borefordさん製作同人ゲーム「daihonei」プレイリポート

戦前日本政治の覇権をめぐるマルチプレイヤーゲーム「daihonei」のプレイリポートをflowerclassさんが書いてくれましたのでまとめてみました。
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こんぱすろーず @flowerclass

IFCONで@borefordさんの新作ゲーム「Daihonei」のテストプレーに参加してきたので感想などを一つ。前作「Nagata-cyo」の昭和版として構想された本作は、1937年から対米開戦に至るまでの政治的状況下で、いかに自派閥の影響力を拡大するかを競うゲームです。

2012-11-06 19:55:37
こんぱすろーず @flowerclass

対米関係の悪化に目もくれず大衆受けする行動をとって自派閥の「面子」の拡大をめざし、ゲーム終了時に最大の面子を保有していた陣営が勝利します。ただしゲームのラストに戦犯裁判(ええ本作では敗戦は不可避です)が行われ、たくさんの政治家が吊るされるため、大逆転の目もあります。

2012-11-06 19:56:00
こんぱすろーず @flowerclass

テストプレーではいきなりクーデターが発生して全閣僚が死亡、ただしうちの派閥から出ていた岡田啓介内務大臣だけが「暗殺回避」の特性(義弟が身代わりになるんでしょう)のおかげで生存、さらに自派の石原莞爾が後継首班になったため、このクーデターは石原が仕組んだに違いないということに。

2012-11-06 19:56:34
こんぱすろーず @flowerclass

首相選びはランダムなのでもちろんわたしの陰謀じゃないですよ(笑)。この事件で他派の出足が鈍ったのが幸いして大陸で攻勢を行ったり軍備を増強したりして順調に面子を稼いだ自派がトップに立ちます。そしてイベント「ノモンハン事件」で大量の面子を獲得して独走状態。

2012-11-06 19:57:09
こんぱすろーず @flowerclass

そのまま対米開戦を迎えうちの勝利…かと思いきや、みなが自派閥の強化ばかりはかって地道な軍備増強をおこたっていたため、対米戦は惨敗、大量の戦犯が巣鴨で吊るされる結果に。そして当然その責任は最大派閥たるうちがもっとも多く被ることになり結局最終順位は3位となってしまいました。

2012-11-06 19:57:26
こんぱすろーず @flowerclass

無責任にあおって事態を悪化させて対米開戦を呼び込み、さらにうまいことたちまわって責任はよそにおっかぶせて戦後の影響力を確保した派閥が勝利する、というじつにブラックな展開ですなー(笑)。

2012-11-06 19:57:42
こんぱすろーず @flowerclass

企画の90分では時間が足りず最後は駆け足になってしまいましたが、これはプレイヤーが不慣れだったことと長考派が多かったことによるものと思われます。Nagata-Cyoと比べると交渉や取引の余地は少ないので本来はもっとプレー時間は短くなるかと。

2012-11-06 19:58:31
こんぱすろーず @flowerclass

とりあえず昭和史の知識がある人間がプレーすれば腹筋が鍛えられるゲームでしょう。政治家の特性もバラエティ豊かです。どんな閣僚ポストでアクションを起こしてもなぜか陸軍大臣にポイントが入ってしまう嶋田繁太郎の「東条の男妾」とか最高(笑)。

2012-11-06 19:59:01
こんぱすろーず @flowerclass

意図せずに再現される因縁やエピソードも面白いですね。ゲーム中一番盛り上がったのは石原内相が東条陸相を疑獄事件に巻きこんで政界からの追放に成功した瞬間でした。

2012-11-06 19:59:19
こんぱすろーず @flowerclass

この「Daihonei」、きたる11/18のゲームマーケット、そして冬コミで発売予定とのことです。あ、予価とサークル名聞くの忘れてた…

2012-11-06 20:02:17