#僕の廃墟体験記　（ゾンビサバイバル、体験記風まとめ。）

@n_kano_mywords

その時、上の階からぎゃあ　という悲鳴。カエルを潰したような音だが、その声の主は多分カエルではない。僕はぎょっとして、先ほど手放したはずのハザードマップを見てみる…と、それは先ほど二人が会話していた位置でゾンビが大量発生していると、告げていた。#ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記　

@n_kano_mywords

僕は慌ててその場から逃げる。ハザードマップでどちらが安全かを確認しながら、最短距離で、その建物を出た。たとえ途中で存在を気付かれたにしても、もうゾンビは追ってこないだろう、という場所で、はあ、と一息ついてから、僕は自分がしたことに気付いた。　#ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記　

@n_kano_mywords

手元にはぎゅっと握りしめられたハザードマップよろしく政府の機密機械。『そのための司法官は用意してある』と言っていた男たちの会話を思い出した…なんて馬鹿なことをしたんだろう！僕はもう一度マップをかなぐり捨てようとしたが、その時、思い出した、　　#ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記　

@n_kano_mywords

このハザードマップの持ち主は、もう襲われて、死んで…いやゾンビ化しているかもしれないが、少なくとも「知性を持った人間で」は無くなっているということ。…そこから導き出されてた結論は…！　　#ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記　

@n_kano_mywords

「逃げよう」僕は手に端末をしっかり握りしめて、走った。……僕は本当の泥棒になってしまった…。良心の呵責はあったが、それをは、固い携帯食糧をに歯を立てて、噛みちぎることで、ぐっと喉の奥に流していった。【４日目終了　HP９５／食糧９３】　#ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記　

@n_kano_mywords

今日のn_kano：【アクシデント】レストランの厨房を探索。冷蔵室を開けると・・・今が午前４時～１６時なら食糧＋４。それ以外なら、いい感じに冷えたゾンビが出現！　８のダメージ！ http://t.co/3KNpFNeE #ゾンビサバイバル

@n_kano_mywords

【５日目】装備。『食料９３、ＨＰ９５ アイテム 治療薬』 腹が減っていたんだと思う…。ハザードマップはこのレストランは「安全性２」つまり危険な方から数えて２番目だと告げていたのだが、僕は見えないふりして踏み込んでしまった。 #ゾンビサバイバル #僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

ツーンと鼻につく薬品の匂い。閑散とした、しかし傷一つないフロア。人気はないが、ゾンビに襲われたと言うより、この街が侵食される前に、いち早く異変がおこる予兆を察知した誰かが指示をして従業員を避難させたとか、そういう風にみえた。 #ゾンビサバイバル #僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

あと、僕のハザードマップには、「温度検知」「動作検知」機能がついているのだが、どちらのパラメータのピークも検知されなかったので、ここにはゾンビはいないのだろうと、高をくくっていた。「成分検知」機能だけは危険性を示してたのだが…あえて無視した。 #ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

目当ての冷蔵室のドアをあけ、中の食べ物を漁る。生鮮食品が多く、広さの割に僕にとって役立ちそうなものは見当たらない。フランスパンをみつけたが、大きいので鞄に入りそうにない。仕方なくパン数本を両手に抱え、そして、最後に調味料のたなに手を伸ばした。 #ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

正直、調味料などはなくても困らなかった。けれど、場の安全を信じきった僕は、少しだけ欲に目がくらんだ。やっぱり味のあるものが食べたい。せっかくのフランスパンならバターを塗って食べたいし、炊き出しで配ってるスープにもコショウを振り掛けるだけで、格段に味がかわる。　#僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

だから、コショウに手を伸ばしたのだが、その瞬間、調味料棚の下から、ニュッと手がのびて僕の左腿を掴んだ。その灰色の手は、まさしくゾンビのそのもので、そして、その感触は、「クソ冷たかった」。 #僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

僕が驚いて、手にしたコショウ瓶を落とすと、舞い散るコショウを浴び、僕の足元にいたゾンビは慌てて手を引っ込めた。僕は今さらながらぎゃあ と叫び、近くにある別の調味料の瓶やバケツを鷲掴みして、（そして、せっかくのフランスパンを放り投げて）、その場を逃げ出した。 #僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

冷気が減らないと思ったら、追ってくるゾンビの数が増えている。冷気で床がなめらかになり足が滑るので、すんでのところで追いつかれそうになった。ゾンビの吐息が感じられるような距離感、多分僕の理性より嗅覚が先に危機を感じたのだろう、僕は手にもった調味料をぶちまけた。 #僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

中に入っていたのは、さっきのコショウではなく、赤い香辛料、唐辛子のようだった。 ぶちまけられる大量の刺激的な赤にまみれ、流石のゾンビたちも呻く。そして悶えている。 助かったと思い、僕はそろりそろりとその場をあとにする。 #僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

安全な所にでて、一応ハザードマップを確認すると、確かにそこは安全そうだった。 僕のところをのぞいては。「どういうことだ？」と思い、頭を振ってあたりをみまわすと、髮や衿元に付いていた唐辛子が飛び散った。 そしてそいつらは僕の口に入ったり目に入ったりする。#僕の廃墟体験記「うぎゃあ」

@n_kano_mywords

叫ぶと、周りの物陰から、幾人の人が出てきた、大丈夫ですか…とひきぎみにいいながら、そろりそろりとタオルやティッシュをかしてくれた。どうして彼等はこんなに気味悪がるのかと思ったが、足元の水溜まりに映った僕の姿をみて納得した。悲しいかな、赤に塗れたモンスターだった。#僕の廃墟体験記

@n_kano_mywords

顔や髮に付いた香辛料は洗っておちたが、残念ながら、今まで着てた服とはおさらばだった。臭すぎる。 …ああ、古着もらっといてよかった…。ふと例の少女の顔がよぎる。今頃元気にしてるだろうか… #ゾンビサバイバル　#僕の廃墟体験記　 『ＨＰ８７/食料９３、アイテム：治療薬』【５日め】