さらにちょっと落ち着いたがさっき沸き起こった性欲だけは誰かになんとかしてもらう必要があるのだった こてつくんは適当な相手におでんわをかけてがつがつぬぽぬぽやってもらうのだった だいたい12回ぐらいイったところで徳光和夫がやってきたのでそこでおわりになるのだった 虎徹さん大好き
2012-02-13 20:24:08徳光和夫は24時間テレビのTシャツ姿でこてつくんのおようふくを全部表裏逆にして出て行ったのであわてて逆にしようとするとそこらじゅうに徳光和夫汁がついているのだった どうやっても徳光和夫汁はふき取れない
2012-02-13 20:25:55徳光和夫汁はみどりいろだった こてつくんは自分のラッキーカラーであるみどりいろがすごく汚されたような気がしたけれど我慢をして窓の外を眺めて一人で「あれはビルだ」ごっこをするのだった
2012-02-13 20:28:44そこにバニーちゃんがあらわれて「何言ってるんですかオジさん!あれもこれも全部ビルですよ!もしくはビル以外の何かです!」といいながらドクターペッパーを一気飲みしたがあまりのまずさに青汁で口直しをした バニーちゃんはふんどし姿
2012-02-13 20:30:48「徳光和夫汁はイチゴ味なんですよ!!」バニーちゃんの言うことに間違いはないと思いこてつくんは自分の服についたみどりいろの汁をなめてみた しかしそれはどう考えてもポタージュ味なのだった
2012-02-14 06:25:47「ポタージュじゃねえかこのバカウサギ!!!」こてつくんはみどりいろの汁をバニーちゃんになすりつけるとどうやらそれはかゆいのときもちいいのの間だったらしくあえぎかゆがりだした「あっ…は、やっ、かゆいっ、かいて、かいてえええ」
2012-02-14 06:27:44徳光和夫汁はどう考えてもポタージュ味だったがバニーちゃんはどうしてもイチゴ味だというので喧嘩になった 「これがイチゴのわけがねえだろうが!!!」「あなたこそ舌くさってるんじゃないですかどう考えてもこれはイチゴですよ 大体徳光和夫の汁がポタージュなわけないじゃないですか!!!」
2012-02-14 16:52:13徳光和夫本人はお玉からくりだされた虎徹ビームによってすでにばらばらになってやっつけられていたが体からはまだ生暖かい汁が流れ出ている ポタージュだとしても イチゴだとしても 二人にとってそれが美味なものであることは間違いない こてつくんは手に持ったおたまでそっと徳光和夫汁をすくった
2012-02-14 16:55:34最近徳光和夫はバニーをとにかく捕まえたいらしく投網を打ったり汁をかけてきたりする 汁はイチゴ味になったりポタージュ味になったりしてそれなりにおいしいのでいいのだが、とにかく気になるのはあの顔だ
2012-02-15 02:34:03お前は七福神かといいたくなるような福福しい顔をしていて、心はどろのように汚れているくせにまるでいいやつみたいに見える バニーは本当は徳光和夫がきらいなのだ
2012-02-15 02:35:04ある日バニーに「携帯の番号おしえて、ねえ教えてよ」と迫る徳光を引き剥がしにいくと、耳のあたりがなんだか気になった 耳たぶはなんというか すばらしい福耳なのだが 人よりもうんと大きなその耳たぶが そこだけちょっとぞわぞわっと動いているのだ
2012-02-15 02:36:39一瞬いやな予感がしてぱっ、と手をはなし、バニーの体をとりあえず俺の背中側にまわした。徳光和夫の耳わぞわぞわそわそわ、と動き、表面に中から針でついたような穴がちりちりいくつか開く 「なっ、なんだあれ!!!」「なんかでてきましたよ!!!」小さく開いた穴が少しづつ大きくなる
2012-02-15 02:38:37中から小さくてやわらかくてふにゃっとしているそして自分でうごくはだいろのまるいものがいくつもくにょん、くにょんと体を動かしながら出てきた 「なんですか、なんですかあれ!!!!」「…幼虫だ…」それこそ無数に徳光の耳たぶから幼虫は湧き出てくる。まるいものがたくさん並ぶときもちわるい
2012-02-15 02:40:29「これはねえ 卵なんだよ」徳光は耳たぶをかるく 幼虫と一緒に引っ張って言った。 徳光もちいさいころ幼虫だったのだろうか 幼虫たちは耳からぽろぽろこぼれてえさをさがすためにそれぞれの進行方向へ動く うぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞ
2012-02-15 02:42:02俺とバニーはとにかく手を握り合って無数の幼虫があちこちへ歩いていくところを見ていた。徳光は微笑んでいる。 耳からは緑色の汁が出ている
2012-02-15 02:42:55徳光の24HテレビTシャツにはところどころ緑色の汁がしみ込んでいるが ずいぶん長いこと洗濯はされていないらしく 袖のあたりや首まわりは明らかにみてそうとわかるぐらいぼおっと色が沈んで 汚れている 汁はそのへんに付着しまくりだ
2012-02-15 07:42:17なぜ徳光和夫がバニーにあれだけ執着するのかはわからない はじめはテレビ番組で一緒になったのがきっかけだったが、徳光はバニーに 自分の食べかけのお弁当と飲みかけのお茶をどうしてもやるといって聞かないのだ それはどう考えても好意には聞こえないが、周りの人間は「徳さんがそういってます」
2012-02-15 07:44:02なんていって徳光に気をつかい バニーにその食いかけの弁当を渡そうとするのだ おいおい、ちょっとおかしいだろ、と俺が間に割って入ると徳光はスーツ姿からばりん、と服を破り24HTシャツになった
2012-02-15 07:45:09バニーのところへ1日に大体20回ぐらい電話してくるようになった徳光は、毎日なにかをバニーにあげるというらしい。昨日はちくわをあげる、ちくわをあげると連呼していたそうだ そのはなしをしているとまた徳光から電話がかかってきた「もしもしもし」「…今日はなんなんですか」
2012-02-15 18:28:06「今日はね 寂しい思いさせるかもしれないけど 電話できないし いけないんだ 邪魔が入って」「寂しくないです では」バニーは電話をぶつっと切った 邪魔というのがなんなのか そのたとすぐにわかった 邪魔というのは梅沢富美雄だった
2012-02-15 18:29:15梅沢富美雄のことをどうも徳光和夫はすごく苦手らしい 「君が徳光に困ってるって聞いてね」そういって握手を求めてくる バニーはもう徳光にまとわりつかれないと思うと安心したのか梅沢富美雄の手を握り返したが 俺はどうも そのときの梅沢の目が気になった
2012-02-15 18:30:50梅沢の目は黄色くにごっていて どう考えてもいい人間の目には見えなかった 僕が守ってあげようといってすごく長いゴム長靴をはいているくせになぜかチラッと見えるニーハイにはフリルがついているのだ そしてズボンははいていない
2012-02-15 18:32:27ズボンをはいていないから股間が屹立しているのはまるわかりだ そんな梅沢と平気な顔で握手しているバニーも鈍いにもほどがある これだったら 徳光のほうが汁をだすだけましかもしれない つづく
2012-02-15 18:33:55徳光と梅沢はバニーを巡ってなにかトラブルになったらしかった バニーにちくわをやれなかった徳光のかわりに梅沢はどうやら毎日バニーに観光地のペナントを持ってくるらしい
2012-02-16 02:06:20毎日三角形のペナントがバニーの荷物の上にかけられていて いろとりどりのペナントはもう28枚にもなった 徳光はその捨てる訳にもいかないペナントをバニーが持っていることを知って嫉妬に怒り狂ったらしい
2012-02-16 02:07:56