７／１５のたかじんのそこまで言って委員会での「大津市のいじめ自殺事件」の議論を見て思ったこと

shinya @shinya_t4

昨日のたかじんのそこまでいって委員会での「大津市のいじめ自殺事件」の議論は、多く具体的な問題点を指摘しており、わかりやすく良かった。具体的な問題点の提起していて議論喚起するというメディアの役割を十分果たしていた。というわけでちょっとこの件について、連続ツイートをしてみる。

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１）"一番最初にメディア等でとりあげられる事になったのが、1986年の中野富士見中学いじめ自殺事件である"と切り出した宮崎哲弥氏の発言を引き取る形で、勝谷さんが大津市の自殺事件を報道するメディアの問題点を指摘。この中野富士見中学の事件のキーワードも「葬式ごっこ」だったという。

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２）詳細はWikipedia(http://t.co/bE4jlOKa )に讓るが、中野富士見中学いじめ自殺事件はいじめグループらが開いた「葬式ごっこ」に担任教師ら4人が加担し、お別れの寄せ書きにメッセージを添えるなど日本で初めていじめ自殺事件として社会的に注目された事件である。

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３）勝谷さんは「この事件はいじめ問題の大原点」であるとし、教師達も研修でさいさん学習しているはず。何人もの教師がいて（アンケート結果の葬式ごっこの記述に）「気づかない、読み飛ばす」なんてありえないと発言。※アンケートに葬式ごっこ大津中２自殺http://t.co/wMatrYKd

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４）その上で勝谷さんは、教師達はアンケートの葬式ごっこに気がついたが「これはまずい。富士見中学校と同じだ。」と考え、アンケートのこの（葬式ごっこの記述）自体無かった事ことにしようとしたのではないかと発言。

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５）そして、中野富士見中学の事件では「葬式ごっこなど、普通の人なら苦痛に感じるはず」と1,150万円の損害賠償命令を下され事に触れ、同じ事態を防ぎたかったんじゃないのかとすら思えるとその隠蔽の背景について意見。メディアもこの事を知ってるはず！なぜこのような報道をしないのかと指摘。

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６）田嶋陽子氏も具体的な問題点を指摘していた。これは人権問題だと思うと発言し、配偶者の人権を守るDV法や児童の人権を守る児童虐待法と同様、学校にも「いじめ法」が必要であることを指摘し、今回の件は本質的には国家、国会議員の怠慢でもあると主張。

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７）「いじめ法」については、是非とも（例えば）教員へのいじめの報告義務を課すなどの法整備を行なって欲しいと感じた。※１　ちなみに全米で45州がいじめ防止法を導入済み。 ※２　最近ではオンライン上のいじめを防止する法を制定している州もある。http://t.co/NKXshqdW

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８）また宮崎哲弥氏もこのいじめ法に関連して「かつては恋愛の延長と捉えられていたストーカーも今ではストーカー規制法ができた。DV法、児童虐待法、ストーカー規制法と同様、もはやいじめではない！犯罪である」と主張。そして今回ほんとに深刻だと思うのはと切り出し、

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９）体育祭で、同級生3人が自殺した生徒の手足を鉢巻きで縛り、ガムテープで口をふさいだりした現場を教員が通りかかって見かけた件について、「その場でやめなさい注意しやめたので、これでもう解決したんだなと思われたみたいだが、これはもう人間としておかしい」と。

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１０）ちなみに体育祭以降に実施された教職員からの聞き取り調査では、全ての教職員が「これまで、男子生徒がいじめられていたという認識を持ったことはない」と答えていたという。非常に矛盾を感じるし、これからの事件の捜査で実態があきらかになることを期待する。

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１１）また勝谷さんは「保護者が説明会で教師や教育委員会を糾弾しているが、親は本当に何も知らなかったのか！？いじめをみた子供は保護者も伝えることがあったはずだ。（保護者も）この点については言われてしかるべきだと思う。」と親の責任についても言及していた。

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１２）以上の議論を聞いていて多くのプレイヤーに責任があることを感じる。まずは当然加害者（3人の中学生）の責任である。そして教員、学校の責任。教育 委員会の責任、市の責任、国の責任。ひいては関係する保護者の責任もあるし、さらにはいじめ問題を追求してこなかったメディアに責任もある。

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１３）それぞれの責任範囲で適切な行動をとれば今回のような事件が起きなかったのではないかと思うと、非常につらい気分になる。是非とも事件の実態解明とそれぞれの責任をしっかりと問うて欲しい。そていこの調査は徹底してオープンにして頂きたい。

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１４）最後に宮崎哲弥氏が教育委員会にういて「問題解決能力がないために問題を隠蔽しようとした。」とパネルで回答していたが、このコメントはなるほどと 思えた。隠蔽しないためには、問題を解決できる何かを現場に与えないといけない。それは権限かもしれないし、連携先や第三者機関かもしれない。

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１５）そういったいじめを防止する体制の整備が今回の事件で進むことを改めて強く期待したい。特にメディアの方々には、社会の問題と政治をつなぐ役割を果たすため、問題点の徹底的追及といじめ防止に向けた実のある提言を強く強く期待します。

shinya @shinya_t4

１６）以上、７／１５のたかじんのそこまで言って委員会での「大津市のいじめ自殺事件」の議論を見て思ったことについての連続ツイートでした。 ※参考リンク：2012年7月15日 たかじんのそこまで言って委員会-2 ロング修正版　http://t.co/UfCixAmD