ムギちゃんとの物語

@citizen0731

俺の「ここしかない」というカン６ｍに、ムギちゃんは一切の逡巡を見せずに差してきた。ここであがりたくない。幼児の駄々にも似た感情に突き動かされ、俺は山に手を伸ばす。「あがらないの？」穏やかに、しかし視線は明らかに苛立ちの色を湛えながら語りかけてくる。優しい悪魔による、緩慢な死。

@citizen0731

@chimatanoutite ムギちゃんみたいなお嬢様にまるで耐性が無いので、気持ち悪いぐらいステレオタイプなのが難点であり、やりがいを感じるところです。比嘉さんバージョンは、対象の比嘉さんを無機的にとらえる必要があると思われるので、やはり巷さんしかいないかと思われます

@citizen0731

@chimatanoutite 育ちの良さを感じさせるメンタンピンツモ。ASAP、ムギちゃんは１万点棒をとり出そうとする俺を見て、自らの５千点棒に指をかけた。｢はい、７５バックね｣隙がない、という印象すら残さない究極の隙のなさ。

@citizen0731

｢傘、忘れたんでしょう？一緒に帰る？｣ムギちゃんは、豪雨を前にして思案したふりをする俺に優しく話しかけた。俺は折りたたみ傘を持っているし、ムギちゃんもそれを知っているのだろう。俺の戸惑いをいじわるな微笑で見つめているんだ。

@citizen0731

｢俺の味方はムギちゃんだけなんだ｣そう言った俺の顔を不思議そうにのぞきこむムギちゃん。利用価値があるってだけなのはわかってるよ、という俺の次の言葉をかき消すように、｢あなたが思ってる以上に味方はいると思うわ｣と、優しく、はっきりと諭すように言った。

@citizen0731

@chimatanoutite ｢あなたの行為に問題はございませんわ。ただ、琴吹の利害に合わないというだけ。理由としてはそれだけで十分でしょう？｣この場でも微笑を１ミリも崩さないムギちゃん。俺は既に立ち上がることさえできない。不思議と恐怖は無い。むしろ甘美なひととき。

@citizen0731

「クーマンは監督としては６流だけど、選手としては１流だったわ。右足から放たれる強烈なシュートは牛をも殺すって言われてたの。」ムギちゃんは目を輝かせて話し続ける。ライカールト、ファンバステン・・そして、ベルカンプについて話し始めた。まさかこの話が、血で血を洗う惨劇の幕開けになるとは

@citizen0731

ムギちゃんのキーボードを支える肉台になりたい

@citizen0731

｢知らなかった、では済まされないの。あなたの軽率な行動が琴吹重工を窮地に追い込んでいるの。どうして、どうしてそんなことしたの…｣泣き崩れるムギちゃん。そんなムギちゃんが見たかったからなんだ。とは言えない。すごく綺麗だ。

@citizen0731

｢菅野先生はソープ行けばいいんじゃないの？｣俺は率直にそう思ったが、ムギちゃんはゆっくりと首を横に振った。｢困難に立ち向かう姿に心を動かされる人もいるの。どんなに高嶺の花だろうと。どんなに身分が違っても。｣俺はムギちゃんの目を正視できなかった。

@citizen0731

「黄金長方形よ、１：０．６１８の比率の長方形。琴吹家の家紋も黄金長方形なの。黄金長方形には無限の可能性が秘められているわ。」と言いながら妙な四角いバッジを勧めてくる。「あなたも人生を変えたいと思ってるんでしょう？」「たったの２００万円で運気が変わるのよ。これを逃す手はないわ。」

@citizen0731

「俺、チャット風俗でネカマして貯めたお金で世界を買うんだ！」そう語る俺の頬を、ムギちゃんは思い切り張った。「世界を買うことがどれほど難しいかわからないの！気軽にそんなこと言わないで！」瞳に涙を湛えるムギちゃん。そんなことはわかっている。世界なんていらない。その涙が見られればいい。

@citizen0731

結局明日よその店も見てから決めようってことになった ネコの名前ぼしう(ただし俺の意見が通る確率自体が極めて小さい)

@citizen0731

ありがとうございました！｢ムギちゃん｣にしようと思います！

@citizen0731

｢天鳳なんて課金すればいいんでしょう？｣そう微笑んだムギちゃん。画面を覗き込むと、そこには｢有効期限　２２１０年８月１０日｣の文字が。なあんだ、１ヵ月分じゃないか。ムギちゃんも案外慎重だな。

@citizen0731

｢このゲーム、なかなか勝てないのね｣ムギちゃんは微笑を浮かべながら、ラス親で1300・2600を親かぶりして、200点差で６連続となるラスを引いた。｢仕方ないわ。我慢も必要よね｣表情には出さないが、異常な力がマウスにかかっているのがわかる。｢琴吹に負けは許されないの。｣

@citizen0731

一か月１００打つか打たないか系雀士に２００戦の煉獄モードはちょっと酷じゃありませんかね＞＜

@citizen0731

煉獄モードって言葉は流行らないし、特に悩んでもいないし、あずにゃんはかわいいし。

@citizen0731

キーパーあずにゃん！センターバックあずにゃん！ボランチあずにゃん！トップ下あずにゃん！センターフォワードあずにゃん！１１人のあずにゃんを統率する俺！！

@citizen0731

ムギちゃんは３ｓ待ちのサインを出している。差し込めば俺達の勝利だ。ムギちゃんが手を倒す。１１２２３３ｍ３４４４ｓ・・右端の３枚をなかなか倒そうとしない。「ごめんなさい。今までありがとう。」何を言ってるんだ。そして、残された３枚が開かれた。３ｍ，２ｍ，１ｍ・・・地獄への３カウント。

@citizen0731

安全牌がなくて困ってるあずにゃんに、｢安全牌が無い時は、真っすぐ行けばいいのよ｣とアドバイスするムギちゃん。そうして打ち出されたダブドラの赤５ｐに、聖母のような表情でロンをかける。

koutsucitizen @koutsucitizen

(やった！東マチの国士テンパイ！)興奮を必死に抑えようとするあずにゃんの心を見透かしたかのように、ムギちゃんは手中の東暗刻を見せる。(あ、東は場一、空テンか…)直後に危険な赤を引いたあずにゃんは降り、次巡ムギちゃんは微笑を浮かべながら東切り。｢チートイだったの。｣

koutsucitizen @koutsucitizen

@chimatanoutite ムギちゃんは澪に対してはそういうことしないっていう自分設定があります。むしろ異常なアシストをして引かれるというか。りっちゃんに対してはなぜかジェラシーを感じて、唯に対しては(ここまで書いて死にたくなった)

koutsucitizen @koutsucitizen

｢ひ、比嘉さんのブログの画像、そこまで記事にするほど珍しいことですか？それに、牌譜張られても見たことありませんし…｣｢梓ちゃん、口が過ぎるわ｣ムギちゃんが柔らかくたしなめた。｢誰しもがそういう時期を経て、大人になるの。｣優しく触角をなでて語りかける。

koutsucitizen @koutsucitizen

次の曲は、『｢ム、ムギ先輩にはわからないんですっ！お嬢様としてぬくぬくと育ってきたムギ先輩には！｣パシッ、と乾いた音が鳴った。｢梓ちゃんなんかに、私が今まで受けた苦しみが分かるわけないじゃない！なによ、にゃーとか言っちゃって、変な触角つけて、馬鹿みたい！｣』です！どうぞ！