@tomicatomicaさんのほぼマンガ日記

トミヤマユキコ @tomicatomica

真鍋昌平『闇金ウシジマくん』20巻読了。グロシーンに（ヒっ！）ってなりつつ最後まで読んじゃうマジック未だ健在。しかしいかなる心境で暴力シーンを描いているのか真鍋せんせい…案外冷静なの？主婦売春やってる人の部屋の描写が丁寧で感動すると同時に底辺の何たるかを痛感させられ、どよーん…。

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安野モヨコ『ベイビーG』再読。女子高生だけどサイボーグ戦士の女の子・エミリが主人公。友だちと恋愛とマッドサイエンティスト(しかも天然)の父親と科学技術を駆使する悪の組織と…女子マンガと男子マンガのハイブリッド。エミリの戦闘服が毎回変わるしオサレなのがいかにも安野モヨコだなぁ。

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美内すずえ『ガラスの仮面』１巻読了。主人公のマヤが若草物語のベスになりきって生活するくだりで掃除機が出てくるんですけど、ヘッドがでかくて吸引力がダイソン並に凄そう。マヤが死にもの狂いで出前やった直後に海に飛び込み水没したチケットを救出していたのがまるでトライアスロンでした。

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東村アキコ『海月姫』８巻読了。フザけたインド人生地問屋が登場して混沌ぶり加速。三国志ヲタ・まやや様の「夏候惇のマネwithみたらし団子」が秀逸すぎて笑い死んだ。表向き「ネオ・ヲタ」ギャグマンガだけど「女子と労働」について真正面から取り組んでる数少ない作品なのでは？いやマジメに。

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市川春子『虫と歌』読了。スピードにのってグイグイ読んではいけないマンガ。絵画のようなコマと詩歌のようなセリフが繊細に組み合わされ、上質の砂糖菓子のようだ。虫や植物、あるいは人間の身体といったテーマがSFと融合するとこうなるのか…しかも胸キュンまで追加してあるじゃないか…ほえー。

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藤代冥砂『もう、家に帰ろう２』読了。前作から７年、藤代的「愛と人生」の解釈枠も内容も大幅に更新されていたが、根っこにあるのは「ありがとう、あみ（＝嫁）」の気持ちで不変。「モデル×写真家のオサレ生活フォト」を抜け出し、アラーキー＆陽子的なオーラをまとい始めた感じ。何度か涙腺崩壊。

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ヤマザキマリ『PIL』読了。風呂マンガ『テルマエ・ロマエ』のヤマザキさんが「女子高生×労働」というテーマを選んだのが面白いなぁ。PIL＝PUBLIC IMAGE LIMITED、主人公は坊主女子高生という「総パンク」設定。熟女にうつつを抜かす浪費家の爺ちゃんがダメ過ぎて愛しい。

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『カーサの猫村さん２』読了。猫村に突然の武士ブームが訪れ、頭に「愛」（直江兼続）ならぬ「猫」のマークが入った兜でキメるシーンかわいすぎて死亡。ていうか「猫村さん初めての「お楽しみボックス」が１１月下旬に発売されます！」というフライヤーが挟み込まれてて激しく動揺。ほしい、ほしいよ！

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松田洋子『ママゴト』１巻読了。スナックのママをしている女主人公にかつての女友達が子どもを半ば強引に預けて…美女×肥満児、ふたりのドタバタ同居生活に陰影を与えるのは、愛情をめぐる過去のトラウマ、ワケアリな人々、ビンボー生活。笑いときどき涙腺崩壊で名作の予感。次巻もたのしみだー。

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渡部ペコ『にこたま』３巻読了。巻末についてる番外編が自分的にはとくにツボ。だって中学生女子がエロの情報源としているのが、明らかに『週刊文春』の「淑女の雑誌から」なんですよ！わたしも親が文春買ってくると心の中でガッツポーズをしたもんだ。芸能ゴシップ読むフリして「淑女」熟読してたね。