糸井重里の萬流コピー塾（ツイッター版）

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】まさしく「数撃てば当たる」という体験も増えるわけです。それは、フィルムを買って、写真屋さんに現像やらなにやらしてもらうカメラの時代と、一枚ずつ無料で見られるデジカメのちがいと似ているかもしれません。交通量の増えるところは、基本的に発展します。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】そして、そこで失われる価値も、きっとあるのでしょう。ことばは、情報とイコールではありませんから。意味と意味を組み合わせているうちに、別のなにかが生まれてきたりします。「味わい」とか言われるものは、手書き文字のハガキの時代のほうがあった‥‥かもしれません。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】行間を読めだのなんだのということについて、その能力を失っている人もいっぱいいるかもしれませんが、短い時間でつくる短い文のなかに、こめられるものの大きさを、ちゃんと知っている「いま」の人はたくさんいます。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】萬流コピー塾というのは、広告コピーとはちがったもので、あえて言えば、コピーの広告主（クライアント）が「社会」なのではないかと、いまごろ思いました。世の中の「価値」をあげてくれ、おもしろくしてくれ、味わい深くしてくれ、という依頼に応えるのが萬流かもね。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】いつも見慣れている景色が,ちょっと輝いたとか、ふつうの美人がおもしろい女性に思えるようになったとか、ありふれた食べものが愛おしく思えたとか、そういう成果を期待されているコピーが、萬流だよ、きっと。でも、それって「ほぼ日」でもあるね。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】こういう遊びを、すっと、わいわいと、たのしくやりたいと思うと、ある程度「たのしめる」人と集まりたくなるわけです。ぼくがツイッターのことを「サークルの部室みたい」なものと考えているのも、そういうことなんだろうな。やわらかな人歓迎です。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【家元】この機会にヤボなことも言っておこう。「どうして私のこの作品がダメなのか説明してください」などと質問してくる人が、ひょっとしたらいるかもしれないけれど、家元の幽にして玄なる独自の脳内判断を認められないなら、お引き取りください‥‥というシステムです。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】恐ろしいことはじめちゃったなぁ。やっと選考が終りました。お点は、（松）（竹）（梅）の3段階と、しょうがねぇなぁというものには（毒）。ここから、この関連のTLが続くけど、かんべんしてください。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●もりやめぐみ ＜前脚を地面から離し、ふらふらっと立ち上がりました。｢世界ってもっと広いのかも。」（梅）＞　最初の人間を描いたのね。そして、それはいまの人間にも言えるんじゃないか、と。スケール感がかっこいい。　#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●伊藤 隆浩 ＜身ひとつ、蓋なし。（梅）＞これも、大きく構えてて爽快だ。フタなし、という表現を、こんなところによく持ってきたよね。●岩脇純＜こんなに遊べて一生無料（タダ）！（梅）＞楽天的で、つい言ってみたくなる名文句。タダのルビは不要。#itomanpi　

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●メカ定吉＜泣いて笑って恋をするだけのカンタンなお仕事です。（梅）＞すること3つの選択がすべてだったね。　●清水 京美 ＜言葉としぶとさ（梅） ＞こちらは2つの単語にするなら、という選択の意外性がいい。人間、しぶといもんねー。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●ポマード ＜「ありがとう。」のいきもの（並）＞　●Makiko.N ＜ありがとうと言えること。（並）＞どちらも、いい気持ちで読めるんだけど、通り過ぎられてしまうんだ。「人間」、のテーマで　●てらりん＜もっかいやってみる？（竹）＞は強い。#itomanpi

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【萬流コピー塾】●北風くるみ＜いいか、人間に食べられるのがニンジンでニンジンを食べるのが人間だ（梅）＞ ●Tsuyoshi Q Hayashi ＜おっぱいのために生くるにあらず、されど、おっぱいがなければ生きられないんだっ（梅）＞どちらもボケだが、後者が上級。#itomanpi

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【萬流コピー塾】●めがねっち ＜ぬくもり、ふれあい、まなざし。（梅）＞ステロタイプな表現も、ふんわり光ることもある。●voirunchateau ＜あそべ！わらえ！（梅）＞これもだけれど、こっちは歌詞からのことばかな。 #itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●ささきたつや ＜楽しかったな。（梅）＞明るくも暗くも読めるコピー。そこらへん、知ってて書いてると思う。●さるころりん ＜また、あした。（松）＞とてもいい。「人間」が広告主のポスターに、このコピーデザインしたら、けっこういい。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】超変化球が、暴投かと思ったらストライクゾーンに入ってきたという感じのもの。●monnmonn_mocomoco ＜あの人は、なんてこたえるんだろう。（梅）＞　抽象的な「人間」のビジュアルに乗せてみたいコピーだ。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】達者なコピーをふたつ並べる。●加藤了平 ＜プレイ人数 : 2人以上（梅）＞まずは、アダムとイヴか。●ヒロシキノフ ＜エロ本から宇宙開発まで （松）＞この先も、まだまだ、「人間」やりまっせ！と。きっと、読んだ人は記憶してしまったろう。　#itomanpi

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【萬流コピー塾】●小賀野雅也 ＜弱さを強さに（梅）＞きれいに決まった。他所なら、もっとほめられるはず。●まなぶん ＜札束に群がり、花束に泣く。（梅）＞これも、もっと評価されると思われる。しかし、ふくらみとか愛嬌とかを、萬流は重んじるもんでね‥‥許せ。 #itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】ちょこっと休憩。あるエロティック大好きな友人の語り。「ぼくは、大きい胸の女性が好きなんですけど、春って薄めのセーター着るじゃないですか。カシミアなんかだと、おっぱいんところが擦れるから、そこだけちっちゃーい毛玉が出来てるんですよね。あれが、好きだなぁ」。

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●オブ犬 ＜ボクとあの娘の唯一の共通点。（梅）＞そうかそうか。●kei ＜愛のご褒美。（梅）＞そうね、「わたしは、ごほうび」なんだね。そして、ごほうびを生み出すのか。「愛の」でまとめたね。愛することを、「人間」のコピーにしたものは多かったです。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】これはうまいよ。●ためいきは１日３回まで ＜おろかものがおろかものを抱きしめた（竹）＞（松）でもいいか、とも思ったけど、やや静的に感じちゃって。あと、作者の名前のせいで、損したかもしれない。 #itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】また少しユーモアで。●n.kayda ＜ミッキーとスヌーピーとキティちゃんの生みの親。（梅）＞たしかに‥‥。●じぇいび ＜犬に頼られ、猫に憧れる。（梅）＞その通りかも。かわいくていいや。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】●マッシュ ＜動物に例えるなら、馬と鹿。武器に例えるなら、重い槍。（梅）＞ちょっと、上手過ぎちゃうとおもしろがるのに、脳のちがう部分が仕事しはじめちゃうんだよね。●サンタ ＜船越さんだって、やるときにはやるんだ。（毒）＞こらこら。#itomanpi

糸井 重里 @itoi_shigesato

【萬流コピー塾】「人間」ってのはヘンテコでいろんなことやる（つまり豊かな）生きものだねぇ、という視点は、けっこう多かった。いくつか続けて。●3373＜花を摘み、輪に編む（梅）＞こりゃきれいだ。●ren ＜牛のウンコを遠くに投げる大会、やってます。（梅）＞はい。#itomanpi