橋下徹が他の政治家とちょっと違うのは政策の中身よりも政策のプロセス、手続きに重きを置くところ だから原発再稼働問題にしても再稼働反対、再稼働賛成という話ではなくて、手続きに瑕疵があるから賛同できないというスタンス ここが減税一本槍の河村たかしとは違う
2012-05-05 16:08:42だから政策自体は動かしやすい 河村が減税を取り下げたらアウトだが橋下が再稼働に賛成してもその手続きの正当性が担保されている限りダメージはない
2012-05-05 16:11:05そういう意味で橋下徹とよく似たタイプの政治家は小沢一郎 普通の政治家は所与の枠組みの中で政策を考えるけれども、橋下も小沢もその枠組み、手続き自体に関心がある つまりメタな視点で考えているということ だからこそ個々の政策課題やテーマの旬にかかわらず力を持ちうる
2012-05-05 16:17:33小泉純一郎と橋下徹の共通点についてはいろいろ語られているのであえて改めて触れないが、いちばんの相違点はそのメタ視点の有無だと思う 小泉は法の枠内、現行制度の枠内で最善手を探った(いささかトリッキーではあったがw)のに対し、橋下徹は現行法、現行制度を超えてやろうとしている
2012-05-05 16:21:46だからこそ小泉と官僚は意外なほど関係がよかったのに対して、小沢、橋下に対して官僚が一切警戒を解かないのは法や制度といった枠組み自体の改変を辞さないから
2012-05-05 16:24:47むしろ官僚にとっては小泉純一郎よりも橋本龍太郎のほうが天敵だったんだと思う 橋龍のお膳立てがなければ小泉長期政権はありえなかった(このあたりは竹中治堅『首相支配』に詳しい)
2012-05-05 16:29:33そう考えると小沢一郎に対する「壊し屋」という呼び名は極めて適切なのかもしれない 現行法、現行制度、現行枠組みを壊していく、そしてそれに対する嫌悪感を表現した非常に象徴的な呼び名
2012-05-05 16:45:04重要なことは今の世、これまでやってきた枠組みの中で進めるのか枠組み自体を変えるのか。枠組みを変えるとなれば感情のぶつかり合いは必至です。それは避けるものではありません。議論は公にして有権者に見てもらい決定する。決まらなければ選挙で決すると言うのが今求められる民主主義だと思います
2012-05-06 13:20:58