うたつかい2012年5月号のあれこれ( #ut1205 )

短歌な月刊zine『うたつかい』2012年5月号に寄せられた感想たち。 #ut1205 のついた発言を集めました。
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虫武一俊 @mushitake

世界へとつづく投壜通信の返事があった日が終わるとき/生田亜々子さん(@aakorz)「投壜通信」にやられました。世界と繋がる手段として投壜を選ばざるをえない状況と、それがいつか繋がってしまって、「いま」が終わってしまう怖さのないまぜな感じが好きです。 #ut1205

2012-07-02 22:20:22
虫武一俊 @mushitake

四月からプラは資源と呼ぶそうで 今日は花粉がよく飛ぶらしい/ちょこまさん(@cho65m8c9)プラスチック=現代文明の象徴と見ますが、それが生活に馴染みまくった結果、花粉と同質の軽いものになっているという感覚に共感性があります。 #ut1205

2012-07-02 22:20:48
虫武一俊 @mushitake

うつくしくト音記号を描く人よ背中から撃て背中から撃て/魚住蓮奈さん(@hasnan_mhd)下の句の焦燥な感じと、ト音記号を描くときの煩雑さ、またト音記号のかたち自体の得体のしれなさがよく響いています。 #ut1205

2012-07-02 22:21:08
虫武一俊 @mushitake

破裂する、だから晴れっていうんだよ。ひかり散らばる音が聞こえる/飯田和馬さん(@iida_kzm)上手すぎて取れないと思っていたのですが降参しました。破裂と晴れの言葉遊びから、視覚を聴覚でとらえる描写の技でまとめる力量。脱帽です。 #ut1205

2012-07-02 22:21:41
虫武一俊 @mushitake

見上げればいつもと違ふ青空でなけなしの金数へてゐたよ/冬野凪さん(@mamenosukechan)小銭を数えるという生活の景へ共感しました。日々は変わっていくのに、自分は変わらない悲哀があるのではと思います。 #ut1205

2012-07-02 22:22:05
虫武一俊 @mushitake

友人の友人の眼の漆黒の深さを恐れ貸した教科書/浪江まき子さん(@megacycleota)私もよくこういう目にあいました……。友人の友人という、得体のしれないんだけど少し近しいものへの視点がいいです。 #ut1205

2012-07-02 22:22:24
虫武一俊 @mushitake

パリは五月リオデジャネイロも八戸もどの五月にもあなたは不在/ユキノ進さん(@susumuyukino)5首全体で好きでしたが一首目を。八戸の五月を想像することによってより面白みが出ていると思います。 #ut1205

2012-07-02 22:22:49
虫武一俊 @mushitake

八十回勝つため六十回負ける広島カープみたいに俺も/牛隆佑さん(@ushiryu31)「困難さの実現」を表す具体を出して、そこへ自分のままならなさを被せるのはオーソドックスだと思うのですが、このカープからただよう詩情はなんでしょうか。 #ut1205

2012-07-02 22:24:03
魚住蓮奈 @hasnan_mhd

(背中から撃て、の出典は実はパトレイバーなんです。熊耳さんが泉さんに「背中から撃たれるっていうのは一番痛いことなのよ」って言うシーンがあって、少女だったわたしは深く深く共感したのです) #ut1205

2012-07-02 22:55:47
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