自分でも感想書いて人の感想も見て、そんな中、是々非々というか、隙のない大傑作じゃなきゃイケナイ、みたいなカンジがどこかにあって、ゆるく、でもなんかたのしいからいいじゃん、みたくな気持ちにもうひとつなりづらいみたいな気がしてしまうの。なんか見てる自分に枷(カセ)はめちゃうというか。
2010-07-05 18:55:50感想書くわけだけど、こうしてついったーでもはてなでも、そうなるとよいとこだけ云うわけにいかないみたいな気がして来ちゃって、こういう欠点もありますが、みたいな野暮な、いちいち分析的な言い回しを付け足したくなっちゃうの。
2010-07-05 18:57:25だから割とガマンして、あれもこれも言うのは止しにして、気に入った部分だけで感想書いたりもするんだけど、どっかもやもやしちゃうんだよねー。わるいとこもイチイチ全部云わないと。
2010-07-05 18:59:31「欠点もありますが」みたいのはでもほんとうはいいたくない。だってつまんないじゃん。そんなの。よかった部分をなんだか打ち消してしまうみたいで。でもそれも考えすぎなんかも知れない。ぜんぶ思ったこと言えば、それはそれできっといいんだろうなあ。
2010-07-05 19:01:01欠点なんかさ、でも断然いくらでもわかるわけでさ。というか丸々見えてしまい、それが鑑賞時の自分にとっての妨げになるのがヤだったりもするの。もっと単純に批判的な見方なしでたのしみたい、って。
2010-07-05 19:04:49映画観ながら自分で自分にウソついてるときあるもん。脚本がダメなんじゃないか演伎がひどくないか、この映画が提示してるような考え方には首肯しかねるとか、その他いろいろ浮かんできちゃって、なんとかそういうのを見えてないことにして自分をごまかすの。でも自分はごまかしきれないんだよなー。
2010-07-05 19:08:16そういう風に自分をごまかして映画を観る場合って2パターンぐらいあって、世評高い映画が実際見てみるとそれほどでもなかったり、でも「これはイイ作品のハズだ」って納得しようってのと、あともう一個はいいトコ、推したいトコ、たのしいトコがあって、でも欠点があるのに気づいちゃうケースと。
2010-07-05 19:11:34けどさあ、映画なんて「たかが映画」なんだよな。ちょっとたのしければそれでいいんだもん。そっちを優先したいんだよなー。「ちょっとたのしい」を。どうせなら。
2010-07-05 19:15:35映画って誰でも簡単にとっつけて(難解ってタイプのそれだって単に「観る」ことなら誰でもできるし。)、映像と音だから、おんなしモノを体験して共有してるような気がしてしまい、だから余計に人の感想が自分と違うとすごい違和感なんだと思うの。「おんなしもん見てるハズだのに」って。
2010-07-05 19:22:13そうだ、それこそは映画館じゃ、みんなして並んでひとつの画面をいっしょに観てるんだもん。共同体験してるような気がするよなー。映画。
2010-07-05 19:23:31あと映画でもなんでも、幾度もおんなしこと書いてるけど、その作品の「よい」「わるい」って実は究極的にはなぜ「よい」か「わるい」かって指摘できない。言えるのは完成度のことだけ。そして完成度は「よい」「わるい」とカンケーあってもカンケーない。
2010-07-05 19:26:58だから完成度をあげつらって、この映画はだからダメだって得々としてゆってる人見ると、なんかなーって気がしてしまう。欠点を指摘できるおれはわかってる、みたいの。いやいや欠点ぐらいおれはあんた以上にハッキリわかってるよ、けどこれはイイ映画なんだよ、みたく言いたくなるときがあるの。
2010-07-05 19:29:38映画のオープニングショットを一瞥しただけでいきなり「あ。こりゃダメだ」ってわかっちゃう時とかあるけど、それが世評高い映画の場合、ほんと困るんだよなー。自分をごまかすのが。「これはイイ映画のハズだ」って自分に言い聞かせるのがタイヘン。そのうちごまかしきれなくなる。もやもやする。
2010-07-05 19:37:59