オウム真理教が狂っていたなら、私達の社会も同じくらいには狂っている
これはひどい印象操作記事。書架と行為を短絡するなかれ。読書とはそんな生易しいものじゃない。だいたいまったく異なる趣旨をもつひとつの論文に引用した人物が「紹介者」と言えるのか。紹介者はほかにいくらでもいる。というか、カスタネダも泣くよ。。http://t.co/B0UBqgX8
2012-06-11 02:36:56@julunggul ドゥルーズ=ガタリだって千のプラトーでカスタネダ+ドン・ファンを引用して器官なき身体について論じていますからね。高橋容疑者が中沢新一やカスタネダの本を読んでいたとして、一体なんだと言うのか。僕は高校の国語の教科書に採用しろ!くらいに思っています。
2012-06-11 03:05:29@UxKxN 同感です。チャールズ・マンソンのことを思い出します。たとえ彼がビートルズの「へルター・スケルター」を聞いて殺人を犯したとしても、楽曲に責任はないですよね。イスラム原理主義の原因がコーランにあるわけでも、日本軍国主義の原因が古事記にあるわけでもない。忌わしい短絡です。
2012-06-11 11:43:54高橋容疑者宅からカスタネダの本等が発見されて、その紹介者は80年代の中沢新一とこの記事( http://t.co/tVhieZsM)には書いてあるが、真木悠介が『気流の鳴る音』を物したのは77年で、そこではすでにカスタネダ+ドンファンの思想は大きく取り上げられている。 (続
2012-06-11 03:31:57続)フランスの現代思想でもドゥルーズ=ガタリの『千のプラトー』の第6プラトー<いかにして器官なき身体を獲得するか>でカスタネダ+ドンファンは引用されている。(続
2012-06-11 03:32:43続)そしてその思想は今でも現代社会の中で重要なテーマを喚起し続けていると僕は思っている。中沢新一や諸々の宗教を含めた広義のスピリチュアリティーを血祭りに上げるような議論にはもういい加減辟易している。
2012-06-11 03:32:58オウムが犯した犯罪は惨憺たるものだったけれど、では私達の社会はその現象をどれだけ真摯に受け止めて考えてきたのか。何にも考えてきてないから、こんな思考停止した言説が出回る。
2012-06-11 03:40:50当時オウムの一連の犯罪やテロに関わった出家者は、仏教やヨーガの本来の精神性から言えばそこから大きく逸脱した行為をしでかしたのは間違いないけれど、「世界を良くしたい。」「人々が本当に幸せに生きられる世界を築きたい。」という願望に大真面目に突き動かされていたのは間違いない。…
2012-06-11 04:19:15…本当の善きことは何なのか。それを追求することに人生を懸けていた人達だったのだ。そうした人達があれだけの事件を犯した。善良であることを誰よりも追い求めていた人達がたくさんの人を殺して、憎まれ、怖がられ、嘲笑された。…
2012-06-11 04:19:54では、オウム真理教を狂信的なカルト集団と叩いて、笑いのネタにして、「俺達は正気だ。」と自負しているこの社会は本当に正気なのか。年間の自殺者三万人超が10年以上続き、百万人以上の人達が引きこもり、運よく社会に適応していても沢山の人達が心療内科のお世話になっている。正気な訳がない。
2012-06-11 04:34:12だからオウム真理教の事件について思考停止してはいけないのだ。オウム真理教が狂っていたなら、私達の社会も同じくらいには狂っている。あの一連のオウムの事件を通して、狂気とは一体何なのかということを、一体どれだけの人達が真摯に受け止めて考えようとしたのか。
2012-06-11 04:43:57