MMDerが岩手の復興支援ボランティアに行ってきました

2/15から2/18にかけて、岩手県遠野市で行われている東日本大震災の復興支援ボランティアに参加してきました。そこで経験したことをまとめます。
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Rick@新作モーション配布中 @Rick_514

三日間のボランティアを終え、東京行きの列車に乗りました。到着まで3時間の長丁場です。

2012-02-18 19:58:32
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ボランティアの拠点があった遠野は-17℃まで下がることもありました。全裸を信念とするMMDerには厳しい世界でした(ヽ´ω`)

2012-02-18 19:59:52
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まぁ冗談は置いておいて、ボランティアの活動は多くの人に現地を知って頂くことも含まれています。これから私が現地で見た・聞いた・感じたことを呟きたいと思います。

2012-02-18 20:01:38
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通常なら、ミュートするなりリムーブするなりして下さいと言うところですが、今回だけは私のツイートを眺めていただければ幸いです。

2012-02-18 20:04:31
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考えながら書いているのと、身の上話を含むのでとりとめの無い話になると思いますが、お目汚し失礼します。

2012-02-18 20:05:52
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現地には2/15に前日入りしました。すでに数十名のボランティアの方々がおり、用意されたプレハブがいっぱいになるほどでした。数ヵ月の長期に渡って滞在されている方もおり、なかなか味わえない雰囲気でした。

2012-02-18 20:10:45
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同じ日に来られたお髭のご老人はカウンセラの先生でした。被災者の声を聞くため、ボランティア団体の職員として働きに来たそうです。余談ですが転職に悩んでいた私の話を聞いていただきました。

2012-02-18 20:12:37
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現地のボランティアは自己完結が原則です。装備や食事は自前が当然で、宿舎も最低限の自治のためのルールがあるだけでした。

2012-02-18 20:13:52
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2/16 活動初日です。現場や作業内容は自分で選べるのですが、私は大槌町というところの瓦礫撤去を選びました。大槌町というのはひょっこりひょうたん島のモデルとなった島があるところでさひ。震災当時、旅館の上に船が乗り上げた映像を見たことはあるでしょうか? あそこが大槌町です。

2012-02-18 20:18:32
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大槌町は目の前に漁港が広がる町です。海から近い部分は家が根こそぎ流され、基礎部分が残るだけでした。

2012-02-18 20:19:55
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しかし業者が入っているため、大きな瓦礫は撤去されていました。私たちが担当したのは、家の基礎に残る土砂や小さな瓦礫を撤去し、綺麗にすることです。これは住人(だった)方の個人の依頼とのことです。

2012-02-18 20:21:57
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大平洋側と言うことで遠野よりは暖かかったですが、0℃近くまで下がりました。粘土質の土砂が水を吸って凍っているのですが、これが曲者です。日本刀のように固さと柔らかさを兼ね備えており、ツルハシを入れてもびくともしませんでした。

2012-02-18 20:24:39
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作業をはじめて少ししたら、通りがかった年配の女性に話を聞くことができました。作業をしている家は独り暮しのおばあさんが住んでいらっしゃったそうです。そう言って涙ぐんでいたのを見て、私は認識の甘さを痛感しました。

2012-02-18 20:28:15
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地方のコミュニティは都会のそれとは違います。地区のほとんどの人の顔と名前が一致しており、家族に近い集団を形成しているということは、震災による心の傷もそれだけ深いものになります。自分の家族が被災しなくても、周りの誰かが欠けては駄目なのです。このときの光景が今も脳裏に焼き付いています

2012-02-18 20:31:19
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作業を再開してお昼になりました。この日の昼食は仮設の商店街で定食を頂きました。ボランティア活動は地域の方にも知られているようで、席を譲っていただいたお婆様達は快く挨拶をしてくれました。

2012-02-18 20:33:31
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現場に戻る途中、3~4メートルはある堤防が幾つも決壊しているのが見えました。津波の破壊力がいかに甚大なものだったかを今も残していました。

2012-02-18 20:34:54
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さらにその後ろには、堤防よりも高く積み上がった瓦礫の山がいくつもあり、いまだ手付かずのままでした。

2012-02-18 20:35:48
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この時、島田市の住民説明会で瓦礫の受け入れ反対があったニュースを目にしました。そう思うのも無理はないと思いますが、この光景を見て同じことを言えるだろうか、と考えました。

2012-02-18 20:37:37
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この日の活動を終えて、宿舎に戻ると色々な人と話をしました。春休みを利用して来た大学生、私と同じように転職中の方、定年を迎えて活動に参加した方。中には本職(ボランティア派遣事業のスタッフ)の方も何名かいらっしゃいました。

2012-02-18 20:40:07
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本職の方の話はとてもとても興味深い方でした。どなたも海外で活動されていて、私と何歳も変わらないのにとてもしっかりした方々だったという印象でした。

2012-02-18 20:41:40
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2/17 活動二日目。この日も前日と同じく大槌町を選びました。現場に向かう途中、釜石と言うところを通ります。ここも津波の被害が大きかったところで、今もその爪痕が見られました。

2012-02-18 20:43:20
Rick@新作モーション配布中 @Rick_514

釜石は半壊の建物が多く、業者の手がまだあまり入っていないことから、今にも崩れそうな建物や、瓦礫が中に残った建物がいくつもありました。

2012-02-18 20:44:40
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建物には「○」と「×」が書かれたものが多くありました。スタッフの方に聞いてみると、「×」は建物内から遺体が発見された印、「○」はそれを収容した印でした。

2012-02-18 20:46:24
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バスで通過する数分の間でさえ、数えきれないほどの印が見えました。それが意味することを知り、車内で涙を押さえることが出来ませんでした…。

2012-02-18 20:48:29
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現場に向かうバスの中で、大槌町の被災直後の写真集が回ってきました。家も車も生活用具も容赦なく流していく津波、男性の絶望的な表情、崩折れる女性…昨日立っていた土地でそんなことがあったということを思うと、また涙が溢れました。

2012-02-18 21:05:23