「カナシバリ」という怪談を次々に口伝リレーで伝播させてみた
勝手に乗っからせてもらいましたが、不都合があれば消します。 RT @azukiglg オリジナル版 http://bit.ly/92prGx プチ甦怪版 http://bit.ly/9BPWcZ を、並べてみたw @kotatakada きゃあ、差がでるじゃないですかあ
2010-06-10 08:57:32どんどん乗っかっていいと思いますよ~。こうやってこの怪談が拡散したら都市伝説レベルまでいっちゃうかもですね。(笑)RT @tuuda3: 勝手に乗っからせてもらいましたが、不都合があれば消します。
2010-06-10 14:23:31@kotatakada @azukiglg もう色んな話を甦怪するといいと思うんだ。メジャーなものとかまで含めて。つまり音楽でいうところのカバー。
2010-06-10 14:34:45しかし、冷静に考えると甦怪は相当にマニアックな嗜みですよ。その筋の人じゃないと意味がわからない行為ですよ。(笑)RT @itoolsjp: @kotatakada @azukiglg もう色んな話を甦怪するといいと思うんだ。
2010-06-10 14:45:25甦怪はマニアックさと怪談本の両面を成立させたのが面白かったですね。 RT @kotatakada: しかし、冷静に考えると甦怪は相当にマニアックな嗜みですよ。その筋の人じゃないと意味がわからない行為ですよ。(笑)…
2010-06-10 14:55:34『「極」怖い話 罠』のあとがきから派生した結果が『「極」怖い話 甦怪』のリライト作業とも受け取れるし、怪談の学校的な機能もあり、単純に怪談本としても楽しめる。いずれにしても甦怪は、手に取る人によって楽しみ方が一方向に固定されていないところがとてもユニークな本だと思います。
2010-06-10 15:13:43@kotatakada @azukiglg むしろ口頭伝承なら自然と甦怪になる訳で、先祖返り的でもあるなと思ったり。つまり怪談のコアとは何かという話なのかもしれず。
2010-06-10 16:38:57オリジナル版 http://bit.ly/92prGx プチ甦怪版 http://bit.ly/9BPWcZ 痛田版 http://bit.ly/ddYU3j #sokai
2010-06-10 17:58:26これは140字怪談化とリライトの永久保存版にしたいです。有難うございます。 RT @azukiglg: オリジナル版 http://bit.ly/92prGx (続き http://bit.ly/a8ad9B http://bit.ly/dx4xPV) #sokai
2010-06-10 18:28:55「…シバリ…ナシバリ…」耳元で囁き続ける女の声で意識が戻った。またこの声か。身じろぎ出来ず、脂汗で湿った寝巻の上を、緩い風が通り過ぎる。声は止まない。姉から「同じよ」と聞いたのは子供の頃だった。母も同じだったという。姉もまだ悩まされているのだろうか。朝が来たら連絡しようと思った。
2010-06-10 20:13:45.@kotatakada 僕はハッシュタグ入っているので131字なんです。140字なら140字使いたいですね。あと僕のは自己体験談形式で書いてみました。このパターンが無かったので。
2010-06-10 20:21:05@kotatakada ざっと書くと160字ぐらいになっちゃうので、そこから削るのが腕の見せどころになりますねー。
2010-06-10 20:24:05@kotatakada @itoolsjp @azukiglg 携帯を忘れて出たせいで一日覗けなかった間に何て楽しい事をっ。混ぜて下さいw #sokai
2010-06-10 22:25:37金縛り体質であるY君は、幼い時からよくそういう目に遭った。身体が動かないのは仕方ないとして、どうにも我慢ならないものがある。『カナシバリ』身動きの取れない耳元で時に囁き、時に甲高く叫ぶ声。『カナシバリ』女がそう連呼する。「血筋かしら」話を聞いていた彼の姉は苦笑した。#sokai
2010-06-10 22:48:34「カナシバリ、カナシバリ、カナシバリ……」 ある時は甘く囁くように、ある時は鼓膜を裂くように荒々しく、Yさんの耳元で女が同じ言葉を繰り返す。金縛りには慣れた彼だったが、その声だけは慣れる事が出来ない。彼の最大の理解者は同じ経験を持つ姉だ。どうやらそういう血筋らしい。#sokai
2010-06-11 00:09:23開かずの踏み切りが降りた。右車窓をコンコンと叩かれたので、チラと目を向けると背広を着た男が申しわけ無さそうにこちらへ軽い会釈をしてくる。なんとなく目礼を返して、再び前を見ると、線路上に同じ男が立っていた。また男がこちらに頭を下げると、そのまま首がズルリと落ちた。電車はまだ来ない。
2010-06-11 05:00:23『カナシバリィッ!』今度は金切り声か。身動きできない体を持て余しながらY君は溜め息をついた。どうやら金縛りには慣れたが、その間延々と続くこの女の声だけは、どうしても無理である。囁き声、絶叫、様々だが、何れにしても我慢できない。姉に相談してみた。「あら、あんたもなの?」#sokai
2010-06-11 05:02:33“その声”はY君が金縛りに遭うたび現れる。「カナシバリ……。カナシバリ!」時に囁き、また闇を切り裂いて。「声が変るのは感情があるって事だから」身体硬直よりそちらの方が薄気味悪い。始め同居している姉の悪戯かと思ったが、その姉も同じ経験をしているという。どうやら血縁に潜むモノらしい。
2010-06-11 05:27:01@kotatakada こんなもんで如何でしょう? てか金縛りって心霊体験談としてはプチ扱いされがちですが、ある血族を取り巻く云々な方向で取材・構成してみると、また違った麺が見えてきそうですね。面白かったです。Y君には気の毒ですが。
2010-06-11 05:28:13