俺の幼馴染み　アイナはアホネン　No.８

切腹の人 @TunaHarakiri

もちろん根拠など微塵もない妄想である。

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#あほねん　罰ゲーム「王子様お披露目式」編

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アイナ「幼馴染がうちのええ人になったということで、長らく続いた幼馴染の王子様探しも終了することになったんやけど」　アホネン家のリビングで、勝利者である彼女は胸を張り宣言した。　アイナ「今まで待たされた御返しも兼ねて、幼馴染には明日一日を王子様姿で過ごしてもらいます！」　#あほねん

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アイナ父「( ´・ω・) 王子様て、絵本に出てくるような？」　アイナ「せやね」　アイナ母「ちょーちんブルマにマント姿の？」　アイナ「ついでに金ぴか王冠もええな」　両親の問いかけにアイナは嬉しそうに答える。　アイナ「校長センセに相談したら即快諾やったわ。ノリええなあ」　#あほねん

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アイナ母「あの校長は昔からそういうの好きやからなあ」　アイナ父「( ´・ω・) 幼馴染君は同意したん？」　アイナ「今まで引っかき回した皆に落とし前つけなあかんて言ってた」　アイナ母「探し続けた王子様が自分やったてオチやもんねえ」　アイナ父「( ´・ω・)　せやな」　#あほねん

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ところ変わってトラキチ宅。　亀爺「話は聞きましたぞ若殿」　幼馴染「まだ何も話してな」　獅頭「委細承知」　亀爺「さあさあさあ！」　幼馴染「ぬわーっ！？」　姉「……ええんか、あれ」　トラキチ「ああなったら誰にも止められんやろ。ワイも楽しいし」　#あほねん

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翌朝。　アイナ「おはよー、王子さ……ま？」　いつもと同じ感覚でトラキチ宅を訪ねたアイナは、いつもの調子で扉を開けた。が、そこにいたのは普段より知る少年ではなく。　幼馴染『御機嫌よう、麗しき姫君よ』　どこかのゲームでラスボスを張ってそうな武装の王子様がいた。　#あほねん

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アイナ「あの、髪の毛が銀色なんやけど」　幼馴染『王子様だからな』　アイナ「金色のツノが生えてるんやけど」　幼馴染『王子様だからな』　アイナ「背中に生えてる六枚の翼とかどうしたん」　幼馴染『王子様だからな』　アイナ「あ、あとな。さっきからこっちみてる虎みたいな猛獣は？」　#あほねん

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幼馴染『ニコさんだ』　ｹﾙﾍﾞﾛｽ『ｵﾚｻﾏ､ｵﾏｴ､ﾏﾙｶｼﾞﾘ』　アイナ「ちがうっ！　うちが想像していた王子様と根底から違う！」　幼馴染『ふはははははは。では凱旋をしようではないか我が姫よ！』　深紅の鎧に純白のマントを翻し、片手にアイナを抱き黄金剣を抱える幼馴染。　#あほねん

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学校にて。　幼馴染『というわけで王子様だ』　同級生A「確かに皇子だろうが、どう見ても魔界の王子様やな」　幼馴染『家にある衣装をかき集めたら、こんな服装になった。今は反省している』　同級生B「学校来る途中でメシア教徒が黒こげになってたで」　幼馴染『正当防衛である』　#あほねん

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同級生C「たぶん俺らが期待してた王子様と随分違う」　幼馴染『それに関しては余も同意しようではないか』　同級生A「髪の毛も染めたんか」　幼馴染『うむ。問答無用であった』　同級生B「さっきからカメラで撮影されまくってるし」　幼馴染『王族の務めである。存分に撮るがよい』　#あほねん

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同級生C「とはいえ、このままでは幼馴染のボケ倒しで罰ゲームにならへん。というわけで王子様に合わせて特別ゲストを用意した」　幼馴染『むむっ、この気配は！　まさか！』　委員長「仏の真理に導かれ、カリーの国からご奉仕するにゃんにゃん猫天使！ふぃじかる☆まほりんここに顕現！」　#あほねん

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幼馴染『あ、痴女や』　委員長「そこで素に返るな！　愛菜さん達に泣きつかれてコスプレ衣装引っ張り出したうちの苦労も考えやっ！」　幼馴染『ふはははは。このモードの余の前に現れるとは、愚かなりまほりん！　汝の敗北した暁には二次元ドリームな罰が待っているであろう（ｷﾘｯ』　#あほねん

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委員長「に、二次元ドリーム……せ、正義の味方も常勝不敗とは限らんわ。負けて辱めを受けることもある！」　同級生A「おい嬉しそうにストッキング脱ごうとするな」　委員長「こ、これは魔界王子の洗脳電波にかかっていたからや！」　幼馴染「そんな便利機能はない」　#あほねん

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委員長「あああっ、魔界王子のNTR電波が！まほりん魔界王子の第二夫人にされてまう！」　同級生B「随分と都合のよい設定をでっちあげて王子様に迫ってますな」　同級生C「幼馴染が告白かました翌日にまさかの大逆襲やなあ」　委員長「勝利を確信した直後こそ最大の隙が生まれるんや」　#あほねん

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アイナ「なるほど勉強になったわ」　すこんっ　同級生A「おっと側面から巫女装束のアホネンがフルスイングでまほりんを撃退や」　同級生B「ぐだぐだ話でなければ即死してる勢いやな」　同級生C「そして巫女さんが王子様を連行していくんやが」　同級生A「俺らは何も見なかった」　#あほねん

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ぐだぐだな話だなあ。まあ状況的に仕方ないけど。

零斗留ト。ドッティドゥっカス！！！ @apolia2

@TunaHarakiri そこは片手にケルベロスガトリングを持たせないとーwww G3よりギルスの出番をだなー(･∀･)

切腹の人 @TunaHarakiri

@apolia2 G3はほら人類の意地ですから。ギルスも好きだけどどっちかというとG3派な自分です。

南雲仁＠積ん読が崩せない @jin_nagumo

@TunaHarakiri うあああああ、メシア教徒おおおおおおっ？！？！（読み追いかけ中）

切腹の人 @TunaHarakiri

@jin_nagumo 大丈夫、ぐだぐだな話なので。

切腹の人 @TunaHarakiri

#あほねん　地元でちょっと知られたお好み焼き屋にて、幼馴染と向かい合って座るフィンランド人の男性。歳の頃は五十に届きそうな紳士である。　紳士『無理を言ってすまない。本場の味を一度知っておきたくてね』　幼馴染『アイナのじっちゃん、国で鉄板料理の店を開くって言ってましたっけ』

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#あほねん　宗教的な縛りはないということで、モダン焼きとミックスのお好み焼きが目の前で並んでいる。　紳士『コックの国籍には十分に注意しろと言われたよ。お好み焼きと称してチヂミを焼き始めたら叩き出せとも』　幼馴染『昔雇った職人が稲荷寿司にキムチ混ぜてから、半島嫌いになったからなあ』

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#あほねん　食べ慣れてないということでコテで一口サイズに切り分け皿に盛る。　幼馴染『アイナが言うには西洋の人はトウガラシに弱い人が多いて話やし、じっちゃんも稲荷寿司とニシン蕎麦を期待してたのにキムチと冷麺出されて暴れたのもまあ無理ない話やなあと』　紳士『あの時は酷かった、本当に』

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#あほねん　あの人、本気で怒るとライフル取り出すからなあと紳士は呟く。自称日本人の偽寿司職人は猛吹雪の中に逃げだして、凍死寸前のところを警察に保護されたらしい。　紳士『以来、私の周辺では和食と言うのはちょっと敬遠したいものでね』　幼馴染『ご愁傷様ですわほんま』