「電力より命」「金より命」というのは詭弁だよね

夢乃 @iamdreamers

嫌原発な人たちは電力に対して大きく二つのスタンスに分かれている、気がする・・・一つは「電力は足りている」という、足りてる神話を信じる人（原発の安全神話も盲信していたんだろうなぁ）、もう一つは「電力より命が大事」という人・・・

夢乃 @iamdreamers

で、後者の「電力より命が大事」について。同じように「お金より命が大事」と言う人もいる・・・これらの言葉は一見正しく見えて、実は正しくない・・・

夢乃 @iamdreamers

「○○より△△が大事」というのは、○○と△△が対等で相対するものであるとき、言い方を変えると両天秤にかけられるときに、初めて意味を持つ。お金と命なら、お金を手放さないと、命が危ない、というようなとき。

夢乃 @iamdreamers

喩えると（ありそうにない喩えだけど・・・）、荒野を旅しているけど水も食料も尽きた。そのとき、向こうから来た人が水と食料を渡す代わりに有り金全部よこせ、と言う。その分の水と食料は普通なら持ち金の1/10の値段で買える。金を手放して命（水と食料）をとるか、それとも金をとるか・・・

夢乃 @iamdreamers

（小説「モンテ・クリスト伯」の後半でダングラールが迫られた選択と似た感じ）

夢乃 @iamdreamers

この喩えなら、「金よりも命が大事」という比較は正しい。金を手放さないと命を繋ぐための水と食料を得られないのだから。

夢乃 @iamdreamers

けれど、この喩えで、「食料よりも命が大事」という人はいないだろう・・・この喩えの場合、金と命は天秤の両側に位置するけれど、食料と命は天秤の同じ皿に載っているのだから・・・

夢乃 @iamdreamers

元に戻って、今「金よりも命」と言う場合、これは「今持っている金」ではなく、「これから稼ぐ金」を意味する・・・そして、金を稼がないことには食料も調達できないし命を繋ぐこともできない・・・つまり、金と命は天秤の両側の皿でなく、同じ皿に載っていることになる・・・

夢乃 @iamdreamers

電力にしても同じこと。電力がないと暖房や冷房もままならない。電力と引き替えに命を繋ぐのではない、命を繋ぎ留めるためにこそ、電力が必要。電力と命は天秤の同じ皿に載っている・・・

夢乃 @iamdreamers

この状態で「電力より命」「金より命」という言葉に意味はないことぐらい、誰でもわかるだろう。え？わからない？解らなかったら自分の解る喩え話を考えてください（ぉぃ）