アニメ監督・藤咲淳一氏、企画を決めるための視点と姿勢について語る。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』脚本、『BLOOD+』監督、シリーズ構成、『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』脚本などアニメ・ゲーム・特撮の脚本家・小説家と幅広い活動をされている藤咲淳一氏の企画を決めるための視点と姿勢についてのつぶやきをまとめました。
藤咲淳一@個人的発言
@fujimarl
Production I.G所属(社員)。仕事の依頼は会社通してかDM等でご相談ください。 「ひみつのアイプリ」(監督)・攻殻THA(脚本)・大学非常勤講師。Girls²とLucky²は基本箱推し(とはいえ小悪魔とふわふわ雲、鶴屋推し)。このアカウントは個人的な発言ばかりです。
藤咲淳一@個人的発言
@fujimarl
企画の仕込みは楽しい。こういう仕事を十年くらいしていると決まるもの、決まらないもの、寝かせるもの、水面下でひたすら獲物を待つもの、なんか知らないけど勢いで具現化していくものといろいろ見てきた感じがする。自分の企画が決まらないから腐る若者がたまにいるけど、決まるほうが稀だってば。
2012-06-14 10:23:05
藤咲淳一@個人的発言
@fujimarl
結局、企画ってのは企画書だけで決まることのほうが少なくて、よくできた企画書でも、それに伴う現実的な要素(権利、納期、資金、現場)にリアリティがないと動かない。だからどこに目線を置くのかが鍵となる。ただ企画書にあるひとつのアイデアに惚れた協力者と磨いていくことで形になることもある。
2012-06-14 10:25:37
藤咲淳一@個人的発言
@fujimarl
ひとつのネタを手を変え品を変え懲りずに出し続ける先輩もいる。タイミングが合えば、時代が合えばその企画が実現化するかもしれないからだ。これも見習うべき要素。
2012-06-14 10:26:33
藤咲淳一@個人的発言
@fujimarl
映像作品の場合、グラフとかマーケティングとか企画書にあっても、見る人が見るのは金と時間とスタッフと内容。過去のデータをなぞっているだけでは革新性はなく、そのデータの先に来るものを明示できるかどうかで決まる。
2012-06-14 10:27:59