村上隆は、現代美術家を(あえてこういう言い方をするけど)超えようとしていると思う。それが感動した最大の理由です。
2012-02-08 07:33:38それは村上隆本人がなんども答えている。日本の美術館は村上隆に機会と費用を与えないから。RT @psychewatarunn: @hazuma なんで日本でもやってくれないんですか? めっちゃみたいけど、スペインいるしみれない。 お金ない学生にも見る機会が欲しいです。
2012-02-08 07:35:09ただ、どこか一箇所にいて、金ないけどいいものすべて見ようというのは、美術に関しては無理。こればかりは自分への投資だと思うしかないですよ。
2012-02-08 07:35:56知らん知らんw 調べてください。RT @subarunaga: @hazuma いきなりの質問で申し訳ありません。あの、カタールでのホテル相場はどのくらいですか? 往復の費用はなんとか調べられましたが、宿泊費の相場がいまいち見えなくて……
2012-02-08 07:36:15五百羅漢図は(繰り返すけど)100メートル。全部揃うのはこれが最初で最後かもしれない。RT @kitaokanagato: これはもう卒業旅行はカタールに決定だろうか。しかし中東は遠いな。でも今見ておかないとこんな機会二度ないかもしれない。一人じゃ不安だから美術好き
2012-02-08 07:39:08ところで、今回の個展は、五百羅漢図以外にもいろいろ見所あって村上隆展としてそもそも出色の出来なのだけど——ただやっばり、僕的にはあまりに五百羅漢図の衝撃がでかかった! あれは美術の素養とかまったくなくても、なにか感じるところがある作品だと思う。ぼくも6歳の娘に見せたかった。
2012-02-08 07:41:42ぼくの思うに、宗教は哲学より偉いし、哲学は批評より偉い。そして現代美術はたいてい批評で対処できる。哲学が必要なのはごく少数。しかし村上隆の新作五百羅漢図は宗教の領域に、つまり祈りとか救いとかの世界に届いている(とぼくは思う)。完敗ですよ。。
2012-02-08 07:45:54そうだ。寝る前にひとこと。カタールは観光資源が乏しいので、中東旅行を絡めるならドバイがお勧めです。ドバイードーハは飛行機で1時間ぐらい。
2012-02-08 08:11:39ドーハは現在、朝の7時。カーテンを開けると、ペルシャ湾に面したホテルの窓から、蜃気楼のような高層ビル群と巨大な船が見えている。
2012-02-08 13:01:14昨日はドーハでの村上隆「エゴ」展をとにかく見続けた。13時に会場入りして、18時半まで5時間半、とにかくぶっ続けで見た。ニコ生も気づかなかった。それでもまだぜんぜん見足りない。
2012-02-08 13:04:17ドーハでの村上隆展、作品が巨大なのはもちろんだが、個々の仕上げがほとんど宝飾品のレベルに達していて、しかもそこに膨大なストーリーが織り込まれている。見るべき情報の方が個人の体力を超えている。5時間半でやめたのは体力的に限界が来ただけ。
2012-02-08 13:06:54ドーハでの村上隆展、100メートルに及ぶ五百羅漢では、驚くことに表面の質感は試行錯誤を経てむしろ複雑化している。藤田嗣治「秋田の行事」岡本太郎「明日の神話」も凌駕し、平山郁夫のシルクロードの更に先へと突入。銀河や太陽系さえ描かれていて、まったくの異次元。まさに宇宙レベルの大作。
2012-02-08 13:13:46ドーハで村上隆展、文化や芸術というよりも「文明」という言葉が浮かんで来る。会場の隅々にまで漂っている雰囲気は、西洋で言う「ART」という語も吞み込んで、容量がもっと大きい。
2012-02-08 13:17:32ドーハでの村上隆展、ARTはもちろんだが、そこに日本画、日本美術、マンガ、アニメ、種々のエンターテインメント、映画、グッズ、ハイファッション、建築、教育、メディア、外交、そして3・11まで、会場ですべてが連鎖し、巨大な宇宙(EGO)をかたちづくっている。
2012-02-08 13:22:37ドーハでの村上隆展、直接に原発事故に言及したものはないが、入って最初の部屋に置かれたキノコのプレート彫刻(1999)などは、いま見るとおのずと放射性物質を連想させ、そしてこの流れは原爆のキノコ雲を扱った次室のタイムボカン連作へと導かれていく。すべてが繋がっている。
2012-02-08 13:25:10ドーハでの村上隆展、考えてみれば彼が発案した数々のキャラ図像は、もともと「ヒロシマ=リトルボーイ」以後の放射能キャラだった。つまりここでは「日本の戦後」と「震災以後」が「ART」を軸にピタリと重なり、アラビア半島を舞台に、「美術」史<以前=以後>の「文明」の風景と一体化している。
2012-02-08 13:32:38ドーハでの村上隆展、かつてNYで開かれた「リトルボーイ」〜「(C)ムラカミ」展が、日本の原子力政策のルーツとしてのアメリカで開かれたのに次いで、今回の「エゴ」展は、日本を同じ道へと導いたもうひとつの起源となる場所で行われている。しかも両者は、会場の中で表裏のように隣接して見える。
2012-02-08 13:40:26とにかく、これはいままでの数ある村上隆の展覧会のなかでも、質〜量〜意味とも、ずばぬけて最大級の代物。絶対に目撃しておく必要がある。
2012-02-08 13:42:48「ドーハの悲劇」から「ドーハの栄誉」へと。十年後にワールドカップを控えたここカタールで。2012年2月8日記す。
2012-02-08 13:46:44cf.
アーティストにもアスリートと同じように身体造りの期間は必要。コンセプト優先の西欧式アートエデュケーションは一部の天才しか生き残れないようになってる。まぁ、それで良いのだが、日本人は天才論、否定的じゃん。だったらトレーニングのメソッドのオリジンを模索、策定、実行すべき。
2012-01-17 08:27:06プロってほんと、つまんねぇ〜日々ですよ、毎日同じスタジオでうまく行かない画面とにらめっこして、匍匐前進で進めて行って、「あ、これでいいかな」って思える瞬間にわずかな喜びがあって、、、って、報酬って、それだけだもんなぁ〜。退屈な現場です。
2012-01-17 08:34:51