■忍殺■スナイパーニンジャ達についてあれこれまとめ■ゴルゴめいた■
シャーテック訓練所は中国地方にあるようです。
岡山県に続いて素の表記の中国地方、ドラゴンドージョーがあったりと謎が多そうです。
ガントレットの原形思想は愚直で、幼稚ですらあった。愚直であるがゆえに、ひとたび推進力が与えられれば、危険なドグマと化す。ニンジャの力を侮ってはならない。古事記には少なくとも、ドサンコと岡山県それぞれに陣取った遠投ニンジャ同士がスリケンを投げ合った故事が記されている。 18
2013-07-11 23:46:28畳み掛けるように次々に真実が明らかに。
ヘッズ達の精神力がガリガリ削られます。
ディアハンターはこの狂ったドージョーで筆頭の成績を残したニンジャだ。孤児であった彼はニンジャソウル憑依に程なくしてシャーテックに拉致された。正体のわからぬセンセイ達のもと、ソクシンブツ修行じみたサバイバル訓練に明け暮れ、薬物を用いてスリケンを投げ続けた。 19
2013-07-11 23:53:58ディアハンター=サンの生い立ちが明らかに。
基本的にニンジャの調達方法は拉致のようです。
既存の訓練生が死ぬたび、新たなニュービーニンジャが入ってきた。ニュービーの最初の修行は、頭の上にトックリを乗せ、荒野に直立する事だ。10日の耐久を経たのち、上級者の投擲訓練の的となる資格を得られる。上級者は2キロ離れた位置からスリケンを投げ、彼らの頭のトックリを撃ち落とす。20
2013-07-11 23:59:12最終的には、磁石の効かぬフジサン麓の森で、危険なバイオ生物と闘いながら、一ヶ月を生き延びねばならない。……ガントレットは果たしてこのような組織、このような訓練を想定したであろうか?そこまでの歪んだカリスマを持ち得ただろうか?おそらく否であろう。ディアハンターは信じない。 21
2013-07-12 00:06:14過酷すぎるシャーテックの訓練風景。
地の文さんからも「狂ったドージョー」と言われるだけのことはあります。
スナイパースリケンの投擲には通常、手甲状の加速器を用いる。だがディアハンターにはそうしたニンジャギアがかえって邪魔だった。己のニンジャ筋力とニンジャ視力、ニンジャ器用さを十全に発揮する事が、最高のスナイパースリケンへの近道だと確信していた。腕に力がこもり、鉄のように硬直した。27
2013-07-12 00:27:31ニンジャスレイヤーは丁度このタワーに対して背中を向けた格好だ。当然それもディアハンターの計算づくである。ディアハンターの腕がブルブルと震え、やがて、マンリキめいた力で指先に挟まれたスリケンが蒸気を発しはじめた。霧雨が熱によって蒸発しているのだ。力が満ちるのを感じる。時が。 28
2013-07-12 00:31:16ニンジャスレイヤーは女の首からバクチクを外す。「イヤーッ!」その瞬間、既にディアハンターは渾身の、必殺のスリケンを投擲し終えていた。空気が唸りながら渦巻き、ニンジャならばかろうじて視認できる風の道を残す。ディアハンターは独特のザンシン姿勢をとり、投擲動作の反動に耐える。 29
2013-07-12 00:34:08ディアハンター=サンのスナイパースリケン投擲モーションが描写されています。
どうやらツヨイ・スリケンと同等の威力を持っている様子。
恐るべきはガントレット=サンが考案したスナイパースリケン射出用ガントレットを使用せずに
肉体のみで投擲し師を超える4kmものスナイプに成功しているところ。
シャーテックのジゴクを生き抜いただけはあります。
ディアハンターの脳天に、自らの投げたスリケンが直撃した。彼のスナイパースリケンは、標的であるニンジャスレイヤーへ到達する九割の距離まで飛行し、そこで、投げ返しのスリケンと衝突した。寸分たがわぬ真逆ベクトルの衝突力を受けた彼のスリケンは、彼自身の投擲力によって、飛び戻った。33
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