黒の時計台【UTANL】

大崎巧実 @mboxtw

今日のＢＧＭはサンホラのスターダスト。相変わらずネタの出の良さにため息。主役はぽいで姉さん。途中まで蟲音さんが主役だったのに姉さんに持って行かれちゃったよｗｗｗｗｗｗｗで、サンホラ曲から出来たので相変わらずのダークサイド。まあ、いつもの事だから良いか。ついでにテドイアでした。

大崎巧実 @mboxtw

つらつらと語る。その物語のテッドさんの立ち位置は『魔王』。彼が存在すると世界が滅びる。だから人間は彼を倒そうとするわけだ。そうして、テッドさんは巨大な時計台の中に封印されてしまう。それまでが物語の序章。と言うか始まる前の話。

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で、その時計台にぽいで姉さんがいるのね。人間のいる街に存在する大きな時計台。その針は１１時５９分で止まってる。けどその時計が動いてはいけないと人間の間では語り継がれてる。時計の針があわさった時、災いが蘇ると。だから人はその時計台には近付かない。悪い物だから。

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けれどその時計台がある街で事件が起きる。次々人が死んでいく。人間は時計台に閉じこめられた『災い』の所為だと思い始めるわけだ。そうして、その『災い』は姉さんの前にやってくる。時計台をずっと守ってた姉さんに襲いかかってくるのは蟲音さん。

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時計台のあたりだっけ。蟲音さんが時計台を襲撃する。その目的はそこに封じられたテッドさんを蘇らせる事。けどそれを阻止する為にぽいで姉さんが立ちはだかるのね。そしてその後ろにはイアもいる。ちなみにイアは天使。白銀の弓矢を持って蟲音さんが時計台に近付かないようにしてるの。

大崎巧実 @mboxtw

イアと姉さんの願いは時計台に眠るテッドさんを起こさない事。けれど蟲音さんは何度も何度も襲撃してくる。そして、その街での死者もどんどん増えていく。それが続いた時、イアは時計台の歯車が動き出す音を聞くのね。そしてテッドさんの眠りが浅くなってるのに気付く。

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街の人が死んでいくのは、蟲音さんが殺してるから。人が死に、悲しむ心。そして憎む心。そんな物がどんどん時計台に吸い込まれていき、テッドさんの封印を弱めていくから。そうして、時計台と一緒に止められていたテッドさんの時間も動き出していったと言うわけだ。

大崎巧実 @mboxtw

ぽいで姉さんはテッドさんを起こすわけにいかないから、なんとかして蟲音さんを止めようとするのね。もう二度と悲劇を生まない事。それが姉さんの『約束』だったから。けれど、そこでぽいで姉さんは蟲音さんとバトるわけなんだが、そこで彼女は蟲音さんの素顔をみてしまう。

大崎巧実 @mboxtw

目隠しで覆われた蟲音さんの顔はわからなかったから、ずっと姉さんは気付かなかった。けれどバトってる時にその目隠しの下が見えてしまったのね。お約束ｗｗｗ　そして、その顔はずっと前にいなくなってしまった『大切の人』の顔にそっくりだった。

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姉さんは彼氏を大昔に無くしてる。それはテッドさんが起きていた時代。『魔王』を退治せんと男達が何人も戦いを挑んだ。彼氏もぽいで姉さんとの未来をかけて戦ってたわけだ。平和になるように。けれど、彼氏は返り討ちにあって死んでしまったのだけれど。

大崎巧実 @mboxtw

そして一人残され、悲しんでた姉さんの前に現れたのが蟲音さん。蟲音さんも他の男達と同じように戦ってたけど、重傷を負って戦線離脱してきた。そして看護婦みたいな事してた姉さんに助けられるわけだ。そして姉さんは蟲音さんと意気投合して仲良くなっていったのです。

大崎巧実 @mboxtw

姉さんの本命は死んだ彼氏。だから蟲音さんとの間に『愛』はない。けれど凄く『大切』だった。『恋』にはならない『恋』を二人はしたのです。恋愛とは全く違う。だけど確実に愛してた。でもいつの間にか蟲音さんはいなくなってしまったのです。姉さんは蟲音さんも死んだと思ってた。そんな時代だから。

大崎巧実 @mboxtw

で、蟲音さんの顔を見ていなくなった筈の彼だと気付くんですね。雰囲気は変わってしまっていたけれど。で、どうしようかと姉さんは悩み始めるわけです。二人が願った事は『平和な世界』。姉さんはテッドさんが眠ったままでいる事が平和になると思ってる。争いは産まれないと思ってる。

大崎巧実 @mboxtw

けれど蟲音さんはテッドさんを倒せば平和になると思ってる。だから眠っているテッドさんを起こそうとするわけです。でも、蟲音さんにはもう一つだけ秘密があった。それは、彼の時間は止まっているという事。もうすでに彼に『自我』はないのです。だって死んでるから。

大崎巧実 @mboxtw

姉さんが思っていたとおり、昔蟲音さんはテッドさんに戦いを挑んだ。しかし、その時に呪いをかけられてしまうのです。そして呪われた蟲音さんはアンデッドのように一人朽ちた身体で彷徨う事になってしまうのです。たった一つの『約束』を叶える為に。

大崎巧実 @mboxtw

蟲音さんが何度も時計台にやってくるのは、生前。姉さんと交わした『約束』を果たす為。恋人が死んで悲しんでた姉さんが平和を望んだから。いつか『魔王』がいなくなって、誰も悲しまない世界になると言いねって話してた。そして蟲音さんにはその想いしか残ってないのです。

大崎巧実 @mboxtw

続き。姉さんの話が一つ抜けてた……。実は姉さんもとっくに死んでる。テッドさんがいた時代。『魔王』を封印したとしても人間は安心できなかったのね。だから『栓』となるべく守部を捜してた。その守部になったのが姉さん。……言ってしまえば人柱。テッドさんが起きないように見張る役目。

大崎巧実 @mboxtw

けど最初、姉さんが人柱になる筈じゃなかった。というか誰が人柱になるかで揉めてた。そんな時、姉さんはイアさんに出会うのです。テッドさんを想ってイアは時計台の所で泣いてた。丁度彼氏も蟲音さんも亡くした直後だった姉さんは同調して天使が見えてしまったと。

大崎巧実 @mboxtw

イアさんがテッドさんを想って泣く姿がある意味自分に被ってしまったのね。テッドさんに生きていて欲しい。好きな人と一緒にいたい。そんな想いで一杯だったイアを見て悲しくて、姉さんは人柱になる決意をするのです。自分にはもう大事な人はいないから、良いよって。

大崎巧実 @mboxtw

そうして、イアと一緒に姉さんは時計台に縛られていたわけです。イアは何とかしてテッドの命を助けたかった。けれど眠る前のテッドさんは『生きる』事をすでに諦めていて、自分は倒されるものだと思いこんでた。だから必死になって守りたかったのです。『生きて』欲しいと何度も言い続けて。

大崎巧実 @mboxtw

例え会う事が出来なくても、眠るテッドさんの傍に寄り添えるのならそれでいい。そう願ったイアの願いを、姉さんは必死に守ろうとしてるのです。好きな人を失う痛みは姉さん身に染みてわかっているから。そして争いの嫌いな姉さんはそれですべて落ち着くとも思ってた。

大崎巧実 @mboxtw

そうして時は流れて、蟲音さんと出会った姉さんは変わらぬ思いで蟲音さんと退治するわけです。彼が昔失った『大切な人』だと気付いても、時計台への道を譲るわけに行かなかったのです。そして自分との約束に縛られた彼をなんとか救おうとする。それから解放してやりたいと。

大崎巧実 @mboxtw

で。蟲音さんは姉さんにやられてしまうのです。ごめんね、って謝りながら姉さんは蟲音さんにトドメを刺すわけですが、それがテッドさん解放の鍵になってしまうんですね。この時姉さんが殺したのは『人間』である蟲音さん。テッド復活の為に捧げられる最後の生け贄が蟲音さんだったわけです。

大崎巧実 @mboxtw

殺された人間がある一定の数に到達した時。それもテッドさん解放の条件でもあったんですね。だから時計台の歯車が少しずつ動き出していたわけです。蟲音さんにかけられた最後の呪い。『人間』だった蟲音さんが死に、完全に『魔物』と貸してしまう。そうして、時計台は１２時の鐘を鳴らすのです。

大崎巧実 @mboxtw

ここから先は実は結構曖昧で（曲がいつもこの辺で終わっちゃうから）テッドさんが目を覚ます事をイアは物凄く恐れるわけです。テッドが目を覚ましたら、今度こそ神様は彼を殺しにやってくる。愛した人を殺される。だからそれが怖くて、なんとか阻止したかった。