イベント「Lightweight Language Tiger」内セッション「LLと電子出版」のテキスト中継+所感
#lltiger 森田「将来的にはデバイスが普及すれば、いまの紙の書籍と同じくらい売れるようになるのではないか。(出版社が失敗しなければ)」
2010-07-31 16:24:30#lltiger 鈴木「なぜ電子出版がお祭り騒ぎになっているかというと、書籍の利益の源泉になっているのは、コンテンツと流通を独占する、というビジネスモデルによっている」
2010-07-31 16:25:49#lltiger 鈴木「ウェブの出版で儲けるには、今までとまったく違ったビジネスモデルを考えなければいかない、はずだったが今までのビジネスモデルのままでなんとかなりそうに見える電子出版に、出版社も著者もしがみついているのが現状」
2010-07-31 16:28:59#lltiger 鈴木「電子書籍は10年くらいがんばって出版社が出し続ければ、それなりの規模にはなっているだろう。でも大きな出版社が食っていける規模にはならないだろうから、出版社が苦しいのは変わらないだろう」
2010-07-31 16:32:46#lltiger 森田「著者と読者の距離がすごく近くなるだろう。ラップトップの中に出版社のシステムがぜんぶはいってきて、いっしょに作るような世界になるのではないかとおもって、楽しみである」
2010-07-31 16:33:59#lltiger 鈴木さんと滝沢さんのビジネス視点(現実派?)と、森田さんと高橋さんの割とドリーミングな考え方を対比させるとかなりおもしろい。パネラーの選出が良かったとおもう
2010-07-31 16:38:11#lltiger けっきょく「出版社」といういまの「出版業界」あるいは「出版業態」の中心でハブになっているデカイ存在が、今後も存続し続けるのか、それとも無くなるのか、というところまで究極的には考えるような話題で
2010-07-31 16:40:17#lltiger 鈴木さんのはなしはすごく現実的で面白かったんだけど、あくまで出版社というハブが中心にある「出版」という著者から読者までを含むエコシステムが、電子化の波に対応していけるかどうかという厳しいサバイバルのはなしでもある
2010-07-31 16:42:16#lltiger 一方で、森田さんや高橋さんが考えている世界では、究極的には出版社というハブが消え失せていて、個人として読者であり編集者であり著者であるひとたちがより集まって、オープンソース的に一冊のコンテンツをつくりあげる可能性が垣間見える
2010-07-31 16:44:04#lltiger ただし、そうなったときにビジネス的な可能性がどこにあるのかどうかはまったくわからないし、その市場でだれかが食えていけるのかどうかわからない、という現実は正しく森田さんも高橋さんも把握しているのでもちろんそこまでは主張しなかったけど、そんな示唆はあったようにおもう
2010-07-31 16:46:04#lltiger 鈴木さんが言ったことでなるほどとおもったんだけど、現行の電子書籍はウェブの劣化版を旧来の出版社モデルで商売するだけの夢も先進性もないもので、ただの撤退戦である
2010-07-31 16:48:41#lltiger 電子出版のあるべき姿を考えるなら、github的に著者も編集者も読者もより集まって、フォークとかもしまくりで、オープンソース的に、バザールモデル的に、書籍コンテンツを書けるようになれば、それこそすっごい面白い未来だとおもう。
2010-07-31 16:50:01#lltiger ただし、そうなったときに職業編集者としてその世界で食っていける気がまったくしないので、できれば紙の本がいっぱい売れる旧態依然とした世界がもちっと続くといいですね(もやさまのナレーターばりの棒読みで
2010-07-31 16:51:55#lltiger 『LLと電子書籍』の資料をアップしました。LLなくてスミマセン……(LLぽい資料もあったんだけどそこまで辿り着けなかったorzので割愛) http://bit.ly/bGO9kl
2010-07-31 18:30:24