L4.UFONIAのちょっとした説明/蒐集された感想
本著のキーワードとなりそうな単語だったり、参考にしたサイトをつらつらと並べてみます。Wikipediaのページを引いてるところの正確さについては要確認ということで。
もう少しあったような気もするんですけど、それは気付いたら後で追記します。
[サード・リアリティ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/サード・リアリティ
脳の拡張や、外部情報からの学習とかもこれに含まれると思います。それにしても楽天研究所の概要は喩えがいちいち古くさいのだけはもう少し何とかならなかったんでしょうか……。
[拡張現実]
http://ja.wikipedia.org/wiki/拡張現実
AR。Googleの開発しているような眼鏡型パソコンが普及すれば恩恵に授かることもできるのかもしれません。位置情報の取得によるプライバシー侵害をどうするかとか、拡張された現実に対する人体へのストレスの可能性とか色々と問題もあるんですけどね……。
[シミュレーテッドリアリティ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/シミュレーテッドリアリティ
私たちの世界は上位の法則によって演算されているのかもしれないということ。夢は現、現は夢。
[人間原理]
http://ja.wikipedia.org/wiki/人間原理
涼宮ハルヒ的なアレ。
[太陽帆(ソーラーセイル)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/太陽帆
[スイングバイ(フライバイ)]
http://ja.wikipedia.org/wiki/スイングバイ
[マスドライバー]
http://ja.wikipedia.org/wiki/マスドライバー
地球上から人間を打ち出すのはあまり良くないらしいですね……ごめんね蓮子さん。
[単為生殖]
http://ja.wikipedia.org/wiki/単為生殖
[順列都市]
http://www.amazon.co.jp/順列都市〈上〉-ハヤカワ文庫SF-グレッグ-イーガン/dp/4150112894
本著に出てくる情報空間理論、ならびに「開扉」と呼ばれる現象についてはこの作品に出てくる塵理論という架空の理論を参考にしています。
[不死は実現可能!?― 猫でもわかる塵理論]
http://d.hatena.ne.jp/daen0_0/20080529/1212044042
グレッグ・イーガンの塵理論に関する考察。同様なものはいくつもありますが、これが一番直観的で分かりやすい気がします。
[ディアスポラ]
http://www.amazon.co.jp/ディアスポラ-ハヤカワ文庫-SF-グレッグ・イーガン/dp/4150115311
幻想郷は最終的に宇宙の果てへ「離散」するのだということを、私に気付かせてくれた一冊です。
[ディアスポラ数理研]
http://d.hatena.ne.jp/ita/00010205/
グレッグ・イーガンの作品中、最難と呼ばれる一作をできる限り丁寧に紐解いたページです。本著には関係ありませんが、まあ。
[JAXA|太陽の光を受けて航行する宇宙ヨット]
http://www.jaxa.jp/article/special/explore/mori02_j.html
衛星トリフネの外観として参考にしました。宇宙怪獣とか木星逃げて号とも呼ばれているそうですが、恒星間を翔る船として妥当なデザインなのかもしれませんね。
[電脳コイル]
http://www3.nhk.or.jp/anime/coil/
AR世界を描くための参考にしたのと、あと冒頭の引用に会話とモノローグを一部引いています。
[東京農業大学 世界初の二母性マウス誕生 河野友宏教授]
http://www.nodai.ac.jp/teacher/kono/index.html
同様にして二母性の人間を産み出すとなると、倫理面を始めとした色々な問題が起こってくるのだと思います。
あと、本著は箱合同の短編「ジョンバールの娘」と根を同じにしているため、私が過去にまとめた記事も参考にすると良いかもしれません。
http://maskman.jp/d/archives/4444
「L4.UFONIA」読了。こういうのすっごい好き。読み出したら止まらなくなって、読み終えるのがもったいなくって、でも一気に読んでしまったという。端々の用語とか「あれなのかなあ…」と思いながら読んでたけど確信がもてないので少しおいて再読しようと思いました。すっごい好き(2度目)
2012-09-10 23:29:46【L4.UFONIA/仮面の男】ああ、微妙に第三の眼とリンクしているのですか……先に読み切っておけば。よき創生の神話を有り難う、そしてよきちゅっちゅを有り難う。で、続きはまだですか231ページの文章を... →http://t.co/2gz8cWMx #bookmeter
2012-09-13 12:35:43L4.UFONIA読了。さつきさんのスルメ本認定。またじっくり読もう。しかし左目なんだよなぁ。同一線上もそうだったし。読後感はさわやか。ゲームのロケットの夏を思い出した。
2012-09-15 14:23:08仮面の男さんのL4.UFONIA読了。とても面白かった。……あくまで個人的な好みではあるけれど、第三の眼よりはこちらの路線のほうが好きかなあ。
2012-09-15 21:53:44異能の眼とキマイラをあの形でまとめる発想はまったく自分の頭にはなかったので、鳥船と伊弉諾のテーマの解釈として(今季の秘封二次創作のテーマはこう言っちゃっていいと思うのだが)これは本当に素晴らしい作品なのではなかろうか。
2012-09-15 21:56:23「秘封倶楽部」「前科持ち」 この言葉だけで夢と希望に溢れた世界が一気にディストピアになる。冒頭からハンディキャップを背負っているのは非常に心苦しい。しかし、二ページたらずで彼女を取り巻く環境が想像できるのも、秘封の共通認識といった所か
2012-09-17 15:12:56>「主要臓器を含め、あらゆる人体構成部品は再生できる」 再生した結果、というか弄くった結果、彼女達は特別な目を持つようになった、とかだったら死にたくなるな。
2012-09-17 15:45:19昨今の秘封倶楽部宇宙ブームは目を見張るものがあり、今後も様々な鳥船解釈が生まれていくだろう。とまぁ、そう思えるかどうかは分からないが、衛星トリフネにまつわる一つの物語である、La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了なのであった。蓮子の冒険活劇がはじまる。
2012-09-17 23:19:48La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了。鳥船での事件から離れ離れになった秘封倶楽部。前科持ちとなった蓮子は宇宙公社で働く日々。労働だけの毎日に、疎遠となったメリーから連絡が。その内容は、事件のあった場所、鳥船に娘が迷い込んでしまったというものであった…という粗筋。
2012-09-18 00:04:32La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了2。「前科持ち」「秘匿通信」「人口減衰」如何にもなディストピアの中で生きる蓮子を見る冒頭は辛い。久しぶりに作品の中の名も無き住人に対して苛立ちを覚える程度に。しかし、だからこそラストのカタルシス(?)っぽいのが爽快
2012-09-18 00:05:12La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了3。ディストピアとなるまでの背景といった下地に対する説明が多い、というものを長短どちらで考えるかは知らんが、個人的には納得のできる展開が一番なので、満足という一言に尽きる。あと、思った事を素直に口に出してくれるキャラ達が良い
2012-09-18 00:05:33La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了4。"この作品の面白さは"、等と言うつもりはないが、"経験による変化"というのが如実に表されてる。ギクシャクしていた二人の関係が、対話と経験により解凍される。その一点が全ての解決の種であり、作品の肝であるような気がしてならない
2012-09-18 00:05:58La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了5。個人的な認識では、どことなく笠井潔のヴァンパイア戦争っぽく感じた。超人的のようで一応人の範疇にいる主人公、対して人を超えた存在のヒロイン。性的な描写も何かそれを思わせるんだよなぁ、まぁあくまで個人の印象だが。
2012-09-18 00:06:15La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了6。やはり性的描写なんだよなぁ、先述の作品は「黄金の女」との性交が主であり、こちらでも同様に性的経験により変化が訪れる。それが行動だったり意思に作用するのか。作中では"愛"とされているが、定義するには難しい。
2012-09-18 00:06:30La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了7。総括。鳥船遺跡にいるメリーの娘を助けるために、蓮子は過去を振り返り、今を見つめ、答えを出す。答えはメリーと、娘を、ひいては世界を救う種となる。経験によって確実に物語は解決へと進み、全ての障害は願いで突き飛ばす、そんな作品
2012-09-18 00:07:02La Mort Rouge [L4.UFONIA]読了8。雑多。作中に盛り込まれてるネタは幅広いなりに分かりやすくて、それはそれだけでも楽しめる。読み終わった後に最初の頁にある電脳コイルの台詞を見て「ここも網羅してるのか、やべぇ」と素直に感嘆した。この台詞が何を示すかは未だ判らず
2012-09-18 00:08:00