―――ああ、けどそれって。 敵を憎む必要はない、とランサーは語った。 感情と戦闘は別のところにあるのだと。 けど、逆を言えば。 相手が肉親だろうが恋人だろうが、的であるのなら分け隔てなく殺すと、ランサーは言ったのだ。 #bot
2012-10-08 15:15:44―――一つの結論。 まだ見ぬ敵、まだ見ぬ彼女を倒すには、ランサーの協力が不可欠だ。 他のサーヴァントとは協力態勢を結べないから、ではない。 仮に、彼女が倒されるとしたら。 それはセイバーではなく、ましてや俺などでもなく、ただあの槍兵の手でなくてはならないからだ。 #bot
2012-10-08 16:35:44クランの猛犬の最期。 女王メーヴの軍勢に囲まれた彼は、吟遊詩人たちにこう歌われる。 『その槍を我に与えよ。与えねば汝の恥を我は歌わん。』 この時代、吟遊詩人たちの詩はたとえ偽りであろうと真実として世に伝わる。 #bot
2012-10-08 16:45:44吟遊詩人は三人。 一人目はクーフーリンの名誉を、 二人目はアルスターの名誉を盾に槍をせがんだ。 そして三人目。 御者の愛馬も失ったクーフーリンに、吟遊詩人はまたも槍を与えよと歌いかける。 #bot
2012-10-08 16:55:43“これ以上与える槍はない。 自らの名誉の代償も、アルスターの名誉の代償も、とうに支払いは済んでいる” 声を上げるクーフーリン。 #bot
2012-10-08 17:00:43それを、 “そうかそうか。では我は汝の親族と、汝の愛する者すべての恥を歌おうか” 吟遊詩人は、笑いながら歌い返した。 この申し出にクランの猛犬は大いに笑い、では仕方ない、と最後の槍を投げ与えた。 槍は敵の手に渡り、ついに猛犬の腹を貫いたという。 #bot
2012-10-08 17:05:43ランサーが何の為に力を貸してくれるのかは分からないが、これで準備は整った。 朧な月の下。 夜の教会にて、一つの決着がつくだろう。 #bot
2012-10-08 17:10:44ARGZ、NUSZ、ANSZ、INGZ(間合を計り四隅にルーンを刻めば槍を薙ぎ払いその場に佇む。名乗りもあげず、戦意のみを示して只目の前の女魔術師を静かに見やり)
2012-10-08 23:00:21アレは、何だ(己の言葉に影が厭味たらしく笑みを敷く。アレはサーヴァントだ、しかし今までに見た事もない。セイバーでもアーチャーでも、ライダーでもキャスターでもアサシンでもない、しかし、あの獲物は、)(現れた敵を見やり混乱する脳内に呆然と戦意を消失させ)アレはーーーー、
2012-10-08 23:00:45おい。(今にも泣き出しそうに歪む顔を見つめ冷たく言い放つ。女魔術師の瞳に怯えと混乱が宿るのも気に掛けず、ただ坦々と、紅い槍を握りしめて)今からアンタを殺す訳だが
2012-10-08 23:01:14え――、(唐突な言葉に相対するサーヴァントに向けて反射的に拳を構えるも、そこに以前までの気迫はなく)待って、待ってください。私は、貴方と戦う理由はない。貴方だって、私と戦う理由は、
2012-10-08 23:01:54あるだろ。アンタは聖杯戦争に勝つ為に来た。サーヴァントをすべて倒すまで戦いは終わらない。アンタは今、オレと殺し合う為にここにいる(女魔術師の傍らに佇む影がにたにたと笑みを浮かべている。この状況を楽しむ様に気味悪く、腹の立つ笑みを)
2012-10-08 23:02:30ちが――、わた、私は貴方とは戦わない…!そうだ、貴方とは戦わない、貴方とは戦わない、貴方とは戦わない……!だって、だって、…貴方、私のコト…しって、る……?
2012-10-08 23:02:47そうだ。この【四枝の浅瀬(アトゴウラ)】ルーン使いなら意味が分かろうよ RT @avshr: ーーーーでは、貴方は私の敵か RT achaa_y: 知らねえよ。アンタみたいな負け犬に覚えはない
2012-10-08 23:04:26(掌に馴染む呪いの朱槍が焦がれんばかりに張り詰める)(彼方に佇む女魔術師が構える鉛色の球体こそ神代の魔術フラガラック)(先程までの怯え混乱する様はそこには既に無く、バゼット・フラガ・マクレミッツが切り札としている最強の迎撃霊装に相打ちせんとする己の相棒を構え)
2012-10-08 23:05:25――甘く見たなサーヴァント……! RT @achaa_y: ――貰い受ける――! RT ――”後より出でて先に断つもの(アンサラー)” RT @achaa_y: ――――その心臓
2012-10-08 23:07:39(跳躍と同時に明かされる真名。先制は我が紅き呪いの槍【ゲイボルグ】、迎撃するのは逆光剣【フラガラック】)(【四枝の浅瀬(アトゴウラ)】の誓いに様子見はなく、両者の最大の一撃を以て、目前の敵を粉砕すべく激突する)
2012-10-08 23:08:48(点と点が交差し、一撃は共に必殺。相対するサーヴァントに剣を防ぐ盾は無く、己には槍を躱す術がない。しかし、相打ちという条件であるのならば己が傷を負う事はない)(ほんの僅か。ほんの僅かでも早く己の剣が着弾したのなら、戦いはその瞬間に決する)
2012-10-08 23:09:37