寿司ベクレルはどのくらい?

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■放射能汚染について、海への拡散状況について紹介します。

・原発事故から半年たった記事(動画)リンク
太平洋の汚染が拡がっています。銚子沖の黒潮が壁となり、東京湾への拡がりは少ないようです。

・2012年1月のNHK報道によると、東京湾の汚染も川を経由し、拡がっています(調査結果より)リンク
京大防災研究所の山敷研究室のシミュレーションによると、平地から川を通じて東京湾に流れてくるセシウムは、まず6ヶ月で

川に移動するそうです。そして東京湾のセシウムが最大になるのは2年2ヶ月後だそうです。東京湾はかなり奥まっていて拡散

しにくいので、この汚染は10年以上続くということでした。
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■水産物のセシウム値 について紹介します。

水産物のセシウム値 12/31公表分までの実測値

浮魚(幼魚) コウナゴ 4月 10000Bq/kg ⇒ 12月 100Bq/kg (いわき市)

底魚(砂地) ヒラメ  4月 300Bq/kg ⇒ 12月 400Bq/kg (いわき市)
            4月 0Bq/kg ⇒ 12月 400Bq/kg (銚子以南)

回遊魚(小型~中型) カタクチイワシ 6月 70Bq/kg ⇒ 12月 20Bq/kg (いわき市)
                 3月 5Bq/kg ⇒ 12月 5Bq/kg (銚子以南)

回遊魚(大型) スズキ 5月 70Bq/kg ⇒ 12月 250Bq/kg (いわき市)
            4月 2Bq/kg ⇒ 12月 10Bq/kg (銚子以南)

貝類(岩礁) アワビ 6月 500Bq/kg ⇒ 12月 10Bq/kg (いわき市)

海藻 コンブ 4月 1100Bq/kg ⇒ 12月 70Bq/kg (いわき市)

・小型魚であるコウナゴは、4月頃に表層を広がった高濃度汚染水の影響を強く受けた様子。

・中型魚であるヒラメは底魚を代表する魚。
春先から徐々に数値が上昇してきたが、いわき市では、すでに平衡状態にあると思われる。
海底土の汚染は一向に低下しないから、この状況はまだまだ続きそうだ。
11/14いわき市久之浜沖採取は 4,500Bq/kgという驚くような数字だったが、20km圏のものが
移動してきて捕獲されたのかもしれない。20km圏内は調査が行われていないので、どのような
汚染状況かさっぱりわからない。

・大型魚のスズキのセシウム濃度はまだ上昇中。やはり大型魚のピークはこれからなのだろう。
9/26ひたちなか市沖は 321 Bq/kg。
銚子以南では25Bq/kg以下におさまっていて、東京湾のサンプルは現在10Bq/kg程度。(12月頃)
移動量の多い大型魚は数字がばらけるので注意。

リンク:グラフで見る水産物の放射能汚染(その4) 12/31公表分まで
(リンク:リンク

□最近の情報
福島県いわき市の沖合10キロに生息する海底生物から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セ

シウムが検出されている。食物連鎖で海洋生物の間に放射性物質が蓄積していった証拠として注目される。
(リンク:リンク

参考(昨年5月頃に予測を立てた内容)
リンク
体内に摂取する可能性のある放射線物質は?
~魚や海草から摂取されやすい放射性物質~