ホソタケさんによる、あつた蓬莱軒のひつまぶしレポート

hosotake @hstk_tw

おっといかんいかん蓬莱軒のレビューを忘れていた

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あつた蓬莱軒にてひつまぶしmgmg。絶品なり。 http://t.co/7cgBDxss

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あつた蓬莱軒のひつまぶし。鰻のプリプリとした食感と香ばしい香りが、口の中で踊る。喜びを噛み締めた瞬間に滲み出る甘み。美味い。米の粘度は適度。粒が分かる。タレの風味が鼻を通り、全ては一つになる。

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箸を休めようとお吸い物に手を付ける。優しく香る大海原。軽い旨みと、深い味わいを感じる。雑味は無い。ただひたすらに透き通る味。ああ、臓が安らぐ。味覚は一度無に返り、次の楽しみのために心を整える。

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今度は出汁をかける。葱、わさび、のりを忘れてはいけない。立ち込める湯気に微かな香り。期待が膨らむ。箸を椀につけ一気に口へかき込むしかし、焦らず。美味い。わさびの辛味が舌の上で踊る。さらさら、さらさらと流れる、一つ一つの米粒と、そして食感を主張する鰻。噛み締めるたびに顎は喜ぶ。

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最後は、そのまま食す。何もかけない。ひたすら、ただひたすらに、鰻と米粒の甘みを楽しむ。心は無に。目線の先には鰻。そしてタレのかかった米粒。ああそうか、山椒を楽しんでいなかった。そこで一振り、もう一振り。山椒の香りは鰻の旨みを引き立たせる。美味い。最後のひと粒を噛み締め、箸を置く。

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静かに椀を置く。お茶を静かに一口、二口嗜み、余韻の残る口の中に最後の挨拶をする。ごちそうさまと、小さく呟く。ごちそうさま。