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「はやぶさ」試料カプセル到着記者レクチャー

「はやぶさ」の試料カプセルは 2010/06/17 23:20 頃に羽田に到着。 日付変わっての 06/18 02:30 頃に相模原キャンパスで行われた記者レクチャーの様子を喜多充成氏 ( @kitamitsunari ) がツイートして下さいました。 記者レクチャー日: 2010/06/18
jspec ISAS 探査機「はやぶさ」 MUSES-C JAXA
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KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《はやぶさカプセル到着》6月18日未明、豪で回収されたカプセル(インストゥルメンタルモジュール)の相模原キャンパス到着・キュレーション設備への搬入に続き、午前2時34分から大会議室で行われた記者レクでの発言。前段は吉川真准教授、途中から川口淳一郎プロマネ。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》前回のTCM3/TCM4同様、文部科学記者会の要望により設けられた取材機会に、関係各位のご配慮の下に参加しています。関係方面やその他方面への御礼の意味も込めツイートします。個人のブログなどへの引用・転載もご自由にどうぞ(というか、そのためのツイートです)。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》この内容は、私自身が執筆する記事や、山根一眞師匠の近刊 http://magazineworld.jp/books/all/b.php?gosu=2103 のためにとったメモからの、抜粋です。@magazinehouse
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川真准教授:非常にホッとしています。いよいよカプセルを開けイトカワ表面物質を分析する作業が始まります。到着した輸送コンテナの輸送状態を確認後に開梱しX線CTスキャンで内部を確認、(断熱カバーを止めている)ネジを外す作業に入ります。これに1週間程度はかかります。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:CT撮像は調布で行います(航空機用複合材の研究チームの拠点がある)が、実施日時は公開いたしません。現在カプセルが保管されているのは、二重三重のキーカードや入室制限に守られた場所です。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》(保険は? かけようがないとは思うが……)吉川:はい、分かりませんね(笑) サンプルコンテナを傾けて転がり出てくれれば嬉しいが、想定しているのは「ホコリ」のサイズなのでCTでは判別し難いと思う。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:テフロンのヘラで掻きだし、顕微鏡で確認していく作業に、時間がかかる。そうやって見つかった「ホコリ」も、地球からのものだったかどうか成分の分析をしないと確定的なことは言えない。これに最長、半年かかるとみている。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:キュレーション設備では、サイズや形状などでサンプルを分類整理しカタログを作成。そして初期分析チームに配布する。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:(それなりの分量があれば)一部は配布せずに残し、世界の研究者に呼び掛け分析のアイデアを公募することになるだろう。誰に何を配布しどう分析するかを決める委員会も設けられている。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:「ホッとした」とは言ったが、ほんとうにホッとできるのは(サンプルが)確認できた時点のはず。でも(無事カプセルが到着したことで)ホッとしている。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》(プロジェクトを振り返ると?)吉川:担当していたのは軌道決定。イオンエンジンを使って加速しながら飛んでいる宇宙機の軌道を精密に決めるのはとても難しい。しかも目的地は小惑星であり、ランデブー飛行。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:要求水準が非常に高く、苦難の連続だった。結局、イオンエンジンをときどき停めてもらい、その間に精密に測ることでそれに応えた(カゲの声:その分、イオンエンジンによる加速量のノルマが厳しくなった……)。イオンエンジンによる深宇宙航行の、大きなステップになった。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:印象に残っているのは、やはり到着時。さしわたし0.5kmという小さな天体を間近でじっくり見るのは人類にとって初めてのことですから。それも日本の力で。そして先日のリエントリー。現地には行けなかったが、映像を見てほんとにすごかったんだな、と。見た人がうらやましい。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:サンプルコンテナは直径約6cm、高さ約7cmの円筒形。専用チャーター機に同乗してきたのは3人。山田(哲哉・准教授)さんは、自分たちが作ったヒートシールドが見つかって一緒に持ち帰ることができ、非常に喜んでいた。カプセル発見より嬉しかったようだ(笑)
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》吉川:実際にあれだけの速度で再突入したものなので、今後の研究の上でもたいへん貴重な実物。キュレーションを担当する安部(正直・准教授)さんや、サンプラーホーンを担当した矢野(創・助教)さんとは、おめでとうと言い合った。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》(午前3時11分、川口プロマネが会議室に)川口:7年ぶりにカプセルと対面してきました。見る限り新品同様で、7年前に貼られたカプトンテープも、昨日貼ったもののようでした。焼けこげている印象は、まったくない。(カプトン=絶縁耐熱フィルム。物質名はポリイミド)
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:背面にはケーブルの断端が残っていた。2007年のカプセルのフタ閉め運用の際、ラッチをかける「NEA」と呼ばれる機構を駆動するための、電力供給のケーブルだ。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:2007年の時点では「フタは閉まっているはず」としか言えなかったが、しっかりと閉まっていたことを今日確認できた。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:また再突入直前、カプセルを分離するときに切ったケーブルも断面が鮮やかなまま残っていた。すべてのシーケンスが予定通り進んだことがよく分かる。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:さらにカプセルで別の発見がありました。製作したチームの20名ほどの名前を、名刺大の紙にプリントしたものがカプトンテープで貼られていた。こうした落書きはよくやることだが、これもまるで昨日貼られたかのようだった。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:日付は2003.3.18。ここで最終組み立てをした日であろう。まさにこれはタイムカプセルだ。(カゲの声:プロジェクトの7年間と、数十億年の太陽系進化史の両方の意味か?
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:はやぶさには母港が二つある。一つが宇宙に飛び出した内之浦。もうひとつがここ相模原だ。その母港に還ってきた。厳密にいうと、出たの環境試験棟からで、帰ってきたのはキュレーション設備だから、もう数十メートルある(笑)。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》川口:ここ(大会議室)に来るのが遅くなったのは、中に何か入っていたとかいうことではない(笑)。(振ってみてカラカラと音はしなかったか?)やっていない(笑い)。密封していたガスのサンプリングを2度行うなど、作業を慎重に進めたため時間がかかった。私は見ているだけだが。
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》(500点満点の採点表に関して)川口:技術面では満点ですよね。戻ってきたんだから。失敗は多かったが、その経験は次に生かせるはず。どんなにダウンしても、15ラウンドまで持てばいいじゃないですか。あれ、今もボクシング、15Rでしたっけ?(カゲの声:12Rらしい)
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari
《到着》(日本全体に対しメッセージは)川口:もっと自信や希望を持てるんだというメッセージの、その駆動力の一部となれればと思っている。またこのプロジェクトの成功は、日本のみなさんすべてが賞賛されるべき出来事だと思っている。
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