茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第678回「日本の家電メーカーが復活する、唯一の戦略について」

脳科学者・茂木健一郎さんの8月7日の連続ツイート。 本日は、日本経済のある重要な論点について。
コラム 日本経済 にゆ 茂木健一郎 ものづくり 家電メーカー
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茂木健一郎 @kenichiromogi
しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第678回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、日本経済のある重要な論点について。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(1)昨日、取材の時に振り返っていて思ったのだけれども、私の今までの人生は、最初の半分が日本経済が好調だった時で、その後の半分が不調の坂を転げ落ちていった時期だった。ゲームのルールが変わった。グローバル化とインターネットという文明の波により、日本人の資質が通じなくなった。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(2)とりわけ、日本の家電メーカーの変調が著しい。かつて、家電は日本のお家芸であり、外貨の稼ぎ頭だったが、各社の苦境が伝えられている。コンピュータやスマートフォンを含む家電の分野で、目立つ新商品は外国のものばかり。日本のメーカーは、すっかり蚊帳の外に置かれている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(3)日本の家電メーカーの苦境には、時代の必然の理由があり、それを乗り越えるためには、必然のステップがあると私は考える。iPhoneやiPadにはあって、日本の家電商品にはないものは何か? それは、世界をつなぐ、コンテンツやアプリを流通させる情報システムである。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(4)日本の初等中等教育、および大学のカリキュラムと、グローバル化、インターネット化の時代趨勢とのミスマッチによって、日本に拠点を置く家電メーカーには、グーグルやアップルのようにすぐれたOSや、ウェブサービスを開発する人的資源がない。偶有性を避ける日本文化も足かせとなる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(5)デヴァイスの開発、製造や、製品の実装においては、日本のメーカーはまだ一日の長があるかもしれぬ。しかし、今や最大の付加価値はモノ自体ではなく、OSや情報ネットワークと結びついた「経験」の中にある。ものづくり2.0に適応できない日本企業は、利益を上げられなくなった。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(6)現在の苦境を脱する唯一の戦略は、グーグルやアップルとの思い切った共同にしかない。例えば、iPad miniを日本のメーカーが作る。グーグルのスマートテレビを日本で開発製造する。日本が得意とする「ものづくり」のノウハウを、シリコンバレーのIT技術力とマリアージュする。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(7)日本の家電メーカーが独自のOS、情報システムを作って製品に実装するという試みは、これまでも成功していないし、これからも成功するとは思えない。著作権保護などに関する日本国内の柔軟性に乏しい法制度、マインドセットが邪魔をして、グーグルやアップルのような洗練が生まれぬ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(8)日本の家電メーカーは、自分たちには独自にOSや情報ネットワークを構築する能力がないことを認め、アップルやグーグルとの共創にかけるべきだろう。製品の小型化や実装には、日本メーカーにはまだ利点があり、画期的な「ものづくり2.0」の商品が出る可能性もあると考える。
茂木健一郎 @kenichiromogi
にゆ(9)私が日本の家電メーカーのCEOだったら、シリコンバレーのIT企業との共創に、経営資源を思い切って投入する。もちろん、将来は日本独自のIT開発があればいいが、まずは相手のやり方に学んでから。同時に、時代遅れの初等中等教育や大学の改革も急務だが、それは政治の話となる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第678回「日本の家電メーカーが復活する、唯一の戦略について」でした。

コメント

ミニーさん (๑╹ω╹ ) @minnie_moo 2012年8月7日
突っ込みどころが多すぎて、どこから突っ込んだらいいかわからないw
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