新iPadがきれいすぎるので解像度について整理してみた
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新しいiPadは2048x1536ピクセル。初代iPadとiPad 2の解像度は1024x768ピクセル。いずれの機種も画面サイズは9.7インチの4:3、つまり7.76x5.83インチ。dpiだと、旧機種が132、新機種が264。
2012-04-17 01:56:17昨日から解像度の話をしてるんだけど、今日わかったのは、解像度とよばれるものには二種類あるということ。ひとつは画像ファイルの解像度で単位はピクセルないしドット。そしてもうひとつは印刷物やディスプレイの解像度で、これはピクセル数と実サイズの比であらわされる。
2012-04-17 23:22:08画像の解像度とはいわゆる画素数。たとえば1936x1296ピクセルのデジカメ写真は、ヨコタテがそれだけの数のドットで表現されているということ。これは2.5メガピクセルであり、イコール250万画素。
2012-04-17 23:26:50で、ディスプレイの解像度は、dpi(1インチあたりのドット数≒1インチあたりのピクセル数ppi)とかその逆数の画素ピッチ(mm/ピクセル)で比較できる。dpiが大きい、つまり画素ピッチが小さいと高精細ということになる。
2012-04-17 23:31:48ディスプレイの解像度を考えるとき、画素数が同じ場合、画面サイズが大きいほどドットの密度が低い、つまり画質は粗いということになる。
2012-04-17 23:39:28ディスプレイのドット密度(dpi)は、ディスプレイのサイズをIインチ、ピクセル数をAxBピクセルとすると、((A^2+B^2)^(1/2))/Iで求まる。三平方の定理。
2012-04-18 00:53:29retinaディスプレイを起用した新iPadを例にdpiを考えると、I=9.7インチの2048x1536ピクセルなので、264dpiとなる。旧iPadはI=9.7インチの1024x768ピクセルで132dpi。
2012-04-17 23:50:13人間の肉眼の限界は500から600dpiで、商用雑誌の印刷では300dpi程度のドット密度らしい。新iPadの264dpiというのはたしかに雑誌にせまる値で、旧iPadの2倍の美しさ。言い換えると、新iPadは1ドットが96ミクロンというきめ細かさ。
2012-04-18 00:03:52さらに言うと、新iPadは315万画素(3.15メガピクセル)。デジカメで写真を撮るときにメモリを節約しようとこの値よりも小さいサイズにしてしまうと、新iPadの表示能力を下回り、デスクトップディスプレイでは気にならない粗さが目立つかもしれない。
2012-04-18 00:14:35とはいえ、最近のデジカメはコンパクトでも10メガピクセルくらいで撮れるのでカメラが新iPadに対して役不足ということにはならないはず。もちろんイメージセンサが小さいカメラの写真は画素数が大きくてもあまりきれいじゃないけど。
2012-04-18 00:17:10今回確認したかったことは、解像度の知識を整理すること。そして、いろいろな単位が出てきたけど、新iPadは高精細なので全画面表示でもきれいに表示するには2048x1536ピクセル(3.15メガピクセル)以上の写真なり画像なりを使ったほうがいい、という結論。
2012-04-18 00:24:17現在売られているデスクトップディスプレイの主流は新iPadより粗いから、デスクトップ上で画質チェックしにくかったりする。たとえば電子書籍を制作するときには、画素数が十分な画像は一面掲載で、そうでない画像はページの一部に載せる、ということをすると吉かもね。
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