『博士と御姉様』

いつもお読みいただいてありがとうございます。 今回は『博士と弟子』特別編。 ある方とツイッターで交互にツイートを交わすことで、それがひとつのお話になりました(そして『御姉様』はその方の作品に登場する人物です)。 続きを読む
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@chimada

@imaginationside 「ははははは!完成したぞ!『ワンコワンコ可愛いワンコ薬』!これで少女は『妹』を思いのままに調教できる!」そのとき部屋の扉が開く音がした。そこには見知らぬ女が立っている。「誰だ!」

2010-08-02 20:46:26
日下部 葉 @imaginationside

@chimada 「ふふ、馬鹿ね。薬なんかに頼っても心の奥底まで支配する事なんて出来ないわ。可愛がって可愛がった挙げ句、感謝と忠義を以て心から奉仕してくれる…それが最大の喜びなのよ。それ以前に自分の実力で手に入れずしてプライドが許すのかしら?」

2010-08-02 21:08:50
@chimada

@imaginationside 「ははは、プライドか。そんなものは猫にくれてやったよ。…なぁ、お前は思わないか。人の心はいつも煙のように漂う。そうしていつの間にか目の前から消え去ってしまうんだ」

2010-08-02 21:35:00
@imaginationside

@chimada 「ふふ、いつ消えてしまうか解らないからこそ、その時を共に生きて、全力で愛し合えるのよ。そんな儚さがあるからこそ美しいんだと…思わずにはいられない。確かに私だって離れ離れになるのは怖いわ」

2010-08-03 00:40:25
@chimada

@imaginationside 「なるほど」…………パリン!「この薬は廃棄する」

2010-08-03 06:58:40
日下部 葉 @imaginationside

@chimada 「あら、思い切りがいいのね。ふふっ、貴方本当はこの薬を使う気なんて、無かったんでしょ…?また会う事になりそうね、失礼するわ」

2010-08-03 20:36:34
@chimada

@imaginationside 「―あれ、博士、さっきの女性は?」「帰ったよ」「ひどい、なんで引き止めてくれなかったの!?」「…俺の相手はお前だけで十分だ」「博士?」

2010-08-03 21:22:56