芝村裕吏さんによる「ネームの練習法」

話作りの練習法です。
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芝村裕吏 @siva_yuri

次。私は漫画を投稿しているのですが、話(ネーム)に大変苦戦します。伏線をうまく使う方法や、キャラクターを上手く動かす方法、どうしたら面白く話(ネーム)を作れるか、話作りで練習方法等あれば教えていただけないでしょうか・・・? ですか。

2012-05-24 00:27:42
芝村裕吏 @siva_yuri

ということで、簡単な練習法の一つも教えましょうか。 ただ、練習したから上達するかといえば、そんなことはないですよ。 練習を積みながら、そこから学んだ人だけが上達するのです。

2012-05-24 00:29:38
芝村裕吏 @siva_yuri

ストーリーのちょっとした練習:紙の上に線で山を書いて見てください。 書いた山の線にそって、左端から右端までのストーリーを作っていきます。 まずは山の線が変化するところに、出来事を書いていって見ましょう。 登山から下山まで、面白いお話、出来事ににしていかないといけません。

2012-05-24 00:35:15
芝村裕吏 @siva_yuri

さて、実際この課題をやるときに、面白いお話をかくために攻略をしないといけません。 攻略を編み出すのが練習で、編み出した答えが自分なりのストーリーの作り方と言う奴です。 意から実際にこの課題に挑戦した人たちの攻略法を簡単に説明しますので、参考にしてください。

2012-05-24 00:37:26
芝村裕吏 @siva_yuri

その1:そもそも凄い山を書こうと苦労するタイプの攻略(出来事インパクト重視戦略) 良くあるタイプの攻略です。

2012-05-24 00:39:05
芝村裕吏 @siva_yuri

その2:山は適当に書いて、キャラクター造形に気合いを入れて持ち時間を配分するタイプ (キャラ重視タイプ) これもとてもポピュラーです。 上級者だと2,3人キャラを書いてくるんですよね。 商業プロは七割がこのルートで課題に挑戦します。

2012-05-24 00:41:00
芝村裕吏 @siva_yuri

その3:起承転結なのどストーリーラインにそって山を書き直すタイプ。 スト-リーに沿った山の形をしているわけですね。右肩あがりの山を作るときもあれば、主人公が上がったと思った瞬間に絶望するようなさらなる展開があるように山を書いたりします。この方式は年配の方がよくやります。

2012-05-24 00:42:56
芝村裕吏 @siva_yuri

ようするに、かつてはこの方式がストーリー造りの王道だったんでしょうね。 で、タイプ4 山に湖作ったり植物書いたりで山そのものを面白くするタイプ。 設定を最初に作るタイプです。設定を作った後、山の麓の川に住む少年、みたいにキャラを造形します。

2012-05-24 00:44:53
芝村裕吏 @siva_yuri

以上の四タイプがこの課題の基本戦略であり、同時にストーリー作りにおける考え方の一助になるのではないかと思います。後は実際にやってみて、攻略法を編み出して見ましょう。 以上説明終わり。

2012-05-24 00:46:27