#黒バスプラス まとめ78

@kseeeeeeei

【今吉】隣で寝転がる彼女の髪を撫でる。「眠そうやな」瞼に口づけると嬉しそうにはにかむ彼女。「…明日、休みやし…」髪を撫でていた手をそのまま頬へ滑らせる。「ゆっくり休み…な？」ゆっくりと目を閉じた彼女のおでこに唇を当ててあくびを漏らす。「ワシも、寝よ」 #黒バスプラス #夢島

底辺くん @tohjoh_yuu

【黒子】教室の窓際の席。休み時間はいつも本を読んでいる、まさに文学少年といった彼。普段は全く気にならないけどこうして見ると横顔綺麗だなとか思って眺めてると、横目で見られてる…？「毎日見てますよね。僕、面白いですか？」 #黒バスプラス …素直に感想言ったらどんな顔するんだろう、とか

底辺くん @tohjoh_yuu

【火神】昼休み。いつも思うんだけど彼は何であんなに沢山の食べ物をあの短時間ですべて体に収められるのか。私がジーッと見ていることに気が付いたのか「…？何だ、お前も食うか？」ほら、なんて言って差し出してくれるのはありがたいけど… #黒バスプラス 正直私にそれは多すぎるかなあ…

黒子のバスケbot @kurobasu1116

火「なぁ・・？」「はぃはぃ？」火「膝枕」「え？」火「膝枕」「あっ・・はぃどーぞ？」火「ちがくて！お前眠いんだろ！俺が膝枕してやるから寝ろ」「ぃゃぃゃｗ悪いしｗｗ」火「悪くねーよ、お前が眠いと倒れないか心配になって不安になるからさ・・・なっ？」「ありがと!!」　#黒バスプラス

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 毎日いつもの時間に決まった電車に乗る。朝は早いからラッシュにあったことはないのでとても快適な電車通学。女子学生の集団が傍できゃあきゃあと騒ぎ立てていなければの話だけれど。はしゃぐ理由はなんてことはない。モデル様がいるのだそうだ。#黒バスプラス 黄瀬1

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 勘弁して欲しい。デルモだかモデルだか知らないが、騒ぎ立てる場所をもう少し考えてくれ、と決して口に出さないことを心で呟く。そもそもこんな人の少ない時間に動くということは人目を隠れてだな・・・そこまで考えた時に一際大きな女子集団の声が聞こえた。#黒バスプラス 黄瀬２

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 余りにもな声の大きさだったので、何だとそっちを向くと問題の元であるデルモ、じゃなくモデル様とやらがいた。正直日本人か ? と聞きたくなるような金髪に高身長。え、あれ本当に日本人のDNA ? とかって考えた私はおかしくないはずだ。日本人か ? #黒バスプラス 黄瀬３

底辺くん @tohjoh_yuu

【日向】授業中に後ろから眺める彼の背中はなんというか頼もしいようなそうでもないような…まあ今は頼もしくない方なんだけど。数学が苦手な彼は案の定、先生に当てられて相当困ってる様子。…式の答えを彼に聞こえる程度に呟く。 #黒バスプラス いつも日本史で助けて貰ってるお礼ってことで。

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru へぇ、横顔だけだけど綺麗な顔立ち。本当に日本人か・・・あ。金髪がこっちを向いて視線がかち合った。とたん、にこっと笑う顔に女子集団はまたもや声を上げたがそれが煩い私はぎゅっと眉を寄せた。治まる気配が無いので溜め息を吐いて別の車両へ移動する。 #黒バスプラス 黄瀬４

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru それからあの車両に戻ることは無かった。あのモデルと女子集団は初めて見るところからして、今日は早めに登校しただけなんだろう。明日からは見なくてすむかな、と快適な通常の通勤に戻ったことを喜んだ。　　　そいやあのモデルって何さんだろうか。 #黒バスプラス 黄瀬５

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 翌日いつもの通勤者が少ない時間の電車に乗った。瞬間私の心の中で何かが崩れ落ちた音がした。どういうことだ。昨日の金髪モデルがいるではないか。とっさにあの女子集団若しくはそれに勝るとも劣らない女子はいないだろうなと辺りを見渡した。 #黒バスプラス 黄瀬６

底辺くん @tohjoh_yuu

【宮地】見た目とは裏腹に真面目な隣の席の彼。初対面は驚いたけど話す内に納得、というか一生懸命なんだなと思うようになった。「…何見てんだよ、黒板消されんぞ」いつの間にボーッと眺めてたみたいでハッと我に返る、と同時に消される板書 #黒バスプラス …文句言いつつ見せてくれるし優しいよね

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru いない、ということを確認して私は席に腰掛けた。どうして朝から気を張らなければならないのか、と溜め息を吐いたところで電車が動き出したのに身体を揺らせる。流れていく街並みを眺めた。　　　「あの」「はい ? 」かけられた声に反応する。モデルだった。 #黒バスプラス 黄瀬７

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 「俺のこと知らない、っスか ? 」人差し指を自身に指しながら少し困ったように聞くモデル。私の口から出たのは「は ? 」の一言だった。知らないっすか、って何それ世界の人間が全員自分のことを知ってると思ってるのかこいつはちくしょうデルモで十分だ。 #黒バスプラス 黄瀬８

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 彼は私の反応に困った顔をして頭をかいた。「いや、その、昨日、スゲー反応されたんで・・・ちょっと・・・」そう言いながらどんどん沈んでいくのが分かる彼の空気にこっちが困る。昨日って、女子集団が煩かった昨日だよなぁ、アレが一体なんだと言うのか。 #黒バスプラス 黄瀬９

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 「昨日、俺の顔見て凄い顔しかめられたから・・・」「しかめ・・・」「ウス」しかめって・・・あれは確か・・・「あー、あれね」分かりやすすぎるほどに身体を震わせた彼に笑った。「あれって煩かった女子集団に向けたものだから君のせいじゃないよ」 #黒バスプラス 黄瀬１０

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 私の言葉にきょとんとした後、へにゃっと笑った。あ、あの時の笑顔よりこっちの方がいいかもしれない。なんて考えていると彼はちらりと視線を横に動かして「隣、いいっスか ? 」と聞いてきた。なんでそんなことと思いながらも別に断る理由も無いので頷く。 #黒バスプラス 黄瀬１１

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 電車の音だけが響く静かな空間の中、彼は聞いてもいないことをぽつりぽつりと喋りだした。仕事が上手くいってないこと、女の子の相手をするのが少し疲れたこと、学校のこと、何でもできるからつまらないこと。聞けは聞くほど人によっては自慢に聞こえる悩み。 #黒バスプラス 黄瀬１２

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru どうして昨日今日会った私に喋っているんだろうか。どこかに流されるとか考えて無いんだろうか。そんなことを頭の隅で考えながら彼の言葉に耳を向けていた。「――それで昨日、人に極力会わないようにって早めに出てきたら君に嫌な顔されて」　　え、私 ? #黒バスプラス 黄瀬１３

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru なぜ私がいきなり出てきた。なんて突っ込みも出来ないままに話は進んでいく。「もしかしたら、俺もうモデルもおしまいかなーって・・・君、俺のこと知らないでしょ」「うん知らない」「返答はっや ! 」「モデル興味ない」「酷い ! 」だって本当だもん。 #黒バスプラス 黄瀬１４

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 「もうちょっと考えてくれてもいいんじゃ」「時間の無駄」「・・・デスヨネー」塞ぎこんだ彼の後ろ頭を眺めた。これはやりすぎただろうか。うーむむ・・・・・・「俺、やっぱり駄目っスかね」塞ぎこんだままこちらを覗き込むように見てくるモデルに溜め息。 #黒バスプラス 黄瀬１５

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 「昨日見せた笑顔より、さっきの安心した顔の方が私は好きだな」人に説教とか人生説くほど年取ってないとか色々と言いたかったが、あえてああ言ってみた。われながら恥ずかしいと思わなくもない。ちらりと彼を見ると目を見開いてこちらを凝視していた。 #黒バスプラス 黄瀬１６

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru ・・・・・・あんまり見ないでほしい。少し熱くなった顔を冷まそうと手で扇ぐ。うー熱い。「ねぇ」「うえ ? 」扇いでた手が掴まれる。「俺、黄瀬涼太っス」「は ? 」「いつもこの時間に電車に乗ってるんスか ? 」「え、うん」何だどうしたモデル。 #黒バスプラス 黄瀬１７

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru 「そっか・・・毎日この電車・・・でも俺今回は仕事で・・・」考え事をするのはいいが手を離してからにして貰いたい。少しばかり力を入れると更に強い力で握られた。どういうことだ ! ? え、ちょ、マジ離れな・・・「お願いがあるっス」「あ ? 」 #黒バスプラス 黄瀬１８

しかばね @wasi_ikiru

@3zaru お願いってこっちがお願いしたいんですけど。離してくれ。「携帯の番号教えてくださいっス」「・・・・・・は ? 」今度こそ私はモデルに向かって顔をしかめた。しばらくその状態だったが彼は私の心境を察したらしく、慌てて手を離して弁解してきた。 #黒バスプラス 黄瀬１９