オカン聖川様一家と流星
2012/10/21 オリオン座流星群
聖川「(カラカラ…)……四ノ宮、寒くはないか?」那月「あ、真斗くん。平気ですよ~、毛布をかぶっていますから」聖川「ふふ、お前はオリオン座流星群を楽しみにしていたものな。どうだ、見えるか?」那月「はい、ここからだと星空がとーってもキレイなんですよ!ーーーあっ、ほら!流れた!」
2012-10-21 00:37:15那月「真斗くん!見えましたか?」聖川「ああ、見えた!普段こうして星空など眺める機会はないが…美しいものだな」那月「ふふっそうですね。嫌なことなんて忘れちゃいます……ん、ふわぁ……」聖川「四ノ宮、眠いのか?眼鏡がズレて………砂月、か?」砂月「ああ。那月は寝ちまった。」
2012-10-21 00:42:28聖川「お前も星が好きなのか?」砂月「……。眼鏡がなければ、俺には星なんて見えねぇよ」聖川「…」砂月「星が見えるのは那月だけでいい。俺にとっての星は那月だ」聖川「…そうか。ならば、俺がお前の分も流れ星に祈ろう。何がいい?」砂月「あ?別にそんなの」聖川「たまにはいいだろう?」
2012-10-21 00:49:00砂月「……お前は変わってんな」聖川「うむ、どういう訳かよく言われる。自分ではそんなつもりはないのだがな…」砂月「いい意味だ。そのまま受け取っとけ。……あと、願い事はやっぱりいい」聖川「む、そうか?」砂月「(今、お前達との生活が那月の幸せだ。)ああ。………もう、叶った。」
2012-10-21 00:49:30聖川「そうか、ならいい。ーーーーっくしゅん!」砂月「お前が風邪引くと那月とかチビがウルセーだろ。早く寝とけ」聖川「お前はどうするんだ?」砂月「俺も少ししたら戻る」聖川「うむ、程々にな。ではおやすみ」砂月「ああ」(カラカラ…)砂月「……。見えなくてもいいもんかもな……星空。」
2012-10-21 00:49:54砂月「何だ、まだ起きてる奴がこんなにいんのか……とっとと寝ろ。那月が心配すんだろ。………俺自身の幸せとか、考えたこともないからよく分からない。でもまぁ、今は……そうだな。願い事に困るくらいには、悪くないと思ってるぜ。ーーーさあ、俺は俺はもう寝る。じゃあな。」
2012-10-21 01:02:05聖川「(カラカラ…)四ノ宮、今日の星空はどうだ?」那月「あ、真斗くん。ええ、今日もオリオンはとってもキレイです!」聖川「そうか。ほら、ココアを持ってきた。暖かいうちに飲むといい」那月「うわあ、ありがとうございます!真斗くんは?」聖川「俺は日本茶だ。今日も少しお邪魔させてもらおう」
2012-10-21 22:46:23那月「昨日は僕、真斗くんと一緒にお星さまを眺めていたはずなのに、気付いたらベッドにいたんですよねぇ。寝惚けちゃったのかな?」聖川「……昨日、砂月に会ったぞ。」那月「あ、そうなんですか!さっちゃん、僕には何も言ってなかったけど…ベッドまで連れていってくれたんですね。」
2012-10-21 22:46:24聖川「昨夜言っていた。砂月にとっての星はお前なのだと」那月「僕…?」聖川「…本当にお前の事が大切なんだな」那月「…。さっちゃんは僕が幸せならそれでいいって言うんです」聖川「…」那月「でも僕はさっちゃんにも幸せになってほしい。僕だってさっちゃんの事がとってもとーっても大切なんです」
2012-10-21 22:48:41聖川「……ならば、やはりお前が常に幸せであることだな」那月「でも、僕ばっかり…」聖川「砂月にとっての幸せは、お前自身の幸せが大前提にある。お前の砂月を想うその気持ちが、あいつの幸せへと繋がっていくと……俺はそう思うぞ。」那月「……そうだといいなぁ」聖川「ああ、きっと。」
2012-10-21 22:48:53那月「ふふ、真斗くんとお話ししていると心があったかくなります。さっちゃんともいっぱいお話ししましたか?」聖川「ああ」那月「じゃあ今日は僕の番!お星さまを見ながら、い~っぱいお話ししましょう!」聖川「ふふ、そうだな。」音也「(ガラガラッ)あれーっマサも那月も何やってんのー?」
2012-10-21 22:49:01トキヤ「そう言えば今日はオリオン座流星群でしたか」レン「へぇ、流れ星が見えるのかい?」翔「俺も見たい!皆で探そーぜ!」那月「いいですよ~!皆で一緒も楽しいです!」聖川「ふふ、結局はこうなるのだな。……それも悪くないだろう?」那月「はい!」
2012-10-21 22:49:092012/12/14 ふたご座流星群
聖川「(カラカラ…)ん……来栖?何故ベランダに…?」翔「あー……今日さ、アレだろ。流星群。」聖川「ああ、そういえば今夜は双子座流星群が見えるのだったか」翔「ん。ちょっと寒いけど見てみよっかなってさ」聖川「そうか。……俺も同席しても構わんか?」翔「おう!毛布分けてやっから入れよ」
2012-12-14 00:08:13聖川「狭くはないか?」翔「んー、狭いくらいが暖かくていーじゃん?」聖川「ふふ、それもそうか」翔「………。」聖川「………。」翔「……見つかんねーなー。流れ星」聖川「広い夜空だ、流星群とは言えそうそう簡単には見つからんだろう。何事も忍耐だ」翔「…うわ、お前アイツと同じこと言うのな!」
2012-12-14 00:14:45聖川「アイツとは?」翔「あー、双子の弟。薫だよ。」聖川「ああ……」翔「………ガキの時さ、薫とも流星群見たことがあるんだ。今みたいに一緒に毛布被って、"どっちが先に流れ星を見つけるか競争だ!"なんていってさ。でも、俺は全然見つかんないのに薫はヒョイヒョイ見つけんだよな。」
2012-12-14 00:16:46翔「それで俺が拗ねると、"翔ちゃんは忍耐力が足りないんじゃない?"って笑われたっけ」聖川「仲のよい兄弟だな」翔「………"翔ちゃんは翔ちゃん自身が星になるんでしょ?流れ星が見つからないくらいで凹まないでよ!"とか言われてさ、俺も、それもそうか!って納得したりして…単純だよな(笑)」
2012-12-14 00:18:18聖川「兄思いなのだな」翔「おう!自慢の弟だぜ!……うまくいかない事があっても、薫にとっての"星"でいられるように頑張んなきゃなって思う。俺はお兄ちゃんだからな!(笑)」聖川「ふふ、そうか。………俺は、来栖の弟もこの夜空を見ているような気がするな」翔「そっか?」聖川「ああ、きっと」
2012-12-14 00:20:23翔「へへ、そうだといい―――あ!流れた!」聖川「ああ、俺も見た!」翔「へへっやーっと見つけた………はっくしゅん!」聖川「む、冷えたか。流れ星も見れたことだしそろそろ中に入るか?」翔「んー、俺はもうちょっといるわ」聖川「そうか?では、程ほどにな。おやすみ」翔「おう、おやすみ!」
2012-12-14 00:21:37【件名】無題/薫「今夜は流れ星は見つかった?僕のスーパースターさん(笑)寒い中長時間外にいて風邪引かないでよね!翔ちゃんはすぐ無茶するんだから。……今度は小さい頃みたいに、また一緒に流れ星探し競争ができたらいいな。たまには実の弟も可愛がってよね!………なんてね(笑)おやすみ!」
2012-12-14 00:27:11