武雄市役所のミスを棚に上げ正当な情報公開請求者を罵倒する樋渡市長

ふろすてぃさんから経緯を公開している理由について言及がありましたので追加しました。

さて、以上の流れを踏まえて、ある方からの意見に対し、私個人の意見を申し上げます。

おそらく、主張なさっておられる内容は、
　　　１．情報公開請求の過程は無闇に明らかにするべきではない。マナー違反である。
　　　２．問題がはっきりしない段階で推測等を元に騒ぎ立てるのは
　　　　　事実に基づかない誹謗中傷にあたりかねないのでなるべく慎むべきである。
　　　３．本当に問題があり不利益を受けたのであれば正々堂々と訴訟などの法的措置を取ればよい。
の３点になるかと思います。

１についてですが、私はマナー違反であるとは思いません。
公開の場で情報や事実を基にして自分の意見を出していけば、
それに対して他者から間違いの指摘や新たな着眼点など、
有用な意見を集めることができると考えるからです。
間違いが指摘されれば、間違ったまま情報公開請求を行うのにくらべ、
役所の手間も減るのですから、なおさらメリットがあると考えます。

２についてですが、これは私も条件つきで同意します。
ただし、問題になるのは（そちらも仰っているとおりだと思いますが）、
　　　●事実を捻じ曲げて都合のいいように解釈する。
　　　●事実（根拠）すら示さず感情的に主張を述べているだけ。
といった、事実に基づかないまま相手を批判する行動をとった場合だけだと考えます。
淡々と事実を交えて意見を交換していくことは、これにはあたらず、
問題にはならないと考えます。
今回の件もそうであり、問題はないと考えています。
ふろすてぃさんは、市長に対しても意見をぶつけてもいますが、
今回の件は市長に絡まれたから反論しているだけではないでしょうか。
実際に指摘が正しいのかどうかは周囲が今後のやりとりを見据えていけばよいだけだと考えます。
間違っていれば恥をかくのはふろすてぃさんであり、その覚悟ももって
意見を表明しておられる（と思われる）のはわかっていただければと思います。

３についてですが、今回の件は実際に訴訟などを見据えた行動ではなく、
　　　「選定に疑義があるのでそれを調査・検証したい」
という話だと思っています。（実際に問題があれば訴訟に発展する可能性はありますが。）
たしかにふろすてぃさんは
　　　「利害関係もあるので請求は正当」
と仰っており、それは一面の事実ではあると思いますが、
私個人としてはそんな理由がなくとも民間人による調査目的の請求は正当なものであると考えています。
請求権を濫用すべきではありませんが、武雄市の図書館問題について
色々な疑問を持っている方はそれなりにいらっしゃるのです。
私もその１人であり、ふろすてぃさんの情報公開請求には期待しています。
したがって、武雄市も淡々と請求に応えていけばよいと考えています。
ふろすてぃさん自身も淡々と請求を進めていらっしゃると私は思っています。

市長のツイートにあるように
　　　「担当者も生産性のない質問状に呆れ果てていた」
というのは、市職員一個人の立場から見れば率直な感想でもあるのでしょう。
正当性や生産性が云々ではなく、内容として面倒な仕事ではあるでしょうから。
その思いも私人としては理解できなくはありませんが、公人たる市長が、正当な請求に対して、
公務員である市職員の話として平気でこんなことを公言するのは異常な行為であると考えています。
武雄市自身による条例違反（情報公開の遅れ）もあったのに、
それを棚に上げて請求者を罵倒しているのですから尚更異常です。

市長や市職員は、自分たちの法的正当性には自信をもっているのでしょう。
しかし、それを検証しようとしている民間人に罵倒を浴びせるのは異常です。
自信があるのであれば淡々と請求に応えていけばよいだけです。

私はこの件は、武雄市役所および樋渡市長の異常な側面が
また１つ明らかになった事例だと考えています。

最後になりますが、私は最近こういうページを作成しました。

　　　　武雄市図書館アンケート自由記述欄等のまとめ

これは武雄市役所が行ったアンケートですが、とりあえず
　　　　「自由記述欄の内容（分類リスト）」
だけでもご覧になってみて下さい。市民からの不安な声などもたくさん集まっていますが、
武雄市役所および樋渡市長は、これを公開して回答していくという市議会での約束を破っています。
市議会で「７割が期待」という都合の良い回答だけを利用した後はもうどうでもいいと言っているかのようです。
また、上のページに書いたように、図書館問題については、
公開質問状(請願等)を出した市民が、市議会で樋渡市長や山口市議から
実名で罵倒されるという事件も起きています。（このまとめの追伸としても示しました）
その他の問題についてもいくつか書いておきました。

本気で調べてみればこれ以外にも様々な問題が指摘されているのがわかると思います。
こういった不信が積み重なって今回の情報請求につながっているということも、
ご理解いただければ幸いです。

以上、私の個人的な思いや主張をお伝えいたしました。
論破したいとかそういうわけではなく、経緯や思いをお伝えしたかっただけとお考えいただければ幸いです。

山口昌宏議員および樋渡啓祐市長による市民団体とその代表市民に対する罵倒

追伸：
　　最後に１つ追加します。
　　樋渡市長は、9/10の市議会で、質問状を出した市民の方を実名で罵倒していらっしゃいます。
　　（こちらの動画の52:45～）
　　その市民の方は質問状の中に

　　　　　　　「議場の品位や品格を保ってください。」

　　と書いており、これは非常にもっともな指摘なのですが、
　　それに対して樋渡市長はこう発言していらっしゃいます。

　　　　　　　「人の品格をとやかく言う人にろくな人はいないと思っています。」

　　　　　　　「本当に品位や識見をお持ちの方は自分のこと(品位)しか言いません」

　　　　　　　（こちらの動画の55:00～）

　　さて、その上で今回の市長のツイートを振り返ってみましょう。

　　　　　　　「下品な質問状読んだよ」

　　　　　　　「下劣きわまりない君よりまし。君は中学生ののぞき見レベル。」

　　あえて細かくは言いませんが、見事なブーメラン発言だと思います。

　　なお、同じ動画を以下に示しますが、市長に質問をした山口昌宏議員も、
　　この質問状を出した市民の方を罵倒しています。
　　私にはこれが「品位や品格のある議場」にはとても見えません。
　　（動画中の47:45～）

問題部分の書き起こしや動画

関連まとめ

本件（情報公開請求者への罵倒の件）をまとめた後、
別件で私自身も樋渡市長に中傷されましたので経緯をまとめました。
よろしければこちらもご覧ください。