田中さんと佐藤さん

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

右だ　の一発変換が→田とは

ハチス @hachisu0103

@rate_rapiku 誰か→田中さんっていう片想い百合・・・？

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

@hachisu0103 田中さん…なんで気付いてくれないの…　なのか　田中さんの笑顔今日も素敵だわ。ずっと笑っていてほしいな　なのか

ハチス @hachisu0103

@rate_rapiku 前者かな！友達として田中さんの一番近くにいるけど、田中さんは自分のことをそういう対象として見てくれない、って感じです

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

@hachisu0103 でもこの関係を壊したくないから想いは伝えられない、って感じですかね？つらあああ　気付いてほしいけど気付いてもらいたくないとか…

ハチス @hachisu0103

@rate_rapiku 田中さんの「大好き」は、つまりは友達同士のアレってやつで。だからわたしも田中さんと同じ色の「大好き」を吐きだす。少しでも違う色が混ざってしまったら、元の色に戻せないから、そうして危うい綱渡りをしながら、なんとか田中さんの一番の友達を演じてきた・・・

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

@hachisu0103 上手く隠してきたつもりだった。でも「親友」の田中さんに隠し切れるはずもなくて。「最近なにかあった？」そう言って頬に触れてくる田中さん。私のちょっと火照った頬も逸らした目も、どこか鋭くて鈍い田中さんはきっと気付いてくれない。

ハチス @hachisu0103

@rate_rapiku 「最近ね、あなたに避けられてる気がしたから」「えっ？」「物理的にじゃなくて、精神的に。わたしと接しているときのあなたがちょっとつらそうで・・・たとえば、今も、あなたはわたしの目を見てくれてないわ」

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

@hachisu0103 「そんなこと…ないよ」「じゃあどうしてこっちを見てくれないの？」「それは…」目を合わすまいと頑張る私の顔を両手で包んで、無理矢理自分の方に向ける田中さん。ああどうして、どうしてそんなに真っ直ぐな目で見つめてくるんだろう

ハチス @hachisu0103

@rate_rapiku 逸らせないなら、目を閉じよう。ほら、もう田中さんのまっすぐな目は見えない。「・・・そんなにわたしのこと、嫌いなのかしら」違うの。これは私たちの関係を守るために―――「わたしは、佐藤さんが、好きなのに」未だにわたしの両頬を挟む手が震えているのに気付いた。

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

@hachisu0103 「言っちゃいけないって思ってたのに」こつん、と田中さんの額が私の額にくっつく。「聞えなかったなら何度でも言うから…っ。わたしは、佐藤さんが好き」「…っ」目を開けるのは怖い。だけど田中さんが泣いているのも嫌だから。目を瞑ったまま、田中さんの体を引き寄せた。

ハチス @hachisu0103

@rate_rapiku 相手の気持ちに気付いてなかったのはわたしの方で。今まで守ってきた「好き」の色を変えてしまったのは、田中さんの方だった。ほら、今度はわたしの「好き」を混ぜる番だよ。抱きしめた彼女の温度と同じ、温かい色の「好き」を作ろう。あなたの目を見て、伝えよう。

ラテ・ラピク@百合やきそばｿﾞﾝﾋﾞｨ @rate_rapiku

@hachisu0103 それからまたしばらく経って。ずっと守ってきた「好き」の色はなくなってしまったけど、二つの色は混ざって混ざってもっと温かい色になった。だからいつもと同じ調子で。二人にしか分からない色で伝えるよ。　「大好きだよ」「私も、大好き」