今後の医療の方向性は国民の総意で決める必要がある
- Hematologist_J
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今日職場で質問されました。 「医師って資格がいろいろあるけれど、外傷はやはり外科医でないと見れないんですか?」 「いや、資格がいっぱいあるわけではないのですけど…専門の人が見るかどうかは大きく変わると思う」と答えました。
2012-04-25 18:50:35「例えば銃で撃たれたとして、外科医だったら誰でも対応できるんですか?」 「いや、誰でもというわけではないと思うけど、基本的なことはできるんじゃないかな。たとえば銃で撃たれたところの洗浄、止血、縫合が可能なら縫合するところまで行くかもしれない。」
2012-04-25 18:51:18「そうですね。たとえば外科医でもお腹を中心に見ている先生がいます。そういった先生が…銃創で行くのであれば肩口を打たれた傷をどうやって治療していくか。細かいことを言うと血管とか神経とかの走行、その部位のことを本当によく知っているのはそこの専門家です」
2012-04-25 18:52:25「つまり、結果に差が出るということですか?」 「そうですね。一般的なことやある程度の治療は…標準治療的なところはある程度の外科医ならできるでしょう。しかし、その部位の専門家かどうかでBestの結果になるかどうかは差が出ると思います」
2012-04-25 18:52:33「Bestの結果になってほしいですね」 「そのためには、たとえば今言った話だと血管などの縫合ができるような血管外科や形成外科などもチームにいないとベストの結果にはならないでしょう」 「なるほど、それだけの医師を集めるのは事実上難しいでしょうね」
2012-04-25 18:52:53「そうです。実際のところはどこまで行うか…その総意が得られていればそれに合わせたシステム作りをすることができます」 「うちの職場でそれを作れそうなのは先生だと思いますが…」 こんな会話をしておりました。
2012-04-25 18:53:14総合医を主体に専門医をどう連携させるか。それは考え方の一つだと思いますが、国民の総意を得て、方向性を国が決定しなくては意味がないと思います
2012-04-25 18:54:51国民の望むことは何か。何が実際にできて、何ができないのか。国民の判断・考えを知り、実際にできることを国民が理解し、その総意を基にして医療を作らなくてはならないと思います。
2012-04-25 18:54:57