夢の話

こないだ見た夢がストーリー仕立てだったので忘れないようにメモ。
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@erosimezi

すごいストーリー仕立ての夢見たからメrモる

2012-09-12 05:42:02
@erosimezi

まず私は高校生で何らかの部活(たぶん文化系)に所属していて、修学旅行かなんかのときに「この街の地図を作ろう!」って部活のメンバーとスケッチブックを持って街に出かける そしたら何故か唐突に巨大なUFO(すごいSFっぽいでかくてハイテクっぽいデザイン)が1基現れて、街を蹂躙し始める

2012-09-12 05:44:18
@erosimezi

ガンツと宇宙戦争混ざったみたいな状況の街を泣きながら部活メンバーと走り抜けるんだけどひとりまたひとりとはぐれていって、最終的にどこかのマンションのエレベーターの前で「あの、これ、どうやって乗るんですか?」とこの場では不釣り合いなほど穏やかな笑みを浮かべたおじさんに尋ねられる

2012-09-12 05:46:00
@erosimezi

私はもう「ああこの人は人間に擬態した宇宙人なんだなー」と理解して、「こうするんですよ」ってエレベーターに一緒に乗る。(この時部活のメンバー一人と知らないおじいさん、その孫も一緒に乗る)「最上階に行きたいんです」「わかりました」エレベーターが上昇する間は無言だったけど

2012-09-12 05:47:36
@erosimezi

「教えて上げたかわりに、私達のこと、殺さないでくださいね」って宇宙人に言った。そもそもあれは私じゃなくて(あんな非常事態に私があんなに冷静なはずがない)私は多分その外の世界であの世界での出来事をTRPGのように感じながらロールプレイしていたのだと思う。あの世界での私はただの

2012-09-12 05:49:09
@erosimezi

プレイヤーキャラクターだったんだろうなあ。

2012-09-12 05:49:19
@erosimezi

で、話を戻すと、その私の言葉に宇宙人(外見はおじさん)は苦笑するだけだった。最上階につくとフロア全体が異様な雰囲気で、そのとある一室のドアを宇宙人のおじさんが開けた。すると中には外見は地球人そっくりなんだけど目がなんか違う宇宙人がたくさんいて、

2012-09-12 05:52:59
@erosimezi

「あーっやっぱりお前も昇降機の使い方がわからなかったんだ」と笑いながらおじさんを迎え入れた。その宇宙人達が示す方向には大きなソファーがあって、そこには地球人が何人も怯えたように座っている。

2012-09-12 05:53:59
@erosimezi

みんなエレベーターの使い方を宇宙人に教えたひとなんだろうな、って思って、私も促されるままにそのソファに座った。部活のメンバー(男子。名前は覚えてないが便宜上木村とする)は非常にびびっていて、こけたりしてた。宇宙人がそれを見て笑った。大丈夫かーとか言ってて、

2012-09-12 05:56:59
@erosimezi

わりと優しいのかなって思ったんだけど宇宙人達が見守るモニター(部屋は作戦司令室みたいに改造されてた)の中ではアホみたいに地球人が死んでる。部屋の中の地球人たちは泣きそうな顔でそれを見てる。 宇宙人達は私達にはわりと優しくて、私語をしても怒られたりはしなかった。

2012-09-12 05:59:57
@erosimezi

「多分、私たちはペットとして飼うことにしたカブトムシか何かで、他の人達はシロアリみたいなもんなのよ。彼等にとっては」と、私の隣に座っていた金髪の美少女女子高生(! やっぱりこれはTRPGの世界なのだ。この女子高生の名前は便宜上メアリーとする)が呟いた。木村がそれにキレかけたけど

2012-09-12 06:03:47
@erosimezi

「おーい、ちょっとうるさいぞ」という宇宙人の一言で黙った。「きみたちは捕虜だ」と宇宙人は言う。「捕虜とサンプルを兼ねている。捕虜なんてなくても俺たちは地球を侵略できると思うから、どっちかっていうとサンプルの意味合いが強い。ああ、痛いことはしないし、殺すつもりもないよ」

2012-09-12 06:07:21
@erosimezi

それから宇宙人たちはさまざまなことを私達に要求した。この星のゲームをいくつか教えろ(神経衰弱大会になった)、部屋の中にあるレトルト食品を調理してくれ(カップラーメンは宇宙人達の間に味覚革命を起こした)、この星の料理を教えてくれ(宇宙人達がどこからか調達してきた生麺でラーメンを

2012-09-12 06:10:24
@erosimezi

作らされた)、歌を歌ってくれ。部屋の中は驚くほど平和で宇宙人達は優しかったが、ディスプレイの中では炭みたいに真っ黒な街の中で死体がたくさん転がっている。また、捕虜たちが宇宙人達の見ていないところで会話をするのを宇宙人達は許さなかった。料理をするときは、当然見張り番がついた。

2012-09-12 06:12:25
@erosimezi

メアリーには弟がいた。弟は無口でメアリーとの会話はほとんどなかったが、メアリーはいつも弟のことを気にかけていたし、弟はメアリーから決して離れなかった。たまにメアリーと弟が口論(と言っても一方的にメアリーが弟を叱っているだけのように見えたが)をしているのを、宇宙人達は興味深そうに

2012-09-12 06:14:45
@erosimezi

メモをとりながら見ていた。  歌のうまい、シホという女の子がいた。物静かな子だったけれどやたらと肝が据わっていて、宇宙人達に怯えることをしなかった。彼女は望まれれば(また、何も言われなくとも気分次第で)歌を歌い、宇宙人達はシホの歌がお気に入りだったからそれを止めることはなかった。

2012-09-12 06:19:01
@erosimezi

これを歌ってくれとシホにCDを手渡す宇宙人もいれば、ラーメンにごま油を入れると美味しいらしい、と当然の知識(地球のインターネットに接続して調べたらしい)を得意げに私にひけらかす宇宙人もいた。宇宙人たちは機嫌がいいとよく私達の頭を撫でた。やはりペット感覚なのだ。

2012-09-12 06:21:50
@erosimezi

いつからだろうか。悩み事を私やシホに相談しに来る宇宙人がちらほらと現れ始めた。それは故郷へ帰りたいというホームシックであったり、地球の文化を壊すことへの罪悪感であったり、時には恋の悩みであったりした。私はそういうのは苦手なので「気合だ!」とばかり応えていたのだが、シホは的確な答え

2012-09-12 06:24:43
@erosimezi

を返していたようだった。 メアリーの弟を大層気に入っている女性の宇宙人がいて、よくメアリーと睨み合っていた。彼女は私達が寝静まった後にこっそりと地球人部屋にやってきてメアリー弟の頭を撫で、見張りの宇宙人に茶化されながら、恥ずかしそうに、しかし満足気に去って行った。

2012-09-12 06:27:45
@erosimezi

木村をお気に入りの、というか、木村と仲が良い宇宙人がいた。ゲームが好きな男性の宇宙人で、ゲームをするときは大抵相手に木村を指名した(木村は大抵のゲームがとてもうまかった)。よくふざけてどつきあっていたし、木村がゲームの中で宇宙人を叩きのめしても、

2012-09-12 06:30:46
@erosimezi

彼は悔しがることはあっても怒ることはなかった。  ある日、ふとシホが「そういえば、携帯、つながるのかな」と呟いた。宇宙人は「気になるのか?」「電波を確認するくらいならいいぞ」「悪いけど電話はまだダメだ」と言って私達に携帯を返してくれた。ネットに接続することはできたが

2012-09-12 06:32:44
@erosimezi

電話とメールの発着信はできない仕様になっていて、ネット上の掲示板などにこちらから書き込むこともできない、あくまで閲覧専用の携帯電話だった。

2012-09-12 06:37:00
@erosimezi

私たちはそれを、宇宙人の喜びそうなレシピを検索したり、歌詞情報をダウンロードしたり、面白そうなゲームを探したりといったことに使っていたのだが、ある日とんでもないことが起きた。 朝起きると宇宙人達が忙しそうに歩き回っている。「追い返すことはできないのか」「でもなあ」「俺は嫌だぞ」

2012-09-12 06:41:14
@erosimezi

「でも、こいつらにとってはそれが一番いいだろう」「特にメアリー弟なんてまだ小さいんだし」 なんだなんだとディスプレイの中を覗き込んで、驚く。うちのカーチャンと妹である。それだけではない、木村のトーチャンとカーチャンもいる。他の大人たちはシホやメアリーの家族なのだろうか。

2012-09-12 06:43:19
@erosimezi

「起きた?」と宇宙人の一人が、絶句する私達に気付く。「家族のところに帰りたいかい」 まず頷いたのはメアリーとその弟だった。木村はちらりと友達の宇宙人を見て、それから申し訳なさそうに頷いた。それを見て私も頷き、シホは――考え込んでいた。 宇宙人達はそれに頷くと、マイクに向かって

2012-09-12 06:46:26