@onoholiday さんと映画「ブルーバレンタイン」〜「ラブ・アゲイン」

耳が痛い。
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小野ほりでい @onoholiday

ブルーバレンタインとラブアゲインではどっちも奥さんが旦那に愛想を尽かして好きじゃなくなるんだけど、これって日本に流通してる道徳観では一方的に奥さんが悪いことになって、愛想を「尽かさせた」側の罪は全く問われないんですよね。「何もしてないのに壊れた 」って、何もしなきゃ壊れるでしょ。

2012-06-26 13:22:48
小野ほりでい @onoholiday

将来的にもずっと好きであることを完全に予見して結婚するわけではないし、結婚を相手がどんな状態に成り下がっても好きで居続けなければならない契約みたいに捉えて、好き放題に堕落していく人もいるんだろうけど、どんな関係も維持するというよりは獲得し続けるものと捉えた方がいいと思う。

2012-06-26 13:27:23
小野ほりでい @onoholiday

相手に自分を好きでい続けるように努力を強いるなら、自分も相手に好かれ続けるよつに努力しないとおかしいし、その部分を怠って「相手が好きで居続ける契約を不当に破った 」とわめいてる人は一生同じことの繰り返しだと思う。自分が誰かに好かれなくなる原因は最低でも半分、自分の行動なんだから。

2012-06-26 13:33:33
小野ほりでい @onoholiday

誰かに好かれなかったときにどうして自分に、自分の行動に原因を求めないのか。自分の行動をまったく変化させないで、ただ今のままで居続けようとする自分を許せと強要するなら、その人が好きなのは相手じゃなくて自分じゃないのか。根本的に自分を変えようとしないなら、見切りをつけられて仕方ない。

2012-06-26 13:49:00
ちょまいよ☻ @chomaiyo

限界まで我慢して理由を告げずに突き放すのは、一種の臆病な復讐なのかもしれない。

2012-06-26 14:01:43
小野ほりでい @onoholiday

「ブルーバレンタイン」はそういうことを考えさせられる映画ですが、「ふられた、相手が悪い!」にも「ふられる方が悪い」にもなってません。どっちも悪いし、それで終わりとも限らないという感じです。気になったら見てみてください。

2012-06-26 14:06:44
ちょまいよ☻ @chomaiyo

我慢することに力を使いきるんじゃなくて、その力を向き合って話し合うことに使えたら、もっと世の中うまくやっていけるのだろうか。でも、心を削ってまで向き合おうと思えるような存在って限られている。

2012-06-26 14:07:50
小野ほりでい @onoholiday

でも僕は、「ふられた、相手が悪い!」はこの世の中であまりにも声高ではないかと思うのであえて奥さんの視点で言いました。だって、その都度相手が悪いことにして、女はクソ、男は最低、で終わらせてたら、自分の行動を変化させなくていいし、永遠に同じことの繰り返しじゃないですか?

2012-06-26 14:09:51
小野ほりでい @onoholiday

「ラブ・アゲイン」は見切りをつけて終わり、ではないです。見切りをつける側からしたら、もうこの人は自分のもとでは変化しない、距離を置いて成長してくれるのを待とう、ということで、その人との関係をあきらめることとその人をあきらめることがイコールではないんです。ブルーバレンタインの後に。

2012-06-26 14:20:55
@kusakabe1986

僕は「話し合うこと」が必ずしも解決に結びつくとも限らないと思いますけどね。話すほどに断絶が深まることもあるし、思っても無いことをしゃべってしまったりするのだし。

2012-06-26 15:24:46
小野ほりでい @onoholiday

@SILICAGEL_ シリかげるさんブルーバレンタインは見ました?

2012-06-26 15:32:06
@kusakabe1986

ディーンとシンディはドラマチックな出来事による恋愛状態でくっついてしまったからそれが冷めてしまえば一緒にいる理由が無いわけで、だから僕は恋愛というものを信頼していなくってシラフで相手を判断したいと思ってるのだけど、そうすると相手から「付き合ってる意味が無い」とか言われてしまうのだ

2012-06-26 15:38:36
小野ほりでい @onoholiday

ディーンとシンディはブルーバレンタインの登場人物です。

2012-06-26 15:41:14
小野ほりでい @onoholiday

シンディの家は父親がわけのわからない沸点で怒鳴って母親と娘がビクビクしてるようなとこで、シンディは長く継続する関係でもろくでもないものがあると、ある種「縁」に対してドライなんです。多分、家庭に対して希望を持ってない人はそういう見切りの場面での残酷さを孕みがちなんだと思います。

2012-06-26 15:44:15
小野ほりでい @onoholiday

縁は不可逆なものでできてしまったら取り消せないし、ダメだったからあきらめるということはなくて、あきらめるとその時点でダメになるんだけど、悲劇を生もうと単調であろうと、縁が良いものであるか否かは、今どうであるか、あるいはそれを通り越して未来を予見して決められるようなことではない。

2012-06-26 15:59:40
小野ほりでい @onoholiday

縁を腐らせてる関係には、あるいは縁を切ってしまう人たちの間には、自分をあきらめてる人か、それか相手をあきらめてる人がいて、ブルーバレンタインでは、それは夫が自分をあきらめて、妻が夫をあきらめたんだけど、ラブ・アゲインでは夫のほうが、最後まであきらめないと宣言して終わったわけです。

2012-06-26 16:02:50
小野ほりでい @onoholiday

結局どの時点で幕を引けばハッピーエンドなのか、というところで、ハッピーになる前に終わらせてしまえば本当にバッドエンドの繰り返しだけど、どんな状態でもハッピーエンドに向かう過程だと思えば、「今」結論を出して、わざわざ悲劇と決めつけて幕を引かなくて済むかもしれない。

2012-06-26 16:07:04
@kusakabe1986

@onoholiday あっ、リプライ気付かず…ということで見てます。

2012-06-26 16:04:05
小野ほりでい @onoholiday

@SILICAGEL_ 偶然だけど答えになってたので続けて、シンディが家庭に対して希望を持ってないからドライなのではと書いたやつがその返事です。僕もシンディの派閥なんですけど、すぐに結論を出して夫をシャットアウトしてしまった件については「シンディが悪い」と言われてました。

2012-06-26 16:10:40
@kusakabe1986

@onoholiday 確かにシンディには在るだけで機能してない家庭なら要らないという様な考えはあったと思います(一年以上前に一回見たきりなので殆ど勘で話してますが)。あと、二人の間には元々身も蓋も無い言い方をすれば身分の差が存在していて、恋愛によってそれを乗り越えたわけですが、

2012-06-26 17:49:14
@kusakabe1986

@onoholiday 恋愛が消えてしまうとまたその障害が現れてしまって、そうすると大学も通って上昇志向強いシンディから見て、学の無い土方のディーンはある種軽蔑の対象になってしまうがゆえにドライになってしまう部分もあったのだと思います。

2012-06-26 17:53:10
小野ほりでい @onoholiday

@SILICAGEL_ そういう障害って創作上で「愛で乗り越えられる」っていうプロパガンダが普及しすぎて「度外視して当たり前」っていう雰囲気になってるんだけど、最初に度外視したものが結局は別れる理由になることって多そうですね。

2012-06-26 18:29:12
@kusakabe1986

@onoholiday 「親の反対を押し切って」なんてありがちですが、その後も幸せが続いた人がどれくらいいるのかは疑問ですね。

2012-06-26 18:43:21
小野ほりでい @onoholiday

@SILICAGEL_ 男女間の友情のあるなし議論にも通じると思うんですが、理想論に基づいた「こうした方がいい」っていう道徳観は、身の丈に合わないまま行使すると他人にも未来の自分にも迷惑ですね。

2012-06-26 18:59:11