#同題ssTB　まとめ　５．２３～５．３1

なぎさ @migiwanagisa

｢楓ー。元気だったか～？スケート大会の日は、迎えに行くから駅に着いたら連絡するんだぞ。あ、あとな～バーナビーも来てくれるってよ｣｢楽しみにしてるからね。楓ちゃん｣列車の中で、何回聞いたか分からない留守録を再生した。(大丈夫!私には二人もヒーローが付いてる!)<着> #同題ssTB

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｢ぅあ…もう、いい加減にしろ…っ｣服の上からとはいえ、バニーに後ろから羽交い締めのまま好きなように身体をまさぐられて、どうにかなりそうだ。｢フフ。焦れったいんでしょ？…脱がせて、って言ってくれたら楽にしてあげます。｣耳朶を甘噛む悪魔の囁き。…俺に拒否権は無い<着> #同題ssTB

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#同題ssTB ｢服を着たまま、貴方がどこまで感じられるか頑張ってみましょうか、虎徹さん｣｢え…？｣部屋に入るなり唐突にそんな事を言い出したバーナビーに背後を取られ、抱きすくめられた。頬に口付けられ、ベストの中に差し入れられた掌が胸の突起を掠める。｢うわ、待っ…本気かよ!｣<着>

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#同題ssTB 賭けに勝った。酔った勢いのPCでのポーカー勝負。一瞬のバニーの判断ミスで流れは完全に俺の物。｢何でも勝者の言う事を聞く｣という約束だったから、｢俺の朝飯は目玉焼き二個な。｣と提案する。｢どうして僕が…｣｢…朝まで俺、 居なくていいの？｣｢あ…いえ、喜んで｣<卵>

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#同題ssTB バニーがくれた“願いを叶える”という幸運の卵。｢じゃあ俺は、バニーちゃんの写真でも入れっか!｣｢えっ…？｣｢俺の願いの為にくれたんだろ？だったら俺はそんなお前の幸せを祈るぜ。｣…本当は知ってんだよ。好きな奴の写真を入れると結ばれるって噂。<卵>…実は両想いバディ。

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#同題ssTB ｢幸運の…卵？｣｢学生達の間で流行っているらしくて、この中に願いを書いて入れておくと、実現するとか。どうぞ…一個って買い辛かったので虎徹さんにも。｣｢おっ、ありがとな!｣馬鹿馬鹿しいと思ったけれど、今はこの卵に宿るという、恋愛の噂を信じたい。<卵> 片想いバニー。

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#同題ssTB 再会の喜びをハグとキスで確かめたい。丸１日ぶりに会えた虎徹さんを抱き締めようとしたのに、その身体はひらりと僕の腕をすり抜けた。｢どうして、逃げるんですか!?｣半ば自棄になりながら捕まえて唇を奪う。これは…ニンニク？｢んっ昨日…アントニオ、と、焼肉だったの!｣<肉>

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#同題ssTB 鍛え上げられたバーナビーの身体。そこに贅肉という隙は無い。風呂上がりに髪を乾かしている上半身裸の後ろ姿を眺めながら、自分の腹周りをつまんで見た。…ほんの僅かだが脂肪の感触。鍛練してるとはいえ、年齢には逆らえないな…。｢僕は好きですよ、ソレ。｣あ…見られてた。<肉>

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#同題ssTB 『鬼～のパンツはしましまパンツ♪っていう歌があったなぁ、確か。』「…貴方、喧嘩売ってるんですか？」いつかのグラビア写真が表紙の雑誌を見付け、虎徹は嬉々としてページを捲っている。｢僕が鬼…ねえ。それじゃ、お望み通り鬼畜に攻めて差し上げましょうか？｣｢…え｣<パンツ>

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#同題ssTB 一番深く繋がった所で、虎徹さんの呼吸が整うのを待つ。｢バニ、っ、もういいから…｣まだ身体が震えている癖に、貴方が大丈夫だと嘘を吐くから、｢ダメ。…負担をかけたくないんです｣肉壁の熱を感じながら、僕自身を受け入れている入口をぐるりと指でなぞった。｢ぁあ…っ!｣<肉>

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#同題ssTB ｢バニーちゃん、いきなりは勘弁な。…オジサン、こういうの初めてなんだからさ｣｢僕だって初めてですが、予習はして来ましたし…｣｢予習ってお前…何を…｣｢…聞きたいんですか？｣｢…いや、いい。とにかく…優しく頼むわ｣｢はい。…抱きますよ、虎徹さん｣｢…来い。｣<いき>

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#同題ssTB 虎徹さんの頬を撫でて、熟睡しているかを確かめた。閉じた瞼を右掌で覆い、猫髭の顎を左掌でhold。薄く開いた唇に舌を捩じ込むようにしながら深く口付ける。「っっ!?…んーっ!」覚醒して暗闇の恐怖に暴れ出す身体に乗り上げて押さえ付けた。（今は僕の呼吸だけ感じて）<いき>

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#同題ssTB 「さあ、いきんで…そう、…はい、一個目。あと五個頑張って下さいね。」「…うぅ…っ」実家から送られてきた飲み頃の自家製梅酒。そんな季節になったんだなぁって、瓶に沈む梅の実を取り出し頬張った。酒はバニーにも振る舞おうと家に招待したのに…相棒は梅の実に御執心だ。<いき>

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#同題ssTB ｢だーっ!いきなりこんな所でサカるな!!どこだと思ってんだ!｣｢僕の車の中ですね。｣｢ですね。じゃねーよ!手、放せっ。｣信号待ちで止まる度、バニーの手が俺の髪や腰に触れて来るのだ。｢クス 。…火が付いた？｣股関を触られたら隠しようがない。｢うるさいっ!｣<いき>

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#同題ssTB 横顔…綺麗だな。ディスプレイを真剣に見つめ、黙々とデータ入力をこなしているバニーにしばし見とれていると、つい悪戯心が沸いた。フッ、と耳穴に息を吹き入れてみたら｢うわぁぁ!!｣想像以上の反応に思わず吹き出す。｢虎徹さん、覚悟はいいですか。｣あれ？怒って…る？<いき>

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#同題ssTB 小一時間程になる。…違うパンツを履いてみてはバニーの手によって脱がされる、という事を繰り返していた。｢駄目、もっと見せて。貴方の為に注文したんですよ？｣｢…マジで勘弁。恥ずかしくて死にそう。｣｢…今度はこのパンツを履いて俯せです。｣｢もう…好きにしろ!｣<パンツ>

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#同題ssTB ｢おーい、俺のパンツ知らないか～？｣昨夜は風呂上がりにベッドに引きずられたものだから気にしなかったが、何処を探しても見つからない。キッチンで香ばしい匂いを漂わせている相棒に尋ねてみた。｢今日は必要ありませんよ!｣｢ 何でだよっ!｣あー…嫌な予感がするぞ…<パンツ>

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#同題ssTB ｢なあ、バニーちゃんってやっぱかなりモテてたんだろ？今でも相当だけどさ。｣｢ええ。でも僕は復讐のためだけに生きてきましたから…全てお断りしてきました。｣｢そんな～若いのに寂しいなぁ～。｣｢それは僕が決めることです。それに…(今は貴方が居るから)｣｢…ん？｣<世界>

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#同題ssTB ｢世界一!とかよく聞くけど、あれは何が基準なんだ？｣｢そんな物、無いと思いますが。その位の自信があると言いたいだけで。｣｢そうなのか？｣｢少なくとも僕はそう考えますよ。ただ…｣｢何だ？｣｢僕は心の底から『世界一虎徹さんが好き』だと言えます。｣「…だっ！」<世界>

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#同題ssTB 自分自身を見つめる旅に出てそろそろ一年。両親の命日には帰ろうと決めていた。…そして一つ、確信した事がある。『貴方の居ない世界なんて、やっぱり考えられない。会いたい…虎徹さん。』次に会えたら、抱き締めてしまうかも知れない。その時貴方はどんな顔をするだろうか。<世界>

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#同題ssTB ｢ただいま、虎徹さん。｢…｣返事は無い。夜景が煌めく浴室には、着衣のまま手枷と猿轡で拘束された虎徹さんが居る。｢今日は言ってくれますよね？僕と暮らす。って。｣｢っ、ん…っ!｣優しく頬を撫でたのに、首を横に振って僕を睨む虎徹さん。…何故？拒む理由が解らない。<世界>

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#同題ssTB ｢捕まえた。貴方はこれから僕だけの世界の住人になるんです。嬉しいでしょう…これからは、身も心も繋がった相棒になるんだ…。｣テーブルに突っ伏したまま眠ってしまった虎徹さんの髪を掻き上げ、頬にキスして、そのまま抱き上げた。｢目が覚めたら、きっと驚きますよ。｣<世界>

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#同題ssTB 「こてつさんがほしい。」と言ったらマーベリックおじさんは少し驚いた顔をしたけど、その後優しく笑って、僕に万年筆とどこかの鍵をくれました。『君だけの世界に閉じ込めてしまいなさい。そうすればタイガーは君の物だよ。』…青い光。さあ、虎徹さんを迎えに行こう。<世界>

なぎさ @migiwanagisa

#同題ssTB ｢ああ、良く締まる…素敵ですよ。｣背中から覆い被さったバーナビーが、恍惚の表情で虎徹の耳穴の奥へ息を吹き込みながら囁いた。｢んぅ、ふ…｣鼓膜を通り越して甘い痺れが脳にまで到達すると、虎徹は脱力してシーツに顔を埋める。 …若い欲望は、まだ収まりそうに無い。<まく>

なぎさ @migiwanagisa

#同題ssTB ｢くそ、うまくできないっ…｣｢…あー、逆だ逆。｣膝立ちで俺の腰を跨いでいる恋人は、ゴムと絶賛格闘中。一応初夜だというのにムードも何もないなと思いながらも愛しさは募る。｢キスは上手なくせに、やっぱり童貞なんだな、お前。｣｢…その言葉、後悔させてあげますから。｣<膜>