6/22 #同題ssBSR まとめ お題「雨乞い」

#同題ssBSR 6/22のお題分のまとめです。 ざっとまとめただけです。誰でも編集可能ですので、追加・削除などご自由にどうぞ。 作品冒頭にある【 】内はCP表記です。ただし、全ての腐要素のある作品に記されているとは限りませんので、地雷のある方は注意。→http://j.mp/Kcy03q 続きを読む
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同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

6/22(22:00)~6/24(22:00) 今回のお題は『雨乞い』 お題提供は鈴鹿さんです。ありがとうございます #同題ssBSR

2012-06-22 22:02:14

@izr_5

【雨乞い】ぽつり、ぽつり。気紛れに落つ雨は気付いた時には絶え間なく降り注いでいた。地には一つ、人になりきれなかったものが、向かう先も得ず、さ迷い歩いている。足音も吐息さえも降り注ぐ雨に掻き消えて。果たして、何か言ったのか、何を言ったのか、ついぞ知る人はなかった。 #同題ssBSR

2012-06-22 22:14:00
このえ @piyousakuma

【雨乞い】田畑のために雨を請うのだ、とカエルのように跳ねている少女を冷ややかに眺める彼に、「政宗もするだよ!」少女はびしりと言った。何故俺が、と言いかけ、隣で己の腹心が必死にカエルの真似をしているのに気付く。「政宗様」その視線に耐え切れなくなるまで、あと少し。 #同題ssBSR

2012-06-22 22:19:23
@izr_5

【雨乞い】「何をしている」縁側に座す男を見て眉を顰める。包帯の巻かれた手にはてるてる坊主が一つ、二つ。「なに、雨を降らせようと思うてな」雨はよい、実によい。そう笑う男に、くだらぬ、と一言。「即刻止めよ。日輪を隠す事など許さぬぞ」また一拍後、ヒヒと笑声が聞こえた。 #同題ssBSR

2012-06-22 22:22:59
カノエ ふきこ @kneeeeehigh

「官兵衛、」茹だる様な暑さに官兵衛は溶けた蝋人形の如く。軒に転げて動けない。「あれをやれ」子供の体温は熱い。佐吉が乗った腹の上から汗がとろりと垂れた。仕方ないな。立ち上がり池に鉄球を叩きつける。天まで昇る水飛沫に大凡子供の様な顔で佐吉が目を煌めかせた。〈雨乞い〉 #同題ssBSR

2012-06-22 22:31:05
マツハナ* @matsuhanaa

【慶次とかすが】細い指がぎゅうと頬を抓る。遠慮のない力加減にさすがに抗議の声を上げると、うるさい、と一蹴されてしまう。「こうでもしないとお前は泣かないだろう!」さっさと泣けと迫る瞳の方こそうっすら濡れているものだから、その優しさに思わず笑ってしまった。<雨乞い> #同題ssBSR

2012-06-22 22:31:24
@kikei_666

【雨乞い/三吉】「…刑部、なんだあれは。」ふと気づいたように三成が顔をあげる。どんどんと聞こえる音は雨乞いの太鼓だ。「あれはな…」そこではた、と言葉に詰まる。雨という言葉があの日を思い出させるのではないかと。「三成、しばらく外出は避けよ」「?貴様が言うならば」 #同題ssBSR

2012-06-22 22:33:27
こにゃ @chang_frog

【双竜】もうお時間でしょう、と小十郎が言う。無粋っぷりに腹立たしく見上げれば、未練がましさに歪んだ眉間が目に入る。それだけで留まりたい理由には充分だが、この朴念仁には通じねぇだろう。「ド派手な雨でも降りゃあなぁ…」降水確率10%の天気予報が恨めしい。<雨乞い>#同題ssBSR

2012-06-22 22:40:54
実田 @sanada_minoruta

ささら踊りの行われる上田の塩田平は雨の少ない所であった。大干ばつがあり村人は霊岳夫神岳に雨乞い祈願したところ恵みの雨が降った。それ以来夫神岳山頂に祠を立て、九頭竜権現をお祀りし反物を奉納、感謝と祈願をした。幸村の時代にも行われていたであろう祭である。<雨乞い>#同題ssBSR

2012-06-22 22:41:18
高塚@パグ歴ハチ→空→こいしと生活中。 @takatuka_masiro

<瀬戸内>「最近、天気が良いお陰で四国の農作物も漁も良くてな。アンタと無駄な戦する暇も無くってよォ。」豪快に笑う鬼が忌々しい。普段は日輪信仰だが、彼の苦渋の顔を見たいが為に雨乞いをするのも悪くは無い…と主らしくない考えを思い浮かべた己も腹立たしかった。<雨乞い> #同題ssBSR

2012-06-22 22:50:46
柚原しゃつ @yuzuharasyatsu

【転生三家】雨の日は過去の記憶が奴を殺せと私を促す。今生は穏やかに暮したい。 綿と白布で作った坊主を吊るす日々。 カーテン裏に隠し吊るされた顔のないてるてる坊主をワシは偶にひっくり返す。現世のワシを殺してお前の苦悩が消えるなら、殺されたってかまわない。<雨乞い>#同題ssBSR

2012-06-22 22:58:35
イグアナくん @nkgmbs

【金→天】聞いてよ天海さま。天下人になってからぼくをぶつ人はいなくなったよ。毎日好きな物を好きなだけ食べていいんだ。だけど……ねえ天海さまはどこへ行っちゃったの?――いつかの夜みたいにさ、天の鍋が噴き溢れたら……また、ぼくのところに来てくれるかな――?〈雨乞い〉 #同題ssBSR

2012-06-22 23:19:39
ランプリイ @Lampray555

〈短期バイト〉募集:雨男・雨女(年齢不問)内容:ため池等の周辺に滞在するだけの簡単なお仕事 勤務地:四国一円 給与:完全出来高制(雨量により変動) 長曾我部軍正規兵士への登用もあり お問い合わせは(土佐)××-×××× 人事課谷忠澄まで【雨乞い】 #同題ssBSR

2012-06-22 23:22:35
雷芭秋春 @fausut

【吉+官】「最近雨が降らぬが為に作物が採れぬと訴えがきた。そこで雨乞いの儀をあの巫女に教えられてな。さぁ、早に踊れ」「女巫が?じゃあ効き目あるのか・・・?」「ヒヒッ。本当に踊りよった。滑稽よな、黒田。さっきのは嘘よウソ」「からかうのもいいかげんにしろ!」【雨乞い】#同題ssBSR

2012-06-22 23:41:16
@Kei_Amamiya

【雨乞い/慶次】「へ~、そんな雨乞いするんだ」茶屋の主の話によると、この地方の雨乞いの儀は清き湖沼に動物の内臓や遺骸を捨て、水を汚す事で水の神である竜神を怒らせて雨を降らせようとするもので、思わず浮かんだのが怒り狂う2頭(?)の竜の姿で。「…程々にしときなよ」 #同題ssBSR

2012-06-22 23:41:33
東露🐱🗻 @tooro_banbino

【チカナリ】強く押し付けられた肩口で呻く。雨よ早うに降れと。雨が全て押し流してしまえばいい。濡れて流れて隠れてしまえばいい。誰も見る事など許さぬ。泣き顔など晒すわけもないのだ。背に腕が回る。この腕から離れがたくなる前に、早う降らぬか、雨よ。/雨乞い #同題ssBSR

2012-06-22 23:44:58
@izr_5

【雨乞い】明日は雨。それを聞いてからの毛利は酷く落ち着かぬ。冗談に、てるてる坊主を作ってみてはどうかと提案すれば素直に紙を丸め出したのだから愉快で仕方がない。「何を笑っている」「何でもない、気にしやるな。ヒヒッ」「…貴様、よもや逆さに吊るすつもりではあるまいな」 #同題ssBSR

2012-06-23 00:00:47
@myura3037

<題:雨乞い>政宗「真田が炎を焚いて雨乞いをしていた。竜神を呼ぶ儀式らしいから『よう、竜が来てやったぜ?』とjokeを言った。真田にはスルーされ、忍には『ただの竜はお呼びじゃないんだけど?』と冷やかにされた。即帰ったぜ」 #同題ssBSR

2012-06-23 00:03:44
キリン @wktk_kirin

【雨乞い/刑部】今日は戦か……。三成は返り血をたっぷり浴びておるであろうナァ(ハァ)さんざめく局地的集中豪雨よ……来やれ……あのやや子には丸洗いが必要よ。 #同題ssBSR

2012-06-23 00:31:55
@katuru_007

【雨乞い】死ぬという事は魂が何処かに行ってしまう事だ。そう考えていた幼き我は、一つ疑問を持った。「母様は何処に行ってしまったのだ」「空の上です」指の先には日輪。眩しい日輪を薄目で眺め、母様は彼処に居ると確信した。きっと、日輪の無い雨の日には母様が戻ってくるのだ。 #同題ssBSR

2012-06-23 02:03:25
@AK_SSS

【双竜】笛に太鼓にびんさざら。派手な衣装と音楽に合わせ、舞い踊るのは田楽一座の雨乞いである。「おい、これで本当に雨が降るってのか?」「なんでも、降るまで踊るとか。」顔を見合わせ主従は黙り込む。まあ、見物人達は喜んでるし、これはこれでいいのかもしれない。<雨乞い> #同題ssBSR

2012-06-23 02:15:14
菫色の星になりたい恒星 @KOU3429

【三吉/雨乞い】「三成」呼べばゆるりと振り返り「なんだ」と不機嫌さを隠さず問う。「雨に濡れて男前が増したか」おどけて見せれば深まる眉間のしわ。「たまには雨も悪くない」「くだらん、身を冷やす前にさっさと来い」不器用な気遣いに笑みがもれる。たまには雨も悪くない… #同題ssBSR

2012-06-23 05:00:46
なの @dajinano

『雨乞い』とは何だ?田畑に雨を降らす儀でございますよ竹千代さま。ならばワシも行こう!………。この身は窮屈だな…。囚われなればいた仕方なく。 まぶしい白日よ お前、嫌われてるぞ? #同題ssBSR

2012-06-23 06:16:30
ポチッ☆ (九州醤油味) @potistar666

確かに。乞うたところでどうにかなるのは人心のみであるが。『甘恋』などとリアル充実を画策する漢字変換を行った無能な携帯端末に舌打ちした元就は。熱中症への注意喚起を促す気象庁発表の予報にはなかった雷を落とすべく、避雷針となる長身細身の男の姿を探した。 <雨乞い> #同題ssBSR

2012-06-23 19:40:01