トップ 2012年 2月 12日 2012年2月12日 ヴェリスさん (`・ω・´)ゞ Dng55ieXwaybJ76 932 1 0 0 0 0 ツイート 0 いいね!0 いゔさん@5さい @earvelice ---------- 以下黒歴史 ---------- 2012-02-12 21:38:51 いゔさん@5さい @earvelice とある平日の夕方。もう陽も落ち始めようという時間。 2012-02-12 21:39:08 いゔさん@5さい @earvelice 俺は、教室に忘れ物を取りに行こうと走っていた。 2012-02-12 21:39:13 いゔさん@5さい @earvelice 忘れたのが教科書だったり、ただのプリントだったならまだいいだろう。 2012-02-12 21:39:18 いゔさん@5さい @earvelice 「よりによって、あの鬼の宿題ってのはマズいだろ!」 2012-02-12 21:39:23 いゔさん@5さい @earvelice 宿題を忘れたりしたものなら即座に指導室へ生徒を連れて行き、説教をすることで有名な教師だ。 2012-02-12 21:39:29 いゔさん@5さい @earvelice 生徒は皆、鬼に恐怖し、最低教師だと言うが…宿題のするしないを教師で選ぶ生徒も、教師のことを言えたものではないと思う。 2012-02-12 21:39:34 いゔさん@5さい @earvelice とにもかくにも、鬼は学校に宿題を忘れましたなんて言い訳は通用しない。 2012-02-12 21:39:42 いゔさん@5さい @earvelice 何が何でも回収し、解き、明日の提出に間に合わせなければならない。 2012-02-12 21:39:48 いゔさん@5さい @earvelice 俺の教室はもう目前だ。一刻でも早く回収し、家で解かねばなるまい…! 2012-02-12 21:39:54 いゔさん@5さい @earvelice 手前の教室を通り過ぎようとした瞬間。 2012-02-12 21:40:03 いゔさん@5さい @earvelice ガタン、と机に何かがぶつかる音がした。 2012-02-12 21:40:09 いゔさん@5さい @earvelice 下校時間はとっくに過ぎ、部活をしている生徒ももう残っていない時間だ。 2012-02-12 21:40:14 いゔさん@5さい @earvelice まだ誰かが残っているのだろうか?と、あまり気に留めずに戸に手をかけた瞬間、話し声が聞こえてきた。 2012-02-12 21:40:19 いゔさん@5さい @earvelice 「こんな時間に僕を呼び出して何か用かい?」 2012-02-12 21:40:23 いゔさん@5さい @earvelice 「えっとね…その…」 2012-02-12 21:40:27 いゔさん@5さい @earvelice …どうやら若き二人が青春をしているようだった。いや、俺も同い年なんだけれども。 2012-02-12 21:40:32 いゔさん@5さい @earvelice これは踏み入ってはいけない雰囲気だ。が、俺は忘れ物を取りに戻ってきたのだ。帰る訳にもいかない。 2012-02-12 21:40:36 いゔさん@5さい @earvelice では、俺はここで何をすべきなのか…。 2012-02-12 21:40:42 いゔさん@5さい @earvelice …決まってるじゃないか。 2012-02-12 21:40:48 いゔさん@5さい @earvelice 壁に耳あり障子に目あり、だ。用法は間違ってるけれども。 2012-02-12 21:40:52 いゔさん@5さい @earvelice 俺はそっと、壁に耳を当てて二人の話を静聴することにした。 2012-02-12 21:40:57 いゔさん@5さい @earvelice 目を瞑り、教室の中を想像する。 2012-02-12 21:41:02 いゔさん@5さい @earvelice 「一年生の時から、ずっと見てました」 2012-02-12 21:41:07 いゔさん@5さい @earvelice 夕陽が見える紅に染まる教室の中、向き会う男女の姿が容易に想像できた。 2012-02-12 21:41:11 1 2 ・・ 4 次へ