8/13 #同題ssBSR まとめ お題「怪談」

同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

8/13～8/15(22:00) 今回のお題は『怪談』 お題提案は鈴鹿さんです。ありがとうございます #同題ssBSR

同題ss@BSR【改】 @ddibsr_s

ちょうどお盆になりますし、暑い夜にはぴったりのお題ですね… 百話揃ったら何か起こりそうです

みずか @mizuka_t

【怪談/サヤカ&元親】夕餉後に部屋の灯りを消し、蝋燭を一本ともしてすなるは、怪談話。雑賀の頭領迫真の語りに、幼さな子らは皆固唾を飲んで聞き入っている。「可愛いもんだなぁ。あいつら寝られないぞ」「お前もそうだった」「へ？」「眠れず人の所来たのは誰だ？」「知らねぇっ」#同題ssBSR

みちもとれん @ranranren33

(上杉軍)「そこにみずしらずのおんなが…」「うわぁあ」思わず悲鳴が漏れた。かすがちゃんは口を抑えて兼続はガタガタしてる。予想以上の謙信の怪談話の恐ろしさ。「これは、背筋が凍るねぇ」「わたくしのぞくせいのことですか？」「いや、まあ、両方かな」(怪談) #同題ssBSR

豊臣ぷりんは衰退しました。 @minminits

【怪談・親家】『安心した彼が振り返ると…そこには女の生首が｢ひええぇ！｣ＴＶの音を掻き消す程の悲鳴が上がる。｢どうせ作り話なんだからそんな怖がんなよ｣｢そうは言うが、怖いものは怖い｣震える姿は可愛らしいが、どうせなら背後ではなく横から抱きついてはくれないだろうか。#同題ssBSR

東露 @tooro_banbino

【ﾁｶﾅﾘ】合宿の夜、消灯後お決まりの百物語「俺、怖ぇの駄目なんだってば！」元親が我の裾をしっかと握ってくるのが可笑しい「悪い物など貴様には寄ってこぬゆえ安心せよ」「ホントかよ」…これではかつての四国の民が守るように貴様の背後に控えているのは教えられぬな/怪談 #同題ssBSR

@Kei_Amamiya

【怪談/佐助】今までに経験した恐い事？　そうだねぇ、自分の首を捜し歩く落ち武者とか、天井から伸びる長い髪とか…、え？　旦那も経験した事があるかって？　あの人はそういう事は恐らくないよ。雑魚は紅蓮の鬼には近づけやしないさ。それに怪異に慣れた猿と狐が守ってるからね #同題ssBSR

閑井嵩 @syusizu

【大谷鶴】酷い暑さが続く中怪談書を読み漁る。｢怖くはないのか｣｢平気ですっ！読むと涼しくなれますし。大谷さんも如何ですか？｣｢其の様な書より我がとっておきの話をしてやろ｣にやりと笑う男に期待と不安と嬉しさを感じながら｢お願いします！｣勢いよく手をあげた。<怪談> #同題ssBSR

オズ @qa_oe

ある時、元親の左目をチクチクとした痒みと何かが這うような不快感が襲った。そこには顔の左側を覆う大きな眼帯が殆どの時間そこにいる。元親は突然の事に首を傾げながら、勢い眼帯を取り払った。するとそこには、元親の顔を食らう蛆とも蟻ともつかぬ虫が蠢いていたのである。／怪談 #同題ssBSR

もえ* @F11Tmy

【弁・佐】もういい！としがみついてきた弁丸にわからないようこっそり佐助は笑うとぽんぽんと背中を叩いてやる。同じようにぽんぽんと背中を叩かれて、「俺にもしてくれんの？」と問えば「弁は何もしていないぞ？」との返事。その瞬間、忍の笑顔が引きつったものに変わった。／怪談 #同題ssBSR

綾音 @rosette_pilot

【三半/怪談】百、この世ならざる物語をすれば死者を呼べるんだよ。幼い三成に教えたのは半兵衛だった。それは彼のほんの戯れであったのだが、月日は流れてもその言葉は冷たい心で生き続けた。しかし悲しく哀れな事に、三成は想い人を呼び寄せるだけの物語を、未だに知らない。 #同題ssBSR

綾音 @rosette_pilot

【慶半/怪談】非現実な話なんて僕は信じないよと強気だった瞳が忘れられない。そんな彼だからきっと幽霊にだってなりはしない、未練だらけのくせに。夜中に悪戯に柱を軋ませたり、頬をそっと撫でたりする気配もお前じゃないんだろ？もっと生きたかったくせに、諦めて出て来なよ。 #同題ssBSR

実田 @sanada_minoruta

「怪談？俺はちっとも怖くないけどよ… 毛利 アンタは大丈夫か？」「我は平気よ…」「では…始めるでござる…まずは【七人ミサキ】でござる…」「…」「…俺、ちょっと用事思い出した…」「…我、日輪を拝む為早く休まねば…」「二人とも逃げてはならぬでござる…」＜怪談＞#同題ssBSR

めっこーる伊咲 @mecoool0221

【真田主従】紅が赤を散らす。虎の咆哮に怯んだ猿の大群がぞわぞわと引いていく。この光景を見るのは幾度目になるだろうか。己は猿を殲してヒトと成った。さぁ、アンタは何を成してヒトとなる？<怪談> #同題ssBSR

明羽 @haruh_

【コタ鶴/怪談】老いた主からぽとりと落とされる言葉の一つ一つに、びくりと跳ねる細い肩。床に就く刻となっても、己の衣は幼い力で握られたままだ。常の様に闇に紛れることは容易いが、今にも落ちそうな雫。そっと掌を解き、その身を守ると誓う様に小さなその甲に口付けた。　#同題ssBSR

ランプリイ @Lampray555

【怪談/瀬戸内】本能寺は怪談には事欠かねえ。恨みをのんで死んだ織田の兵がどうのこうのってヤツよ。厳島にはそんなものすらねえ、それがどうにも悲しくてよ。「綺麗さっぱり忘れる」っつったのは俺だが、…毛利よお。忘れちまったのはアンタの方じゃねえのかよ…。　 #同題ssBSR

みるくss用 @milkss_ss

昔親戚から聞いた話。雪の春日山に入ってはいけない。白く美しい武人の霊が出るからだ。もし霊に見つかったら……斬られてしまう。霊は宿敵を待っていて、乱世が終わっていることを知らない。「だから春日山に登りたいなら、雪が溶けてからにしなよ。かすがちゃん」／怪談 #同題ssBSR

マツハナ* @matsuhanaa

【幸佐】人の死も怨みを受けるのも、真っ暗な闇でさえ身近なものなのだから、今更怖い話もなにもない。すると機嫌を損ねた顔で主が言う。「では次は取って置きだ」そうして語られた紅い光のない世界の話に、佐助は心底怯え体を震わせた。そしてそれは、語った主も同様に。＜怪談＞ #同題ssBSR

雷芭秋春 @fausut

【黒田軍+こた】「あれは夜。官兵衛さんのとこに行った時、背筋を風がすーっと。振りかえるが誰もいやしねぇ」「俺は赤く揺れる鬼火をみた」「官兵衛さんになんか憑いてるんじゃねぇ？ツイてねぇけど」「笑えねぇよ」/「風切羽･･･お前さん怪談になっとるぞ」「･･･」【怪談】#同題ssBSR

水泡 @meshitonori

【三家/怪談】ぐすぐすと鼻をすする音で目を覚ましてみれば、隣に小さく体を丸めた家康がいた。いつの間に潜り込んだのだろう。｢怖い夢でも見たか｣訪ねれば、僅に動く頭。「…馬鹿め」だから、怪談話など止めておけと言ったのだ。ため息をついて、私はそっと温い体を抱き寄せた。 #同題ssBSR

@3_ken_cha

【三成と刑部】三成が夕涼みに行くと言い出しよった。「三成よ、夕刻ではなくもう宵よ」「構うものか。暑くて敵わん」「…今は逢魔時と言うてな、妖カシ共がうろつく刻よ」「関係ない、私は行くぞ」「まあ急くな。宵涼みなど行かずともわれが涼しくしてやろ…妖カシの談でな」/怪談 #同題ssBSR

瑛 @AK_SSS

【宇尼】話が佳境に差し掛かる。ひやりと背筋に悪寒が走り、直後に隣から「ぎやあ！」という叫びが上がって、ずしりと体重が掛かった。晴久は溜息を付くと、飛びついてきた広綱を押しのけた。誰ともなく暑気払いに始めた怪談だったが、これでは暑さが増すばかりである。<怪談> #同題ssBSR

瑛 @AK_SSS

【お市】場の空気が凍りつく。誰かが空笑いを漏らすと、それによって呪縛が解けたかのように、皆が深く息を吐いた。「さすがはお市様、怪談話も見事なもの。」そんな風に褒めそやされ、お市は首を傾げた。昨日の出来事を話しただけなのに、皆の態度がどうにも解せなかった。<怪談> #同題ssBSR

緋星（空神） @utsugami

【光秀＋蘭丸】光秀が語り終えると、蘭丸はかたかた震えていた。「おや、怖いのですか」「ら、蘭丸は男だぞ！怖くなんかない！」さて、と蝋燭の火を吹き消そうとすると、ひっ、と悲鳴が上がる。「さ、さっきの話より、今のお前の顔が怖い！」失礼な。私は幽霊ではないのに。〈怪談〉 #同題ssBSR