一高の自由の話。

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yoshinao @asakawww

一高の自由というのも一高の校風、言って見れば、物の見方なり行動を制限する一種の文化・制度にほかならない。その意味では一高に入学したということ自体、一高という歴史的制度に絡め取られることに等しい。ただ一高は自分から進んでそこに身を投げ入れていきたいと思わせる魅力的な束縛だった。

2012-09-06 00:40:19
yoshinao @asakawww

1)僕は一高が共学化され続けたあとも「なぜ共学化に反対したか」ということは言い続けたし、創造に長大な自由投稿(今となっては恥以外の何物でもない)もした。今でも機会があれば、現役生徒には「僕は反対派だった」と明らかにしている。でもそれは共学化への経緯を知っていてほしいと思うからだ。

2012-09-06 00:48:26
yoshinao @asakawww

2)僕がむかし創造に書いたような文章は、まさしく「卒業生からの圧力」と捉えた後輩もいたのではないかと思う。でも、共学化反対運動の記憶の語り部というのは、少なくとも今後数年間は絶対に必要なのではないかと考えている。少なくとも反対した僕らには、語り伝える責任があると思っている。

2012-09-06 00:51:33
yoshinao @asakawww

3)そういうわけで、地元の大学に進学したこともあって今でも部活の後輩には男子校時代の話やらその面白さを折に触れて話している。それは共学化で「ただの茶畑高校」になってほしくはないから。いつまでも面白い学校、笑える学校であってほしい、そんな願いからなのだ。

2012-09-06 00:55:15
ひろち @hiro_niceguy

@asakawww いいRTどうも。魅力的な束縛て、そう言えばそうかもしれないがもう少し、いいものかとう。フランス革命から民主主義が始まって、今でもフランス国民は選挙の1票やデモ、ストで世の中変えられると思ってるし。自発能動的に。普遍的な思想の1つととらえたほうが?戦前からだし。

2012-09-06 00:58:50
yoshinao @asakawww

@hiro_niceguy まったく変わらない制度っていうのはないんじゃないでしょうか。こうしてTLが盛り上がっているのは、その「変わり方」を巡っての話だと思います。そこを自発能動的にやれるかどうか。戦前の一中と今の一高では違う部分が多いはずですが、連続性はある。

2012-09-06 01:06:46
ひろち @hiro_niceguy

@asakawww 制度はいいが芯の部分じゃね。違和感感じてるんだろうから一度歴史的なとこにもどって見つめた方が良いかと。そうするとなんで上からのお仕着せで変えるのに違和感、感じるのかも明確になるような。戦前に自発能動でよく考えて変な権力から、くに守れっていってたんでしょう。

2012-09-06 01:23:17
yoshinao @asakawww

@hiro_niceguy その通りだと思います。歴史を考える、どのようにして今の一高が作られてきたか知るという作業でいろいろ明らかになると思います。ただそういう分析だけでは、今の一高は悪いとか良いといった倫理的判断の根拠は出てこないし出すべきでもないのかなと。→

2012-09-06 01:36:12
yoshinao @asakawww

@hiro_niceguy →そこで決定的な役割をするのは実際の現役生徒の感覚にほかならないのかなと考えます。どんなに自発能動な決断でもまったくのストレスフリーというわけにはいかない部分はあって、教師の影響やOBの昔語りの影響はある。そこにわれわれの存在意義もあるのかと。

2012-09-06 01:44:17
ひろち @hiro_niceguy

@asakawww それはそうだ。けど東大が官僚養成学校だったなら、一高は民主主義や市民の中心となる人物の非常にまれな養成学校じゃない?高校生活うんうんという側面だけじゃなく、自分の意思を持った社会の中枢を担う人材の輩出がすごいとこかと。空気よんでうまいことやる奴じゃなくて。→

2012-09-06 01:49:38
yoshinao @asakawww

Y先輩のおっしゃるとおり、一高は面白い学校。ネタにしたいだけというのもある。けども、自分の痕跡をどこかに残したいという幼稚な欲望もあってつい口を挟みたくなるという部分も、僕の場合はある。あぁ恥ずかしい。

2012-09-06 01:54:05
ひろち @hiro_niceguy

@asakawww 。→まあ、お仕着せに違和感感じてるあたりでまともなOBは安心するかと。伝統といって昔の風習持ち出すようなOBまあそんなもんじゃね。KYなんて、空気を読んでうまくやる人材じゃなくて、自分で考えられる人材が戦前どころか今の日本にいかに必要かと。

2012-09-06 01:54:58
yoshinao @asakawww

@hiro_niceguy 空気を読んでうまく立ち回るわけではなくとも、先輩なり友人なり教員なり、学校全体の雰囲気からまったく独立に自由な決断をしているわけではないですし、それは一高っぽさではないと思うんですね。夜祭とか根回しやサクラがすごく大事なわけですが、そうやって自分だ→

2012-09-06 02:18:56
yoshinao @asakawww

@hiro_niceguy →けではどうにもならない部分があるということを学べた気がします。その意味で、伝統とか校風に向き合おうとする議論が昔から盛んなことが、反骨精神にあふれ在野で活躍する先輩方を生んだと言うこともできそうですね。

2012-09-06 02:24:19
ひろち @hiro_niceguy

@asakawww 確かに一高の空気の下での自由や発性かも。関西に住んでたが違う意味で自由にやってるし。でも将来的にはその空気にしばられた以上の人材になってる人が多いかと。在校生の為の高校は原則だが社会的財産とも言えるし。先生は伝統に嫉妬で、在高生は伝統以上の意義を知るには時間が

2012-09-06 02:38:49
ひろち @hiro_niceguy

@asakawww まあ、伝統とか校風の意味みたいなのがよくわからないから向き合うんじゃね。フランスやアメリカの国家の立国意思や憲法意思みたいのが提示されててたり、そこまで行かなくてもぼんやりとした伝統じゃなくもう少し明確な内容だったら意義の探索しなくてよかったかも。

2012-09-06 02:43:03
yoshinao @asakawww

自重とは自分を尊重すること。自重献身とは主体と環境の絶対矛盾的自己同一なのだ。RT "@_yomogimochi: それが自重献身っていうのか?最近、何かと、自重献身の精神が~とかいって規制しようとしてるけどさ。"

2012-09-06 02:44:28
yoshinao @asakawww

@hiro_niceguy まぁ伝統精神云々といってもたかだか百二十年の歴史ですしね。これからもオープンエンドに洗練され続けてゆくのだろうと思います。なんにせよ、一高での生活が何にも変えがたい財産になったことは確かです。

2012-09-06 03:01:33
yoshinao @asakawww

一高生は「自発能動」の精神が大好きだけど(もちろん僕も好きだけど)、後半の「以亮天功」という全体論的契機を忘れている人が多い。僕はむしろ主体的行動とかより、われわれを取り囲む環境全体に視線を向ける後半の文句の方が大事なのではないかと思っている。

2012-09-06 13:32:31
yoshinao @asakawww

もともと一高生は鼻っ柱の強い集団なんだから自主自律だのは言われなくてもわかっているはず。天功をどうやって亮けるのか、どうやって献身以て公に奉ずるのか。あるいは自発能動と思ってやったことは本当に自由な行為なのか、一高というお釈迦様の掌の中でないのか。母校のことは考えるだけ面白い。

2012-09-06 13:42:50
菊池遼 @ryokikuchi13

@asakawww 校歌の歌詞は「以亮天功」の精神だよね。最後の一節も“御国の為に尽くすべし”だし。

2012-09-06 13:50:09
yoshinao @asakawww

現役一高生は校訓標語を都合よく牽強付会する先生がいるなぁと思ったら千二百字から二千字くらいのミニレポートの提出を求めてみるとよいのではないかなぁw 採点は応援団幹部と総会議長あたりで。で、それを校長室の前あたりに貼り出す。いや、ジョークですけど。

2012-09-06 13:53:32
yoshinao @asakawww

@ryokikuchi13 そうですね。そして、仙台藩の御用学者の家に生まれ明治政府からは長く不遇の扱いを受けた大槻文彦先生の経歴を考えれば、あの歌詞は単純に皇国思想に迎合したものとも思えないのですよねー。大槻先生が当時としては異例なほどリベラルな校風の学校にしたわけですし。

2012-09-06 13:59:17
菊池遼 @ryokikuchi13

@asakawww 皇国思想とは違うだろうね。儒学思想の影響はある気がするけど。一高の目標は己が世に通ずる人間となり、以て身を公に捧げよ。ということたと想うんだよね。世の中を良くするためにはあなた自身が成長して変えなさいと。

2012-09-06 14:10:22
yoshinao @asakawww

@ryokikuchi13 ええ、もう菊池先輩ののおっしゃることに尽きると思いす。「リーダーを育てる学校」というときのリーダー像はまさに校訓や校歌を地でいける人なんでしょうね。この精神は忘れないようにしたいものです(^^;(自戒)

2012-09-06 14:17:06