主♂Nで想.像.フ.ォ.レ.ス.ト

みかん缶 @mikannkan

@home トモダチがノックする部屋を開けてみると 何処からか迷い込んだポケモン(とも)の声 組み立てかけのレール置き「何処から来たんだい」と笑う 目隠ししたままの午後三時です。

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@home 世界は案外シンプルで 複雑に怪奇したボクらなんて 誰に理解もされないまま街外れ、地下の奥、人目につかないこの城を 訪れる人などいない訳で。

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@home 目を合わせないで！(※トレーナーは目を合わせるとバトルの合図)固まった心、一人ぼっちで諦めず(※閉ざしたポケモンの心を開かせるのを諦めない) 目に映ったポケモン(とも)に安堵する日々は 物語の中でしか知らない世界(※神話など)に少し憧れることくらい許してくれますか？

みかん缶 @mikannkan

@home 淡々と流れ出した 生まれてしまった理不尽でも(※外に出れなくてもトモダチがいれば)案外人生なんで。ボクの中じゃ。ねぇねぇ、自由な未来を想像して膨らむ世界に 今日か明日でも解放してくれないですか？

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@home なんて妄想なんかして トモダチを眺めていると 突然に聴こえてきたのは他人(ひと)の声 片付けかけのおもちゃを 部屋中に撒き散らし「どうしよう…」と ドアの向こうを見つめました。

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@home 「目を合わせるとバトルになってしまう」それはゲーチスに聞いたこと ボクの城もそうなっている様で 物語の中なんかじゃいつも戦うことなんかないのに。そんなこと知っている訳で。

みかん缶 @mikannkan

@home トントン、と響きだした ノックの音は初めてで 緊張なんてものじゃ足りないくらいで。ねぇねぇ、理想の世界(※主人公)は想像しているよりも 実に簡単にドアを開けてしまうものでした。

みかん缶 @mikannkan

@home 耳を塞ぎうずくまる姿(※人に使われているポケモンの悲痛な声を聞きたくない)にその人は驚いて「ポケモンの声が聞こえるんだ」と言うと ただ笑った。「誰だって、ポケモンの声が聞きたいな、って暮らしてる だから世界はさ、案外怯えなくて良いんだよ？」