早朝チャギントンからプリキュアを観る姉妹を想像した。

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ラーメン屋に「チャギントン」なるCGアニメのポスターがあった。日曜朝5:30～5:45。この時間帯に観るような子供はどんな子なのだろうか。想像してみた。

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やはり子供、なんだろうけどもただやたらと早起きというだけで5:30には起きまい。親の複雑な事情がからんでおり、夜のお勤めから帰ってきた母が「お前らまだ起きてたのかよ、寝てろつったろ！」「だって、ゆみのご飯…」「おねえちゃん、おなかすいた…」「うぜえ…ほら柿の種食ってな！」

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そうして朝６時のわびしいが家族揃った食事を終えて、ゴーカイジャー、仮面ライダーのころにはコクリコクリ居眠りした妹のゆみを支えながら姉のさちこはプリキュアを待つのだった。

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「んー…」「あ…」「ったくうるせーな…寝ろよ！」「だってプリキュアが…」「プリキュアはこないだ終わったんだろ！」「次のが…」「チッ…音小さく！」「うん…」そうして限界まで音を絞ったテレビ画面に顔がくっつくほど近づけて、薄暗い部屋でスマイルプリキュアを見つめる姉妹であった…。

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「おねえちゃん、これふぁいぶ！？」「違うよ新しいのだよ」「さきちゃんがね、東京ではえむえっくすでやってるっていってた」「東京か…」キュアハッピーのドタバタに無邪気に腹を抱える妹を観ながら、まだ見ぬ東京に思いを馳せるさちこであった…。

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ああ…プリキュアはこんなにも、子供たちの希望の象徴なのだ…（涙拭いてる