渡邊芳之先生@ynabe39の「デモが警察と「協調」するのが気に入らない人は，政府と警察はどちらも「体制」でデモは「反体制」なのだから，警察と協調してしまったらデモが「反体制」ではなくなり政府を批判することもできなくなってしまうと考えているのではないか。」

渡邊芳之 @ynabe39

デモが警察と「協調」するのが気に入らない人は，政府と警察はどちらも「体制」でデモは「反体制」なのだから，警察と協調してしまったらデモが「反体制」ではなくなり政府を批判することもできなくなってしまうと考えているのではないか。

渡邊芳之 @ynabe39

「政府を批判する反体制のわれわれ」以外はすべて一枚岩で同じ目的のために連合した「体制」であるという考えは2011年の一般の人々から見るとほとんど「陰謀論」に近いのではないか。自分もそのように考えがちな世代だけに心配になる。

渡邊芳之 @ynabe39

ああ今年は2012年だったかw。

渡邊芳之 @ynabe39

なにしろ2012年のデモは「伝統左翼の常識」を逸脱すればするほど「政府からも先が予測できないもの」になるのでよいと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

自分より若い人たちのかなりの部分が「むしろ伝統左翼こそが体制」だと考えていることにはちゃんとその根拠になる歴史や現状があると思う。

渡邊芳之 @ynabe39

もちろん自分はおそらく世代的にそのように考えることがどうしてもできないのだけれども。

渡邊芳之 @ynabe39

デモについて起きている対立は「ある物語」と「それとは別の物語」の対立であるようにも見える。

渡邊芳之 @ynabe39

それこそある問題について「官僚が民主党のマニフェストを潰した」とかいうふうに「体制の内部も一枚岩ではない」ことを語るのであれば政府と警察とで利害が一致しないことだっていくらでも考えられるはずだ。

渡邊芳之 @ynabe39

あることについて陰謀論と陰謀論でないものがあるのではなくてさまざまな陰謀論があって相互に対立しているだけという場合も多いだろう。

渡邊芳之 @ynabe39

私の世代が自然に理解でき展開を予測できることはまさに「いま首相官邸の中にいる世代」にも理解でき予測できてしまうのだから，それではダメなんだろうと思う。恐ろしいのは「どうなるかわからないもの」である。

渡邊芳之 @ynabe39

私がさっき書いたことに反感を持って反論してくる人の考えは当然理解できるし予測もできるのであって，むしろそうでない人のほうが私や私より上の世代にとっては恐ろしいわけだ。それを「お花畑」「体制をなめている」なんて言っても本当にどうにもならないと思う。

沼崎一郎 @Ichy_Numa

@ynabe39 左翼小児病という言葉が昔ありましたが、今や左翼成人病ですかね？

渡邊芳之 @ynabe39

「警察をなめている」「警察はおまえらが考えるほど甘いものではない」という考え方自体が警察権力の強化に一役買っているともいえる。むしろ私は国会周辺の警備がときにメタメタであったことに驚いた。私も「左翼的警察全能論」に毒されていたと思った。

渡邊芳之 @ynabe39

「主催者の意図や計画が警察によく理解されて警察がそれに適した厳重な警備をする」という意味では私が1980年代に何度か参加した新左翼系のデモのほうがよほど「警察と協調していた」ようにすら思える。

渡邊芳之 @ynabe39

「冷静で論理的」タイプの人の考えが政治的には時代に応じてある一定の方向を向くことが多いのは面白いと思っている。

渡邊芳之 @ynabe39

これはたぶんそんなことないと思う。実際過去のイベントの例にそんなのはたくさんあった。むしろ「警察は20万人を予想，主催者は1万人を予想」だったら間違いなく中止になるだろう。