丸山天寿先生の「本格ミステリー・授賞式編(2012年)」

丸山天寿 @tenjumaruyama

さて、昨日に続きお上り日記。本日は「本格ミステリー・授賞式編」。昨年までは見学だったけれど(編集担当者を拝み倒して通して貰った)、今年は本ミスの会員に入れて貰えたので、本来の厚かましさを発揮し太い顔をしていろんな先生方の話を聞いた。あくまで私の感想だから間違っていたら御容赦を→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「皆川博子先生」－受賞パーティの主役のお一人。大ベテランである。畏れ多くて近寄れなかったが、受賞のお言葉を聞いた。とても張りのある艶やかでお歳を思わせないお声。中村玉緒さんの声に似ているような気がした。「受賞させていただき光栄です」と作品名をもじっての締めくくりはお見事でした。→

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「城平京先生」―「虚構推理・鋼人七瀬」で本ミス大賞を受賞された主役のお一人。完全な覆面作家で、サイン会にもお姿を見せられないそうな。私はどうせ見えないから覆面は関係ないが、性別も丸秘だというから声の感じもNG。作者の正体はミステリーの究極の謎。いつか解禁になったら書きます。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「笠井潔先生」－評論・研究部門で受賞された。小説に評論にと多才な先生。声質が高く理論的な話をされたが、音節の区切りにゆとりがあり言葉に力があるのでとても聞き取りやすく内容も分りやすい。作品を読む限りでは近寄り難い論客に思えるが、あのような声を出す方はおおむね温和な方である。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「山田正紀先生」－パーティで挨拶された。一芸を極めた人に出せる、人生に達観したお声。酸いも甘いも噛み分けた上で酸い部分を回りの人に感じさせない。声質が将棋の内藤國雄先生に似ていると思った。何にでも興味をもたれて、どこからともなく現れにこにこと笑って見ているような感じの先生。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「柴田よしき先生」－作中のハードボイルド女探偵とは少しイメージが違うが、物凄く明るい方。何故か野球の話題になり「ホークスと日本シリーズを」と言われた。ヤクルトのファンであるそうな。「今年のホークスは投手がいなくて」「大丈夫。良い若手が育っているから」秋山監督、聞いていますか→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「深木章子先生」―少し草臥れて椅子にへたり込んでいたら、声をかけて下さった。弁護士活動をされた後、還暦を機にミステリーの執筆を始められ「鬼畜の家」でデビュー。人生と高齢スタートの大先輩である。小柄で穏やかな老婦人。ミス・マープル女史を彷彿させる優しく穏やかな語り口の先生。→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「我孫子武丸先生」―二次会では我孫子先生を独占。去年も随分とお世話になったし、好意に甘えっぱなし。私の苦手なミステリー手法について、いろいろ教えて頂いた。それだけではなく邪馬台国親父の長話に付き合って貰った。有難う御座います。この御礼は良い作品を仕上げる事で御返ししたいと思う→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「京極夏彦先生」－パーティの終了間際、探偵京極堂のファンである娘が叫んだ。「あの後姿は絶対に間違いない」。背中で自分を表現出来る人はなかなかいない。強引に押し掛けて挨拶をさせて頂いた。貫禄のある声だ。こるもの先生がメフィスト同窓会への出席をお願いしたそうな。頑張れこるもの先生→

丸山天寿 @tenjumaruyama

「千澤のり子先生」―ツイッターでいつもお話しているので、とても身近に思っている。「今日はどんなファッションか」と娘がわくわくしていたが、本日は少しおとなしめの着物に黒ネコ柄の白い帯。髪飾りにはアリスがあしらってあったそうだ。娘が言うには「博多人形かこけし人形のような感じ」→

丸山天寿 @tenjumaruyama

千澤先生とはゆっくりとお話をしたいと思っているのだが、今年もあまりお話が出来なかった。こるもの先生と盛り上がっておられる時に押し掛けるのは迷惑だろうなぁ、と思っているうちに制限時間終了。ガールズトークに割り込む勇気がない。残念。いずれ機会はあると思うので、それを楽しみにまた来年→

丸山天寿 @tenjumaruyama

こちらから動けないから多くの方とはお話が出来ない。壁際にいたら、東川先生、綾辻先生、光原先生が声をかけて下さった。大変に光栄です。有難う御座いました。他にも何人かの先生とお話をしたのだけれど、娘が近くにいなくてお名前が分らない。失礼な事を言ったかも知れない。お許し下さい→

丸山天寿 @tenjumaruyama

授賞式やパーティで、お名前の紹介や御挨拶がある度に「あっ、あの先生だ」とは思うが、なかなか近寄る度胸がない。(私にはあるが、娘がびびるー笑)。有栖川先生、鯨先生もいらっしゃったようだが、娘が見失ってしまった。鯨先生には是非邪馬台国の話をお聞きしたかった。次の機会は逃すまい→

丸山天寿 @tenjumaruyama

駆け出しであるが故に、このようなパーティは大変に有難い。先生方の中には執筆の苦労を話して下さる方が、結構たくさんおられる。(その話は伏せます)。九州の田舎で一人で書いていると、時に不安になることもあるが、こうしてお話を聞くと力が湧いてくる。先生方有難う御座いました。　了