映画『キューバ・センチメンタル』を観て◆ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京2012
- Akira_Shimada
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今日は『ぬちがふぅ』トークの直前、近所のオーディトリウム渋谷で、ドキュメンタリー・ドリームショー『キューバ・センチメンタル』を観たのでした。革命後のキューバは「出国したがる人たち」が多い情勢。世界中に移民として散った友を監督が追った作品 http://t.co/u67CYILQ
2012-08-24 00:00:06→国が困窮に追い込まれるのを肌で感じながらも、キューバで仲間たちとともに「共にふざけあった日々」。世界中に散り、戻れなくなった人々が「あれはかけがえのない日々だった」と回顧する際に向き合う、人生の選択への「苦み」と「痛み」。『キューバ・センチメンタル』は、そこがよく描けてました。
2012-08-24 00:11:45→レインボー・アクションの移民・難民問題を考えるプロジェクトの活動で知り合った、いろんな国から日本に生活の場を移し、今では移動の自由さえ奪われてる人々の「かつての日々」についても思いを馳せながら、僕は『キューバ・センチメンタル』を観ました。過去の幸せな記憶は時に残酷でもあります。
2012-08-24 00:14:35→なんでもなく味わっている「今」という時間。当たり前だと思っている「今」の人と人との繋がり。でも、いつかは必ず終わりが来る、そして「あれはかけがえのないものだった」と振り返る時が来る。時の流れは誰にも止められない残酷。『キューバ・センチメンタル』は、その事実を突きつけてくる映画。
2012-08-24 00:17:30→『キューバ・センチメンタル』の監督は、「移民」となり世界中に散った仲間に、それぞれの「今」のビデオを撮り見せることで繋ぎ直そうとするのですが、それが喜びになる人もいれば、かえって今の恵まれない境遇を意識させられる人もいたりして、「幸福感」とは相対的なものなのだと再確認しました。
2012-08-24 00:27:53→それでもなお、やはり繋ぎ続けたい。『キューバ・センチメンタル』監督の田沼幸子さんは、そんな強い信念を持っているのでしょう。今でも、映画で描いた仲間たちを撮り続けており、今後も、世界中に散った仲間たちの「現況」を映画にし続ける覚悟を決めているようです。現在進行形で結末のない旅路。
2012-08-24 00:30:32