蒼穹のファフナーを一気観した実況/感想
でも後半になってからの見所はどこですかと訊かれたらきっと「フェストゥムの群体知性としての萌え所を完備した様態」と即答してしまいそうな辺り、多分他の人と微妙に楽しみ方が違うんだろうな(人間側のドラマの書き方も素晴らしかったですけど
2012-07-07 23:47:26「我々はわたしとして~する」って言い回しが凄い好きなんですよね。もっと早く観てたらこの言い回しは第三の眼でぱく……もとい参考にさせてもらっていたはず。
2012-07-07 23:49:56ファフナーの素晴らしいところとして、フェストゥムという地球に存在しない群体知性がどのように考えるか/行動するかということを、できる限り綿密に検討している点にあると思います。その知性にどうすれば人間の言葉を、心理を、哲学を与え、共有できるかということを真摯に追った点も。
2012-07-08 09:16:28ぶっちゃけてまとめると止揚の物語、なんですよね(その点ではハイデガーの哲学書を基にハイファンタジーを紡いだこともある氏らしい作品であるといえる
2012-07-08 09:19:42ただ、そういうことを相当に自覚して書かれた物語ではあったと思います(そうでなければ出てこない単語、言い回しが特に後半の話の中にはちょくちょく出てきてた
2012-07-08 09:35:34ここから約70分くらい釘付けでした。
そんなわけで昨日から今日にかけて「蒼穹のファフナー」を7話から26話、LEFT OF RIGHT、HEAVEN AND EARTHと一気に観ました。
2012-07-08 12:17:44どれも面白かったです。特に劇場版が、上手く言葉にできないくらい素晴らしかったのです(観たばかりからかもしれないし、テーマ的に複雑なものを色々と含んでいるからかもしれないけど
2012-07-08 12:20:54異なる根底を持つ知性同士の交流(あるいは戦い……まあ冲方氏にとっては同じ意味なんだろうw)を丁寧に描いていました。テレビ版を観終えた時にも感じたのですが、もし群体的な知性がいて、彼らがどのように思考する/行動するかということを、とても綿密に組み立てた上で話が作られている。
2012-07-08 12:23:36ただその念の入り用が、観る人にとっては理解しづらく、難しく感じられるかも(その難しさを紐解くのが第三種接近遭遇テーマの楽しさではあるのですが(心理学の知識が少しでもあると、作中のフェストゥムの行動、言動が、ある種の心理学のパターンに明確に則ったものであることが分かったりする
2012-07-08 12:25:35のでした。他にも色々とあるのだけど、まあ過去の作品なので概ね言い尽くされているだろうとは思います。冲方氏の作品はこれもそうですが、どれも悔しいくらい綿密でかつ、爆発的に面白いんですよね。
2012-07-08 12:27:15