ですが、100名以上は参加していたようです。
2012-01-16 12:04:452/13 第一部 本間さんの講演 気候変動や異常気象の測定を行っている 東日本大震災で働いた衛星はだいちときく8号 だいちは政府自治体自衛隊に観測データを提供した きく8号は通信がマヒした被災地に小型のアンテナを設置して通信し、安否確認や情報収集に活用された
2012-01-16 12:05:143/13 第一部 質疑応答 Q.宇宙庁の設立や安全保障面にJAXAが取り組む可能性があるが予算はどうなるのか A.2年前に宇宙基本法が成立したが、条文のなかに安全保障と産業振興に積極的に宇宙を利用するとあるため業務範囲を議論している最中
2012-01-16 12:05:534/13 A(続き).JAXAとしてははやぶさ2は重要なものと位置付けており、予算が減額されたが0ではないので完全にできないわけではないのでやっていきたい
2012-01-16 12:06:115/13 Q.だいちでデータ観測した際のタイムラグはどれくらいあるのか A.指示後データとして利用に最速で2時間ほど。 ただ、2,3日に一度しか同じ所を通らない。 対策として世界各国の衛星を利用している。東日本大震災で一番早くデータ観測したのは台湾の衛星
2012-01-16 12:07:276/13 第二部 久保田先生講演 はやぶさについての基本的なお話をいただきました。 第二部 質疑応答 Q.国家予算以外に収入はあるのか。また、募金とかできないのか A.収入があると予算がつかないおそれがあるが、現在募金や寄付金を募る制度を数か月以内に始める予定
2012-01-16 12:07:527/13 Q.イオンエンジン技術の地球での応用は可能か A.そのまま利用は難しいが、イオンを加速させる技術はイオンを使った洗浄などの技術に使われる可能性は高い また、人工衛星でイオンエンジンを使って空気抵抗をキャンセルすれば、 上空180kmくらいまでなら低くできる可能性がある。
2012-01-16 12:08:138/13 Q.はやぶさのトラブルの中でイオンエンジンのニコイチ運用は想定外なのかどうか A.まず、運用が4年から7年になったことは想定外で、いつイオンエンジンが使えなくなるかがわからなかった。 実際には残りの1つ以外故障し、残りの1つも出力が半分しかなかった。
2012-01-16 12:08:289/13 A(続き).出力が半分になったイオンエンジンと、地球のスイングバイを利用してもう2年後に帰還できる軌道を計算していた。 つないだダイオードは設計図にも記載されていない。 ニコイチ運用かスイングバイかどちらを使うか議論したが、最終的にはニコイチ運用することになった。
2012-01-16 12:08:5510/13 Q.はやぶさ2が2014年打ち上げ予定だが、予算が減額された現状で間に合うのか。間に合わなかった場合、次のローンチウインドウはいつか A.2014年のウインドウのほかに2015年にサブウインドウがある。ただ、2014年に打ち上げられるようJAXAも頑張りますとのこと
2012-01-16 12:09:1611/13 Q.はやぶさ2にミネルバ2搭載する予定は? A.はやぶさ2に搭載スペースを確保している。次回は手動ではなく自立誘導での着陸方式へ変更してリベンジします。 また、大学と協力してもう一台搭載することも考えている。スペースがあれば載せたいと思っている。
2012-01-16 12:09:2612/13 広報活動をもっとしてほしいとの意見もありましたが、全体として宇宙開発に好意的な意見が多かったです。 今回のタウンミーティングはすごく有意義でした。
2012-01-16 12:09:34